映画の感想はだいぶご無沙汰しております…。黒執事以降色々観ているのに感想を溜め込んでいましたが、今回のこの気持ちは新鮮な内に文にしておこうと思いました。
それ程に圧倒的な神作!!!!!!!
興奮冷めやらぬ感じになりますがご了承ください。
そもそもヴァイオレットについて何も知らなかったのですが、不幸にも京アニさんの事件で初めてその作品の名前を目にしました。その後に興味半分でアニメの再放送を録画して追っかけ拝見したところ、ほぼ毎回泣いては浄化されることに。
そして劇場版ですよ!!
生憎と特別編みたいものは履修していませんでしたが、いざ劇場版!!
マスクもタオルも備えた!!と挑んだところ、開始10分で泣きました…。
アニメからのそこの話を組み込まれると泣かずにはいられない…。自分も一人の親になったのでそういう話はね…(ふわっと表現しておきます)
劇場版の作中ではヴァイオレットももう18歳。名の知れたドールとなり、依頼もたくさんです。世の中にも認められたドールになりましたが、日々思い出すのは少佐のこと。そんな中、休日のヴァイオレットの元に一つの電話が…。
とざっくりあらすじ。
そしてここ以降は感情任せのネタバレありになりますが、
お兄さんかわいくない??????
少佐の兄上ってあんな最初は人とも思わない扱いで、アニメの終盤ではヴァイオレットの変化に困惑しつつも察していて、今回の劇場版では御母堂が亡くなってその月命日にヴァイオレットと鉢合わせになるんだけど、落とし物のリボンを拾ってあげたり、弟である少佐の幼少期の物を譲ってあげたり、丸くなったね〜〜〜!!!
嫌味とかでなく、やはり人は変わるものであり、誰かと亡くなった人の記憶を共有したいのだという気持ちがひしひしと感じました。それでいて社長が訪ねた時の言い草〜〜〜。すぐに反省してましたが、そういうとこは変わらないのね〜〜〜。
と、はい。思わず兄上だけでこんな感じになってしまいましたが、違うのよヴァイオレットよヴァイオレット。
ヴァイオレットは元々綺麗な方でしたが、一人の女性として凛として、それでいて元軍人で人を殺めたことを決して忘れずに驕らないのは変わりませんでした。
たくさんの手紙を代筆し、たくさんの気持ちに触れたヴァイオレットの元に余命が短いと知る少年の遺書の依頼が届きます。置いていく両親に向けて、歳の離れた弟に向けて。そして素直になれなかった友達への手紙を書く前に病状は悪化しました。同時に舞い込む少佐の消息。
少佐はきっと優しくて軍人には向かない人だったのかもしれません。ヴァイオレットを戦場に連れていったことを後悔し、それであんなことになったのでしょうが、気持ち的には社長の気持ちの方が近いのでほんまにこの馬鹿野郎ですよ。ばかー!!
ですが、ヴァイオレットからの手紙を読んで彼は走り出しました。走って走って叫んだその声は無事ヴァイオレットに届きました。正直ヴァイオレットの行動に感動よりもビックリしたけど、彼女はこういう人でしたね!
社長の寂しい気持ちも分かるけど、社長は早くいいひと見つけてくださいね…。
最初から最後までずっと泣いてばかりだった気がします。
電話が広がったことにより、手紙は古いものになった世界で、手紙で想いを伝えた最後がとても素敵でした。
そういえば郵便の彼はヒールのままでしたね身長伸びなかったのかなw

最後に、こんなにも素晴らしい作品を生み出した原作者様、ありがとうございます。
そして、アニメに関わった方、悲しい事件を乗り越えて劇場版を完成させてくださった京アニ様、ありがとうございます。亡くなった方々には心からご冥福をお祈りいたします。