スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

なぁなぁなぁなぁにさせないで Yeah

落書き


というか



今朝の感じ



こういう漫画描くの
好きだな


こういう漫画
描く人に
なろうかな



それいいな



ネタが
ゆうじクン発だから
別れたら終わりだけどwww

shake head!!

夕方から
友達の家で鍋やるんだ


とゆうじクンが
言った


いいなぁー


と溜め息をつくと


「まゆも来ちゃいなょ」


と言われた



確かに
そのゆうじクンの友達は
同じ部活の後輩だし
メンバーも部活の仲間なので
アタシが参加しても
場違いではない




なんだかんだあって
結局アタシは
参加せずに
ゆうじクン家で
勉強することにした


ゆうじクンは
ギリギリまで

「おいでょ」


「勉強一段落したらおいで」


と言って家を出ていった


人の痛みを知る
ゆうじクンは
本当は参加したいアタシを察したのかもしれない


ゆうじクンが
出て行ってから
しっかり勉強を
始めた


二時間くらい経った時
ゆうじクンから電話が来た


「みんな揃ったんだけど来ない??」


アタシは
うーんと唸った


まだ範囲終わらないんだょね…


電話に向かって
呟くも
みんなの話し声が
漏れてくる


おいでょー
と、友達が呼ぶ声がした

「…だってょ??どうする??」

ゆうじクンの
なめらかな声が聞こえた


アタシは
困るだけ困ったあと


ぢゃぁあと
一時間だけ勉強頑張っていい??


と言った



そして
一時間もせずに
ゆうじクンに
電話をかけた


ゆうじクンが
自転車で
迎えに来てくれて
自転車で帰った



「無理矢理呼んでごめん」

とゆうじクンが言った


楽しかったょ
と伝えると
ただ心残りがある、と言った



どうやら
ふたり誕生日の人がいて
ギリギリまで
知らなかったアタシは
プレゼントを持っていけなかった




そのことを
ゆうじクンに
話すと

「その場にいるだけでいいんだょ。まゆが来てから空気変わったょ」


と当たり障りの無い
励ましの言葉をくれた


アタシは
ゆうじクンの背中に
顔をうずめながら
寒さに体を震わせた


もう少し
もう少しで
家だょ


と、漕いでるゆうじクンの方が寒いのに
ずっとアタシを励ましていた

南無阿弥陀物

8:30に目を覚まして
9:00に起きた


ゆうじクンは
まだ眠っている


ベッドから
ゆっくり抜け出すと
シャワーを浴びた


髪を乾かして
着替えて
昨日ゆうじクンと
一緒に買ったいちごコロネを食べた



「キスがいい」


寝るときに
どうやって起こされたいか
って話になった



だってゆうじクン
それぢゃ起きないぢゃない


と言うと
ニヤニヤしながら


「てことはやったことあるんだ」

と笑った




昨日の会話を
思い出しながら
キスで起こすことにした


眠ってる人は
無条件であったかい





「まゆ、バイト終わったらうちに帰ってきたらいいょ」


なんだかんだで
ゆうじクンは
キスで起きた


アタシは
軽く笑った


確かにバイトは
12〜16時で
ゆうじクン家に
帰ることは
可能だ


だけど
ゆうじクン家には
三日間泊まった


そろそろ
帰らなきゃ



アタシ
そろそろ
家に帰って洋服
着替えたいな
って思って


そう言うと
ゆうじクンは
「オレん家に何着か置いておきなょ。一緒にオレん家に置く洋服買いにいこうか」
と言った


アタシは
気持ちが顔に
出ないように
気をつけた


そして
困ったように
笑った



でもほら
冬の服を置いたら
春はその服が
ただの荷物になっちゃうでしょ??


「なんで??その度に持って帰ればいいのに」


ゆうじクンが
何でもないことの
ように言った


アタシは
また困ったように
笑った



家を出る時間に
なったので
上着を着た



ねぇ
ゆうじクン



「ん??」



ゆうじクン


アタシと
住みたいの??



