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悲しみに立ち向かえる歌を





ゆうじクンが
いなかったら
この三ヶ月
働けてなかったかもしれない


突然熱を出すわ
踵切断するわ
胃腸炎になるわ


ゆうじクン家が
武蔵境で
ゆうじクンが学生で
ある意味時間に余裕があって
そんなゆうじクンぢゃなきゃ
アタシは片道一時間半以上かかる
日中誰もいない実家に帰ることになっていたはず


ゆうじクンが
いつでもおいでって
言ってくれて
美味しいご飯を
作っていてくれて
そんなゆうじクンのもとだから安心して
今日まで仕事が
出来たのかもしれない



どんどん距離が
近くなると
ありがたみが
わからなくなっちゃうけど
忘れない努力しよう



いつでも感謝しよう



感謝を忘れないようにしよう


当たり前なんてない

エレクト

ゆうじクンと
喧嘩をした



アタシの後輩が
ゆうじクンに
相談事をした


内容はいっしょに
やっていたバンドに
ついて



「○○さん、可哀想だょ」


仕事から帰って
一番最初に
ゆうじクンから
そんなことを言われた



なんで
ゆうじクンに
そんなこと言われなきゃいけないの
と、一瞬イライラしたものの
冷静に事情を話した



だけど
ゆうじクンの意見は変わらず


最終的には
誰かのこだわりで
誰かが傷つくなら
そんなの間違ってる
と言われた



なんだかもう
何にも言えなくなって


アタシは
あ、そう
と呆れてしまった



仕事着から
家着に着替えて
ゆうじクンに背中を向けたまま
目をつむった


ただ、後輩と
後輩ばかり
味方するゆうじクンに
モヤモヤする自分が情けなくて
気がついたら泣いてた



夜中、ふと
目を覚ますと
ゆうじクンがアタシのお腹を触っていた


びっくりして
起き上がろうとすると
羽交い締めにされて
口を塞がれた



「嫉妬したなら嫉妬したで素直になれょ。置いてけぼりにされたのはオレの方だぞ」



暗闇でゆうじクンの
声だけが間近に感じた


アタシは上がった息を
整えるとゆうじクンの方へ向き直った



そこからは
お互いにしっかり
話し合いをした


後輩に
嫉妬しただけでなくて
アタシがどんなとこで
イライラして
何に引っかかっていたのかを説明した


ゆうじクンも
冷静に話して聞いてくれた



結果
ある程度
お互いにお互いの
主張がわかった


「何だか寂しかったょ。オレはいつでも構えてるのに、まゆは何だか冷静で、嫉妬とか甘えたりとか全然しなくて」


それを聞いて
過去にユウトにも
同じことを言われたのを
思い出した


他責にしない性格は
自分としては
他人に誇れる部分だけど
それだけぢゃ
寂しい想いをさせる
人がいるってことに
改めて気がついた

キミによく似たロボットはいつも泣いてた

刺激しあってるな
って思う



アタシたちは
ずっとお互いを
刺激しあってる



負けず嫌いなのか
臆病なのか
ずっと相手を刺激してる


ずっと愛されてたいんだ


特にアタシは



目に見える形で
愛されてないと
怖くて怖くて






よく面倒みてくれる
社長の話をすると
ゆうじクンが
嫉妬する



もうそれは
ホントに嫉妬する


そのまま
脱がしにかかってくる



アタシはワザと言う



たぶん、そう



ゆうじクンが
寂しい目をするのも
全部ひっくるめて
喜んでる



寂しいな、アタシは



「生意気」



ゆうじクンが
嬉しそうに言う


背筋がゾクゾクする




アタシも
ゆうじクンを
いつでもゾクゾクさせたい



良い女ぢゃないのは
知ってる


美人ぢゃないのも
可愛くないことも
そういうことは
みんな幻だってことも



そんなこと
やっぱりどうでもいい



とにかく
ゆうじクンが
アタシを見ててくれればそれでいい

心はもういらない もういらないのに

先輩とバンドやることになった



ふふ(*^ω^*)



また贅沢なバンドだ



アタシひとりが
残念な気がする



絶対練習しよう


練習して
練習して
周りのレベルに
見合うようになる



また先輩と
組めると思ってなかったし
ゆうじクンのギターで
唄えると思ってなかったし
ベースも優しい子だから


ホントにアタシは
恵まれてるな



頑固には変わりないけど
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