ハムスターを買った



キンクマハムスター



しかもN澤の了解を得て
営業中に買った



静岡生まれの男の子なわけで

ゆうじクンの
同郷のよしみだと思った


混雑する山手線の中
カバンの紐が
腕に食い込みながら
頑張ってゆうじクンの家まで運んだ



思った以上の反応だった

もともと動物が好きで
世話好きな性格だから
喜ぶとは思っていたけれど
それにしてもテンションが上がっていた


聞けばハムスターを
飼ったことがないよう



カメラを取り出して
バシバシ撮影していた


ケージやら巣やら
手作りしてやる、とか
言っていた


アタシとしては
喜んでるゆうじクンを
見ているだけで
幸せで満足だった






いつの間にか
眠ってしまった


ベットからスルリと
降りると
ふとハムスターのケージの周りに
何かが巻いてあった



みてみると
膝掛けだった


ハムスターが寒くないように巻いてくれたのだろう



この人に任せて良かった



アタシはハムスターぢゃないけれど
なんだかちょっと
嬉しかった