アタシは
出来るだけ
何でもない風に
聞いてみた


ゆうじクンは
ちょっと
目を見開いたあと


「一緒に住んでもいいょ??」


と言った



なんだ



途端に
緊張の糸が切れた



なんだ




やっぱり



アタシは
言葉と裏腹に
心の中で
ホッとしたように
溜め息をついた



玄関に行って
靴を履いていると



「ぢゃ、夕飯作って待ってるょ」



ベッドの中から
ゆうじクンが
笑った



アタシも
はいはい、と
笑ってみせた



実際
笑い事ではないのに
アタシたちは
いつまでも笑ってた

欠陥 再生 崩壊の予兆

昨夜じゅんやさんとスカイプで
チャットをした

じゅんやさんは
最近川越の駅前に
現れない

だから久しぶりにコンタクトがとれて
嬉しかった



心も体も不健全な人が好き


というと
じゅんやさんは


「まゆ姉(なぜかじゅんやさんはアタシをこう呼ぶ)といて健全になれる人と一緒にいるのが一番だと思う」

と返してきた


さらに
「まぁ、誰とは言わないけどね」
と付け足した


ゆうじクンが
アタシといる事で健全になれているかは
わからない

それこそ
何を健全とするか
基準も曖昧だし
ゆうじクンしか真実を知らない





「ゆーじさん(じゅんやさんはゆうじクンのことをこう呼ぶ)がまゆ姉に感じているような感覚を僕はたぶん感じたことがある」

じゅんやさんの言葉に
それはどんな?
と聞くと



「うまくいえないけどさ。大切にできるような、一緒に歩んでくれるような、そういう感覚」




と返ってきた


アタシはいままで
付き合ってきた人から
いつも守られてきた

身勝手にアタシの意思を無視して
自分の思うがままにするような
人はひとりもいなかった

いたとしても
それはすぐに終わった

アタシはいつも
キャパシティの大きな人に
守られてきた

そのことを伝えると


「まゆ姉のその感性は美徳だね。」


と返ってきた

思えば付き合ってもいないし
恋愛感情すら湧いていないが
じゅんやさんにだって
守ってもらっていた

シゲちゃんがいて
ヒカルさんがいて
そういう風景がずっと続くんだと思っていたのに
いつの間にかいなくなった


「なんていうか、まゆ姉とゆーじさんの関係はオレが得られなかった幸せの形なんだと思う」

突然のじゅんやさんの
言葉にどきり、とした


じゅんやさんには
じゅんやさんの物語があるから
アタシは口出しできない

「ふたりには幸せになってほしい」


アタシは画面を見つめながら
さて、それはどうだろう
と冷静に文字を追っていた

だけど
そうでありますように
と、だけ
目を閉じて祈ってみた

HTML

高校の時の友達と
呑みに行った


最初
四人でカラオケに行った
あとからひとり遅れて来た人を
駅に迎えに行って五人で呑みに行った



遅れてきた男の子は
高校三年生のときに
同じクラスで
(五人全員同じクラスだったんだけど)
友達といっしょに陰で
「王子」と密かに呼んでいた人だった



特別仲が悪かったわけでは
なかったが
今日の飲み会で
やっとまともに「王子」と話せた


「王子」は高校を卒業してから
専門学校に行って
警察官になったらしい


今日も仕事帰りに
やってきたとかで
くたくたになっていた


「王子」は三年付き合ってる彼女がいるらしい

呑みながら
みんなで写メを見せてもらうと
結構ギャルっぽい子が映っていて
そういえば高校生の時も
ギャル系のちょっと気の強そうな子に
片思いしていたな、と思い出した





そんなわけで
呑みながら近況報告をしあった

A君は銀行員になる



M君は足りてなかった単位を
なんとか後期で取ることができて
あとは結果待ちらしい
ちなみに春から
小学校の先生になるとかで
単位次第でおじゃん



Oちゃんは相変わらずフリーター
だけどこの子は
ヴィジョンがしっかりしてるから
フリーターなど
人生における休憩でしかないようだ



アタシは春から
五反田で小さなIT会社の営業する
と、話すと
上司との距離が近いのは
いいことだよ
と、「王子」が言ってくれた


万が一会社がつぶれたら
三鷹か吉祥寺あたりの
アニメーション会社の
派遣社員に応募して
ほそぼそと
やりたいことをやる
と、話したら笑われた

(そういえばしゅんちゃんと会った時
この話しをしたら
「だったらIT会社は辞めて最初からアニメーションの会社で働きなさい」
と言われた。ごもっともだ。)



