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短編3

散々からかわれた甲斐の怒りが爆発して(と言っても本気のそれではもちろんない)、須衣を抱き抱えるように生徒会室を出て行った後4人は笑い疲れてふぅと息を付いた。

「でもホントビックリだったねぇ」

「えぇ。甲斐にそんな素振りなかったですから驚きました」

冷めた紅茶を飲みながら安岐と円がそう言えば奈津がコクリと頷いた。

「ほんと。お似合いだったねー。まぁ、俺には加悦がいるけどぉ」

「土岐!何言ってんの!加悦は僕のなんだからね!」

「違う。加悦は俺の…」

落ち着いたと思えば途端に騒ぎ出す安岐達に苦笑して円は立ち上がると会長の机に山積みになった書類を一束取った。

「あー!円ってば良い子ぶってぇ。仕方がないから俺も手伝っちゃおー!これで加悦は俺にメロメロ間違いなしー」

「僕だってするもん!…て、あれ。これ財務の書類…?なんで会長のとこにあるの?」

土岐にだけ良い格好はさせまいと安岐と奈津も甲斐の机に駆け寄り、書類を手にとったは良いがそれは自分が処理すべき書類で。

なぜ会長である甲斐の机の上にあるのかと首を捻った。

「私達が加悦に夢中で仕事を放り出してる間、甲斐が処理してくれていたのですよ」

私も昨日気付いたんですが、と言う円に3人は目をぱちくりと瞬かせ、甲斐には適わないなぁと心底思った。

自分だって青の君との時間を取りたいはずなのに、他の役員が加悦と会えるようにとわざわざ進んで仕事をしていてくれたのだ。

自分の事しか考えていなかったことに気が付いて恥入りながら、甲斐はやはり心から尊敬に値する人なのだと再認識するのだった。

そんな甲斐だからこそ青の君と付き合って、親衛隊からも祝福されるのだと納得して、4人は書類を片す為に机に向かった。








翌日の放課後、甲斐が残りの書類を処理しようと生徒会の扉を開いて驚いた。

他の役員が生徒会室にいるだけでなく、机に向かって黙々と書類を片付けていたからだ。

「会長遅いよ!」

ここ数週間見ることがなかった光景に一瞬ポカンとした甲斐だったが、昨日まで山積みだった書類が綺麗になくなっている事に気が付いて甲斐は思わず笑みをこぼした。

甲斐の机が綺麗になった代わりにそれぞれの机の上には小さな書類の山が出来ていて。

理由は分からないが、生徒会役員としての責任を思い出したのかやる気がでたのか。

「ほら、追加の書類だ。暇そうな安岐に任せるわ」

「えぇっ!会長おーぼー!」

手に持った書類を半分程安岐の机の上に置いて、甲斐も自分の仕事をするべく席についた。
(安岐は書類を四等分にしていた)

「あ、しばらくしたら須衣が来るけど昨日みたいな事すんなよ」

溜まりに溜まった書類の手伝いを申し出てくれた須衣に最初は遠慮していた甲斐だったが、一緒にしたら早くすみますよ、と微笑む須衣に、確かにそれもそうだし何より一緒にいれる時間が増えるからと承諾したのは昨日の事で。

「青の君が!お菓子用意しよーと!」

まさか手伝ってもらう予定だった書類が処理されているなど予想外だったが、それならそれでさっさと2人で帰れば良い事。

「私はお茶の用意しましょう」

わざわざ来てくれる須衣には申し訳ないがすぐに帰れるようにと甲斐は目の前の書類に集中しようとした。

「おい!すんなって言ってるだろ!」

が、ウキウキしながら給湯室に入る安岐と円に思わず突っ込みをいれるのだった。

とりあえず2人を席に着かせることに成功し、書類を片付けるようし向けたのは良いがどこかふわふわ浮ついた空気が漂っている。
(甲斐もその一人だから何も言わずに知らんぷりだ)

