作 宮沢龍生(GoRA)
講談社BOX


念願の白黒本でございます!!!わああああ!!!
青い看板のお店限定カバーのヴァイスマンが麗しすぎてクローディア姉さんかと思いましたよ…なんて麗しさ…。
今回の白黒本は、クロ、ネコ、シロの過去の話となっております。
クロは一言様と出会って能力を開花させるまで、ネコは何故ネコになったのか、シロの夢のお話等々。

クロが一言様と出会う前の境遇が…って思うと本当に一言様と出会えたことは、クロにとって何よりも至宝なんだなってしみじみ思いました。風土記では夜刀神は厄病神だと教えて頂き、それを知った上でのクロ過去は泣けます…。よかったねクロ。
クロ話の中にあった兄弟子さんという存在がすごく気になります。今後兄弟子さんの登場はあるのでしょうか。なんとなく、あのオカマさんじゃないよね…?八田ちゃんに情報上げた人…違うか。
あと先生に赤城先生って出てきたんですが、まさか翔平のお姉さんなのかしらと思ったり。

ネコの話は、結末がわかってしまうと、あああああってなりますね…。
幸せそうなのが尚更。
ここで迦具都の件が関わってきているとは思いもよらず。なんとなくそんなに昔じゃない感じで思っていたんですが、クロ話の一言様が赤の王と面識あるっぽい発言はまだ尊さんじゃないだろうし、クロが11歳くらいにはまだ迦具都さん健在なら不思議はないんよな…。

シロ話はどちらかというと中尉のお話です。
中尉が日本からドイツに行き、ヴァイスマン姉弟と出会う話です。
もう中尉は敗戦後から今の時代に至るまでの生き方の本を出版するべき。本当にここからどうなったのか。
クロ話に出てきた田中老人が石版を運ぶ手伝いをしたらしいですが…この辺りも気になる。
そして中尉可愛いな。
ヴァイスマンの姉さん・中尉と、シロのネコ・クロの対比は胸に迫るものがあります。
出会えてよかったね、って思える本となっておりました。