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スゴく懐かしい感じがした
スゴく安心できた
無理に力を入れなくて済んだ





だけどまだ
アタシの入る余裕はないみたい





どうやって
好きになってもらおう
どうしたら
彼女として
見てくれるのだろう



今日が
まともなデート初めてだったから
お互い相手の出方を見合う感じで
なんともいえなかったけど
でもやっぱり無理な力はいらない
一緒にいると楽しい



だけど
彼女には
見られていない感じがする
いや、見られていないとは
言わないけど
まだまだ足りないと思う



どうやって
好きになってもらおう
どうやって
こっちを見てもらおう
どうやって
アタシを想ってもらおう




課題は山程
だけど楽しくいたい

花唄

朝着替えていたら
お母さんに
アンタ、今日デートでしょ??
って聞かれた


うっ
と言葉を詰まらせてしまったが
それが合図なんだね



答えなかったけど
そーですけど、なにか
って言ってるよーなもんなんだ





今日はバイトだと思ってたら
昨日シフトを見ると
今日は人がたくさんいるから
省かれていた




バンドの練習を
夜にしてもらったのに
申し訳ない…




ユウジくんに
メールしてみた


「じゃぁ明日練習まで遊ぼうょ」
と返ってきた




デートか。





デート





デート





んー…久しぶり笑





スグルさんと出掛けるときは
残念ながら
デートって
感じはしなかった


よくわからないけど
一緒に遊ぶって
感じだったと思う



スグルさんが
いけないんぢゃない
そのかわり
アタシもいけなくない


というか
デートっぽくなくても
初めて見るもの
知るものが
面白くて
スグルさんを想う余裕が
なかったのかもしれない





吉祥寺でご飯を食べて
高円寺に行くことになった


スグルさんと出掛けるときは
常にノープランだったから
A型のアタシとしては
行き先が決まってるだけでも
スゴく安心できた



デートっぽいね
ってメールしたら


「だってデートでしょ??」
って言われた


そーだけど
吉祥寺で待ち合わせ
ってところが
って返した


なんて返ってきたかは
覚えてない


だけど
ホントに
デートは
久しぶりなんだ


ユウトとは
最後の一年間
デートというよりは
何もかもお互いを知り合えてる人と一緒にいる時間
って感じだった


つまり
良い意味で(アタシはね。ユウトはどう思ってたかは知らない)空気だった


あの日常がスゴく好きだったけど



しゅんちゃんとは
デートだったかもしれない

今だから言えるけど
背徳的なものに
ときめいてたと思う

しきりに
しゅんちゃんは
彼氏、彼氏と
ユウトを話題に出して
アタシを揺さぶってた

デートプランは
しゅんちゃんが
すべて決めていた
お金もしゅんちゃんが出していた

楽だった

だけど
楽だっただけだと思う
本当の意味で
この人を尊敬は
していなかったように思える


最終的には
あっちに
フラレたのだけど
辛かったのは
一瞬だけで
やはりアタシは
あの人を
心から愛してなかったみたいだ




ユウジくんとは
今日が初じめてのデート


どんな風なんだろう
アタシは上手く馴染めるだろうか…



ワクワクする
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