しばらくしてから生徒会室にノックが響き、須衣が顔をのぞかせた。

「失礼致します。お仕事お疲れ様です」

スッとと頭を下げた須衣に安岐が飛びつくとソファへと促すのと、円がお茶を入れるために給湯室に向かったのを甲斐は溜め息一つで容認して。

「須衣、悪い。せっかく来てくれたのにもうほとんど終わってんだ」

「そうなのですか。じゃあ僕はお邪魔なので帰りますね」

「えぇっ!邪魔じゃない!邪魔じゃないから!ちょうど今休憩するとこだったんだから!」

「そーそー。須衣ちゃんはソファに座ってー」

安岐と土岐が引き止めるのに須衣は、じゃあお言葉に甘えて、と微笑んだ。

ソファに腰掛ける須衣の横に素早く座ったのは甲斐で、安岐と土岐がずるいだのなんだの言っていたが甲斐は軽く聞き流した。

円が用意してくれた紅茶に口をつけながら甲斐と須衣に次々と浴びせられるのは付き合った経緯だとか切欠だとか。

女子高生か、と甲斐は思ったがあまりそんな話しをする事がないのであろう須衣が恥ずかしそうに答えるのがあまりにも可愛くて止める気にもならなかった。

「ねぇ、ねぇ。甲斐と須衣ちゃんの初エッチはいつなのー?」

ヘラリと笑いながらとんでもない質問をする土岐に、安岐は色めき立ち、甲斐と円は苦笑い。

須衣はボンッと音が鳴ったのではないかと思うぐらい一気に赤くなった。

皆が皆、須衣に大注目だ。

「あ、あの、え、あ…か、甲斐…」

助けを求めるようにきゅぅと制服の裾を掴まれて、甲斐は自分の心臓がきゅぅぅぅとなった。
そりゃなるしかない。胸キュンだ。

こんなに可愛い恋人がさらに可愛くなって、甲斐はきゅんきゅんが止まらなかった。

ここに誰もいなけりゃ抱きしめてキスをしていたものを、と甲斐は悔やんだ。

「それは2人だけの秘密だ。な、須衣?」

甲斐はサラッと答えて、恋人の頭を撫でた。さっさと帰って早く2人きりになるしかない。

そう思った甲斐が腰を浮かせようとしたその時だった。

「甲斐!いつになったら言いに来るんだよ!もう!」

そんな勢いで開けたら扉が痛むと思ったのは甲斐だけではないはずだ。

「って、またお前!なんでこんなとこいるんだよ!甲斐が迷惑してんだろっ!」

入ってきたのは言わずもがなの加悦で、ソファに座る須衣を見つけるやいなや唾を飛ばしながら怒鳴った。

須衣も甲斐も他の皆もポカーンだ。

「お前は甲斐にふられたんだろ!潔く諦めろよ!お前可愛いんだから新しい奴がすぐできるって。なっ!」

ポカーンから、さらにポカーン。

「おい、お前は何言ってんだ?」

さすがと言うかやはり一番最初に我に返ったのは甲斐だった。

「何を勘違いしてるか分からんが、俺は須衣を振った事なんてないしこれから先もない。いいか、須衣は俺の恋人だ」

隣に座る恋人の方を抱き寄せると、甲斐は加悦に言い切った。

「な、何言ってんだよ!甲斐はおれのこと好きなんだろ!」

何言ってんだはお前の方だ、と甲斐は呆れかえったが何も言わずに須衣を立たせると扉に向かって歩き出した。

「なぁ、甲斐ってば!」

「先に帰るわ。戸締まりしとけよ」

加悦の声を完全に無視して、甲斐は生徒会室を出た。

最後に、お邪魔しました、と言った須衣の言葉がしんとなった生徒会室にふわりと広がった。




あ、れ。まだ続く…。

感謝感激!180万打!

皆様おはようございます、こんにちは、こんばんは!黒野です*^^

なんと当サイト!180万打突破致しましたぁ!パンパカパーン!ありがとうございます!
社会人になってからなかなか更新も出来ずにいるのに、見捨てず見守ってくださってる皆様には感謝してもしきれません。
本当にありがとうございます!

これからもまったりサイト運営頑張るので引き続きお付き合い頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!




さて。話は変わりまして。先週末にやみなべ。の夏蜜柑様にお誘い頂きチャットに参加してまいりました!
来客があったので20分ほどで退室してしまいましたがとってもワクワクしました!
やっぱりチャットって良いですよね*^^

そんなわけで!

