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リンアレSS(カオス文注意)

 


美しい翼を広げて

美しく舞う自由なキミに

私は惚れた ハズなのに



今では 私から

飛び立とうと する翼が

こんなにも 憎い



いっそ その翼を

奪って しまえたなら












あのね リンク

どんなに 遠くに行っても

どんなにキミから 離れてしまっても

また キミのモトへ

舞い戻って 来る為に

この翼は あるんだよ



だから どうか

両手を広げて 待っていて







end









カオスな文ですみません‥‥。
天空パロ?

 

レス☆8/18

23:22『一瞬で、この〜』の方☆



いらっしゃいませ☆

一瞬でッッ!?
うわぁぁぁっリッセにはもったいないお言葉です!
引き寄せられた、なんて言っていただけたのは初めてかもしれませんVv
しかしせっかく嬉しすぎるお言葉を頂いているのに更新遅くてすみません;
出来れば今週中に続きをUPしたいと思ってます!
続きが気になると言って下さる方の為に!!
やる気の出るコメントありがとうございました☆
出来る限りモリモリ頑張りますVv

5/29の学パロの続きです

 

5/29の続きです...






いつものように登校してた。
初めて体験するコンタクトレンズはなかなか快適だ。
だけど、僕はそれどころじゃないんだ。



『ずっと俺の傍に居ろ』



それは昨日の出来事。
密かに憧れてた先輩からの言葉。

成り行きで下校を共にしたわけだが、僕はただ嬉しくて、ほんの僅かな幸せを堪能していた。
そんな時の先輩からの言葉。



(あれは、何だったんだろ)



なんて、本当は意味なんて分かっているのに、でもいまだに彼があんな事を言うなんて信じられなくて。

返事は明日でいいと言われた。
つまり今日だ。
どうする?
もちろん嬉しいはずなのに、安易に返事をしていいものか。
初めての経験に、ただ戸惑いは増すばかり。



「おい」

「うわっ!」



まだ考えている最中だと言うのに、今最も会いたいけど会いたくない人物の声。



(まだ学校じゃないのに!)



学校に着くまでに答えを出すと決めていたのに、これは反則だ。

僕が朝の挨拶も忘れて、自分でも滑稽なほど慌てていたら、彼はそんな事も気にせず、僕の目をジッと見る。 



「お前、眼鏡はどうした」

「え?」



眼鏡。
もちろん持ってる。
ただ、今日は体育があるから、コンタクトを試してみたくて初めて着用。
まだ慣れなくて、朝コンタクトを入れるのに悪戦苦闘した。
いや、そんな事はどうでもよくて‥‥。



「えっと、これは‥‥」

「それがお前の答えか?」

「え?」



昨日、コンタクトを持っているのを隠して眼鏡屋まで付いて来てもらった。
そんな事言えるわけない。
じゃあどう答えたものか、混乱する頭で必死に逃げ道を考え出していたら、これまた混乱させるような彼の言葉。



「眼鏡ないと見えねんだろ。て事はずっと俺に傍に居ろって事じゃねぇのか」

「ち、ちがっ‥‥! 昨日からコンタクトレンズを持って‥‥‥‥って、あ‥‥」



言ってしまった。
バレてしまった。
そろりと視線を上げれば彼の目とかち合って。



「どちらにしろ違わないだろ」



初めてみる彼の笑顔は、そりゃもう人の悪い笑いで‥‥



「‥‥はい」



困った。
本気で惚れてしまったようだ。






end









しばらく音沙汰無くてすみませんでした!
ちょっとドタバタしてまして‥

リンアレSS

 


目の前で淡々と行われている作業。
僕はベッドの上。
窓から差し込む夕日を浴びながら、何をするでもなく、ただ見てる。
目の前の人をただ見てる。
その人は、僕の部屋に置いてた僕の物じゃない小物を手に取り、バックに丁寧に詰める。
また僕の部屋から僕の物じゃない物が減った。

その人は、以前は監査官だった。
僕は元監査官の元監視対象。
今は知らない。
また監査官として別の監視対象に付くのかもしれないし、違う役職が決まっているのかもしれない。
僕は知らないけど。

