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リテラシー

昨日の夜
何故かお父さんと
恋バナをした



ユウトと別れてから
ハッキリとは言わないけど
ずっと心配してくれてたことは
わかっていたから
近況報告をしようと思って




スグルさんとは
結局付き合わなかった
ってことを
まず話した


うんうん
って聞いてくれた



それで
今は別に好きな人がいて
年下なんだ
ってことも話した


すると
「歳とか関係ねぇじゃねぇか。実年齢よりそいつが積み重ねてきた人生経験のが大切だろ」
って話してくれた



やっぱりアタシは
お父さん似なんだと思う
というか
やっぱりアタシは
お父さんの子なんだ





お父さんは
ユウトをえらく気に入っていた


父親のいないユウトの
境遇に自分を重ねたりしていた
「今度ユウトと二人で飲むか」
なんてことも言っていた




まだ
ユウトほどじゃないけど
一緒にいると安心できるから
久しぶりにいい感覚あるょ


だけど
必ずしも
お父さんが
気に入る人かどうかわからない


みたいなことを伝えたら
「そうか。いいんだょ、お前の人生なんだから。お前が大事にできるヤツと付き合うべきだょ」
って言ってくれた
単純に嬉しかった





まだ付き合い出して
日が浅いから
向こうがどういうつもりで
アタシといるかは
わからないんだ


そういうと
お父さんは
一瞬寂しそうな顔をしたけど
すぐに
「そうだな」
って呟いてた



だけど出来るとこまで
頑張ってみるから


って思ったままを伝えた



「そうだな」


お父さんは
一言そう言ったあと
ビールを飲み干した


そして
長続きさせたいんだったら
まずお前のだらしないとこを
直せって怒ってくれた







部屋を片付けろ
特に洋服を整理しろ

自分のことは
なんでも自分でやれ

自立しろ



普段全然口出ししないお父さんが珍しく口ウルサかった





「男には家族を守るために仕事があるけど、女の子は幸せになること自体がお仕事なんだょ」


いつかスグルさんが
言ってた気がする




アタシがアタシのために
幸せになることが
仕事なら
まずはこんなに
自分のように心配してくれてるお父さんを
幸せにしたいな



せめて
泣かせるようなことだけは
しちゃいけないな




アタシもお酒が
飲みたかったけど
缶チューハイはなかったし
今度お父さんと
Barに行く約束をしたから
諦めた

光の射す方へ

シチューを作ったら
じゃがいもの芽が
取りきれてなかった




一人に食べさせるはずが
三人に増えた
一人はよくしゃべり
一人は美味しいです
と大人な対応をし
最後の一人は笑いを堪えていた




とりあえず
一昨日シチューを練習したのだ
ユウジが食べたいと
言うから



だけど
じゃがいもは
うちになかったんだ


言い訳かな…


三人とも
頑張って食べてくれたけど
お腹は大丈夫かな


早速一人
朝方お腹を壊していたけど笑




よくしゃべる子は
最後までアタシ達のことに
気づいていないようだった


とてもいい子だから
いいのだけど
アタシ達は
ずっと笑いを堪えながら
お互い目を見合わせていた




その子が帰ったあと
二人でじゃれた


ベッドがあったかかった


前回は流れるように最後までいってしまったけど
昨日はそうじゃなかった


ちょっとキスをして
すぐに
何もおかしくないのに
笑って
かと思えば
じっくり
見つめられて
恥ずかしくて
目を逸らした


「眼が変わるんだね」
って言われた
そんな自分を
知らなかった


ユウジは
黒眼が大きくて
睫毛が長かった
年下だからとか関係なく
可愛いと思った


昔から眼の細い人が
好きだったから
自分としては
珍しい感じだった



じゃれあいながら
不意に
こんなに
この人を好きになっていいのかなってことが
頭をよぎって
聞いてみたら
「度を越さなければいいよ」
と言われた
それも面白くて笑った



スグルさんの体も
綺麗だったけど
この人の体も
綺麗だった
特に腹筋と
背中のラインが
スゴく綺麗で
思わず見入ってしまった


綺麗だね
って言ったら
「好きだから綺麗に見えるんぢゃないの??」
って言われた
さすが…場数踏んでるだけあってわかってるなぁ
って思ってしまったけど
好きだけど
好きぢゃなくても
綺麗って思うよ
って言った
伝えたいことは
いつでも本音の手前




「もし学校でよく見かけるヤツの隣にいる女が、コロコロ変わってたらどう思う??」
不意に質問が
飛んできた
何にも答えられなくて
黙ってしまった


「どうせそういう風に思われてるんだろうな…」


胸が苦しくなった


告白した女の子から
返事あった??
急に思い出して聞いてみると
「返事なんかないょ。きっと本気だなんて思われてないだろうし」
と言った


その瞬間
この人自身に触れた気がした

何か言いたいけど
言葉にならなくて
苦しくなった


アタシは本気だょ!?