五人で話すことは
大概高校時代の話だった

当たり前といえば
当たり前だが
それにしても
懐かしすぎて
何回「あー!そうそう」と言ったかわからない

既に顔もわからなくなってしまった
クラスメイトや
他クラスだったにも関わらず
印象深くて思い出した人など
思い出話は尽きなかった




高校三年生が
自分の人生の中で
一番楽しかったと思う

高校生の時
本当にアタシは
すべてのことが
なりたいようになるもんだ
と思ってた



恋愛も友人関係も
勉強も将来も
多少の波はあっても
すべてうまくいっていた



ユウトとの恋愛も順調

ひとつのグループに
属さなかったせいか
どのグループの子とも
それなりに仲良くできた

成績もまあまあ

大学は推薦でほかの子たちよりも
すんなり決まった

アタシは何一つ
不自由してなかった




なにもかもうまくいく、と思った原因のひとつは
クラスメイトや
先生に
叶わぬ恋を
しなかったからかもしれない


と、「王子」の話を聞きながら
思った


「王子」が当時好きだった子の話をすると
M君も好きだった子の名前を白状した


女子のとは
また違った淡い青春の一ページのような
男子独特の恋バナが始まった


アタシはなんとなく聞き流したり
意外な事実に食いつきながら
ぼんやりと
それとはまったく別のことを考えていた





店を出てから駅で解散し
アタシはコンビニに
行くと言って
電車で帰る組から
ひとり別れた



コンビニを出たあと
駅の近辺を散策した

高校時代はよく友達と
この駅に来た

それなりに仲のいい子で
A君が三年生の時
片思いしていた
友達とよくここに来た
(結局A君は男子の恋バナのとき自分の話をしなかった。
アタシは全部知っていたから、いつするんだろうって
思ってたのに結局しなかった。
彼なりに心の傷なのだろう)



高校を卒業して四年が経つ
憧れの大学生活も
もうすぐ終わる

長かったなんて一度も思わない

むしろ短すぎた

アタシなりに楽しんだはずだけど



けど



鞄から携帯電話を出して
ゆうじクンに電話をかけた

酔ったふりをして
しゃべった

ゆうじクンは呆れたように
笑うと最近DLした
作曲ソフトで遊んでいた話をしてくれた


話しながら駅の近くの
高架線の上を歩いた


手すりに寄りかかると
何気なく下を見た

大きなトラックや
白いタクシーが
通り過ぎてゆく




大学二年生まで
ユウトと付き合った
そのあと
スグルさんに出会い
三か月付き合って
ゆうじクンと距離が縮まり
今に至る

アタシの大学生活は
恋愛の遍歴を辿るだけでも
言い尽くせてしまう

大学生活は楽しかった

高校生活の次に
楽しかった





だけど

いや

だから、かな








ゆうじクン


「ん?」


さみしいよ





音も無く
遠くの居酒屋の看板の光が
じんわりと滲んだ




「じゃあ今から来る?」

耳元で
本気で冗談なゆうじクンの言葉が聞こえた
(これは本人が言っていた。「オレはいつでも本気で冗談だよ」、と)







いつか


いつか
大学生活も
そうそう、あったあった
って感じで思い出話になってしまうのだろうか




一年後
三年後
十年後
二十年後

ゆうじクンと付き合ってる今は
あの頃は若かった、なんて
言えてしまうような
モノクロ写真になってしまうのだろうか






さみしいよ


アタシが恋バナを聞いているときに
一番言いたかったことは
これだったんじゃないだろうか

ゆうじクンの声を
ずっと近くに感じながら
ちいさく涙を拭った



さみしいよ


だってみんな
全然変わってないのに
取り巻く環境だけが
高速に動いてるよ

さみしいよ

さみしいよ




あの場で言えたら
どれだけ楽だったろう、なんて
考えながら
携帯電話に笑い声を
吹き込んでいた
前の記事へ 次の記事へ