元監査官が長い間過ごした部屋は、知らぬ間に元監査官の私物が増えていたようだ。
一つ一つと物が減っていく部屋が、なんだか広く感じられる。

夕日が眩しくて目を細める。
カーテンを閉めようとして、やめた。

元監査官は、寝る時によく着ていた服を几帳面にたたみ、バックにシワにならないよう詰める。
また部屋から減った。
最後に、筆記具を一番上に詰めると、僕の部屋から元監査官の物は一切無くなった。

僕だけの部屋。

それは以前の日常に戻る事、なのに、なんだか知らない日常が始まるような感覚。

「世話になりました」と、短めの挨拶を告げ、元監査官は立ち上がる。
「お疲れ様です」と、僕も短めの返事をして、大きめのバックを抱える元監査官をベッドの上に座ったまま見送った。

パタンと扉が閉まれば無音の空間。
こんなに静かな空間だっただろうか。
こんなに広い空間だっただろうか。

ちょっと前の生活に戻るだけ。
初めて教団に来た時は、個人の部屋が与えられる事に喜んだ。
今、やっとその生活が戻ってきた。
自分だけの部屋。
自分だけの時間。
夜更かししてもお菓子を食べてもコートを脱ぎっぱなしにしても朝寝坊しても、叱られない。
自由気ままな時間が戻ってきた。

嬉しい事だ。
喜ばしい事だ。

ただ、ただ、
絶対に口には出せない本音を言うならば











行かないで欲しかったここに居て欲しかったちょっと口うるさいキミだけどずっと居て欲しかった悲しい時も嬉しい時も傍に居たキミは僕より僕を知ってくれた文句を言いながらも僕の好きなお菓子を作ってくれた素っ気ない返事をしながらも僕の話に付き合ってくれた必死で笑顔に隠していた涙を見つけてくれた抱きしめてくれた泣かせてくれた嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しかったキミの前では自分でいれたキミの前だけ自分でいれただけど居ないキミはもう僕の傍には居ないこれからずっとキミが居ない生活が始まる寂しいよ寂しいよ寂しいよ寂しいよあぁ待って寂しいんだ寂しいんだよ
「ウォーカー」「!?」










「なん‥‥‥」



何で居るのか、尋ねたいのに言葉が出ない。
ついでに言えば顔も上げられない。
こんな涙と鼻水でグチャグチャの顔を上げられるわけがない。



「忘れ物をしている気がしましたので」



夕日がベッドの端を照らすのが見えた。
立てた膝に顔をうずめているから、それ以外は見えない。
だけど、忘れ物を取りに戻ったはずの元監査官は、動く気配は感じられず



「‥‥‥忘れ物、が、見つからない、のですか?」



嗚咽が出てしまわないように、慎重に尋ねる。
早く出てって、出て行かないで。



「忘れ物かどうかが分からないのです」

「‥‥意味が──」

「キミ次第です」



僕の髪が揺れたと思ったら、両の手で顔を上げさせられた。
僕は呆気に取られてて、抵抗も無くグチャグチャの顔を上げてしまった。
見ないでよ、そんな涼しい顔してこんな汚い顔。
僕が目をそらしたら、元監査官は細かいストライプのハンカチを取り出して、僕のグチャグチャな顔を拭いた。
柔らかな布が丁寧に、優しすぎるぐらい優しく拭き取る。
綺麗になったのを確認すると、ハンカチをポケットに入れ、また二つの手を僕の顔に添えた。

合わさる視線。
いつものポーカーフェイスだけど、その目は強くて、そらしてはいけない気がした。



「キミ次第なんです」



元監査官の手は冷たいけど、触れられてる所はとても熱い。



「私のモノになって頂けませんか」

「──‥‥ッ」



あぁ
せっかく綺麗になった顔が、また濡れてしまう。
それを吸い取ってくれたのは、今度はキミの胸。

夕日の消えた部屋は暗くて、でもキミの髪は太陽みたい。





もう僕を置いてかないで




end











鼻風邪引きました(笑)

 
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