やっと出てきたのは
そんな頼りない言葉だった


笑われた




本気ぢゃなかったら
告白しないょ
こうやって
抱きしめられたりしないょ




なんかありきたり過ぎる言葉で
歯ぬかりしたけど
「うん」
って言ってもらえた
上手く伝えられてる気がしなかったけど
嬉しかった


どうやったら
気持ちのありのまま
すべてを
伝えられるのかなぁ…








スグルさんといるときは
幸せだったけど
幸せになればなるほど
ただただ傷つくのが
怖かった




もぅいいや
傷つくとか
そういうの


怖くない



明日
すべてが終わってもいいょ


だけどそのかわり
何か影響を
与えられてからがいい



伝えたい気持ちの
ほんのすこしでも
伝えられてからがいい

アタシは幸せ者だなぁ







バイト先の先輩に
今の恋愛の状況を
話したら
同情ぢゃなくて
励ましてくれた
「自分の環境を変えられるのは自分だけ。相手を変えることは難しいけどここまできたらやるしかないでしょ!!頑張っておいで」






夜中
前のバイト先の先輩に
メールで相談したら
電話をかけてきてくれた
相談の途中で
「お前はドSのなんたるかがわかっていない!!」
って言われたのは
ビックリしたけど
「変えてあげたいんだろ??だったら全力で相手のためになることを考えてやれよ。生半可な気持ちじゃ何も変わらないぞ」
って言ってくれた






変えてあげたいなんて
おこがましい


でも世界はそんなに
悪くない
むしろ楽しいことも
あるんだょ
ってことを
伝えたい




そのことを話したら
「それじゃお前、踏み台じゃん」
って言われたから
それでもいいや
って言ったら
「マジだな」
って言われた




いつも恋愛相談してる人には
「そいつダメダョ。まゆみ、泣くことになるょ??」
って言われた
そんなの
わかってる
…というか
だょねー
って感じ笑




でも
忠告されて
脅えてもしかたない




ホントは
背中を押して欲しかったけど
この人は
この人なりに
意見をくれたんだ
って思ってありがたかった




さらにコンビニの
先輩に
「短くてもいいじゃん。付き合ってみなょ」
って言ってもらえた


単純に
嬉しかった






アタシには
こんなに勇気をくれる人たちがいる






頑張れるだけ
頑張ってみたぃって
思った

付箋

an・anを
立ち読みしてみた





大人の女性の
恋愛バイブルといえば
an・anだろ!!!´ω`
っていう
勝手な思い込みも
あったんだけど
勇気を出して
手にとってみた










「年下男の攻略法
















エロスで攻める」







そんな方法しかないんかぃ!!!!Σ゜ω゜;;;

ノエル




スグルさんに
好きな人が
出来ました

電話した



素直に言うべきだし
このまま
フェードアウトは
良くない

何より自分が
やられて
辛かったからちゃんと言おうと思って



電話をかけて
伝えると
スグルさんは
「えーそんなことで電話してきたの〜??」
って言った


そんなことって笑


アタシ的には
勇気を出して
伝えたつもりなんだけど…



今度会えたときに
ちゃんとお話しますね
って言ってる合間に
スグルさんは
ずっと
アッハッハ
って笑ってて
よっぽどおかしかったらしぃ



そのあとは
アタシの告白なんて
まるでなかったみたいに
いつも通り
スグルさんが自分の話を始めた



普段通りだなぁ
とポツリ思った





あと好きになった人が
スグルさんが望んでたみたいな
「スッゴくいい人」には当てはまらないことを
謝りたかったけど
まぁそれは
関係ないか
と思った




「いい人」だから
好きになるわけではないし
そもそもアタシ自身が
「いい子」ではないのだ








「まゆみチャン、遊ぼうか」



マシンガンみたいに
ひとしきり話したあと
スグルさんが
ポタリと言った




うん、いいよ
と言った



「まゆみチャンの休みと僕の休みが合うかわからないけどねー」


と言って
スグルさんは
またアハハハハハと
笑った







ごめんなさい
って思った
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