ジブリの新作を見て参りました。
高畑勲監督の映画を映画館で見るのは平成ぽんぽこ以来になります(とは言っても当時地元に映画館がなかったので文芸会館だったのですが)

正直ね、竹取物語って学生時代に授業でもやっていた内容だし、まあジブリだから見てみようかなってぐらいだったんですよ。
でも実際に見てみて、その画の日本らしい美といいますかタッチの筆のかすれている感じとかが、すごく惹きつけられました。
あとは捨丸兄ちゃんとのラブロマンスが始まるんだと思った…。翁のせいでそのフラグは断たれましたが。
都に住むことになって年が近い侍女が姫につくんですけど、もうその侍女さんが地味にいい子なんですがユズヒコにしか見えなくて…、後で出てくる帝を見た瞬間に学園ハンサムとしか見えなくなりました。これが私への罰か…(何言う)
内容知ってるしーと軽い気持ちで見始めてましたが、なんだかんだで泣きましたね…!捨丸にいちゃんが一貫して『たけのこ』呼びだったのもそうですし、侍女さんがラストの場面で子供を連れて歌う場面が本当に…思わず泣きました。
結論から言うと、散々宣伝に使われた『罪と罰』は作中ではわかりませんでした(ネタバレ的なサイトで拝見するに、月に居ながら地球を憧れたことが『罪』であり、憧れの地球で過ごし月へ助けを求めたことにより記憶が戻って月へ帰らねばならなくなったことが『罰』だそうです)
決してハッピーエンドではありませんでしたが、そこは物語通りということで。
個人的にはあれだけ『罪と罰』について宣伝したのならそれについて欲しかったというのはありますが、良かったと思います。
流石高畑監督だと思いました。