今週末第?回HCT開催致します!(すみませ、回数がわからなくなってます;多分5回か6回?)

金曜日にするか土曜日にするか仕事の関係ではっきり決めることが出来ない上に、もしかしたら中止になってしまうかもなのですが…。
今のところ週末開催予定です*^^
かなり曖昧な宣言で大変申し訳ないです;´`

皆様のご参加両手広げてお待ちしております\(^0^)/今回のトークテーマは…、当日発表と言うことで!
(思いつかなかったので何かありましたらコメント頂けると嬉しいです!)

週末が楽しみです♪

お返事♪

黒野も好きです!大好きです!

告白されたので黒野も愛の告白を…!なんてこったい、両想いですよ。籍はいつ入れる?(黙れ)

這いつくばって生きてます!こんばんは黒野です*^^コメントありがとうございます!お返事させて頂きます!



珠☆玉様♪
お久しぶりでございます!黒野です!
初めてのことだらけで辛いこともありますが、珠☆玉様や皆様のお優しいお言葉に感謝感激しながら精一杯頑張ってます(`・ω・´)ありがとうございます!
母乳少年大好きって言って頂けて本当に嬉しいです♪久々にとも君を書きたくてウズウズしてきちゃいました*´`♪笑
次は公園、いや、公園のトイレ…(黙れ)
ゴホゴホッ!珠☆玉様も体調崩さないよう十分お気をつけ下さいね!
嬉しいコメント本当にありがとうございました!



ケイ様♪
初めまして、管理人の黒野です♪私なんぞにもったいないお言葉ありがとうございます!
全部とな!はわー(゜゜!そんなに量はないですがそれでも結構あったと思うのですが…。恐れ多い事です!ありがとうございます!
立芳と竜司のお話も気に入っていただけたみたいで嬉しいです*^^
いつかは続きを書きたいなぁとは思ってるので気長にお待ちいただけると嬉しいです!
嬉しいコメントありがとうございました!



ミンちゃん♪
ミンちゃんもお疲れ様です*^^
ちょ、そんな勿体ないことを…!黒野にくれたらいいじゃないですかぁヾ(´Д`)ノ
黒野宅にはほとんどBL本ありませんの。なんてったって萌えは自給自足vv笑
とりあえず18禁表紙のものは廃品回収には出さないようにしてくださいな☆
またミンちゃんと絡める日を楽しみにしてます♪



他にもコメントありがとうございました!もう、私だって大好きなんだからねっ!うへへー!

サイトに顔を出す機会は減りますが休止や閉鎖はないので(今のところ)、また是非とも遊びに来て下さいまし\(^0^)/両手広げて待ってます!

短編2

この前の続き!



相変わらず甲斐の机の上には書類が山積みだが、今日は役員の殆どが生徒会室に集まっていた。といっても仕事をしているのは甲斐と円の2人だけなのだが、1人でするよりもずっと早く書類が片付き書類の山も三分の一まで減っていた。

そして今日もやはり数メートル先では騒がしい奴らがいた。他の役員と加悦だ。

大人数が集まれば騒がしくなるのは仕方がないと思う甲斐だが今回は違った。

昨日帰ってから須衣に何度か連絡をしたが結局連絡を取ることが出来なかったのだ。

これもそれも全て加悦のせいだと思うと同じ空間にいるだけでイライラが抑えれなかった。

それでも甲斐は加悦を怒鳴りつけたり追い出したりすることはしなかった。

「なぁ!2人ともこっち来いよ!土岐がお茶入れてくれたから休憩しろよ!」

そう、例えば甲斐の邪魔しかしてなかったとしても、だ。

「…甲斐、少し休憩しませんか?」

そう言った円の表情が心配を含んでいるのを見て、甲斐は一息ついた。

「そう、だな。少し休むか」

軽く伸びをして甲斐は立ち上がると開いているソファにどさっと座った。

「な、甲斐!これ食べてみろよ。めちゃ美味いからさ!」

加悦が差し出すどこか海外のお菓子は、甲斐が苦手とするクドいほどの甘さしかしないもので。甲斐はいらん、と一言言って紅茶に手を伸ばした。

「なんだよ。美味しいのに!円、食べてみろよ!」

「えぇ、ありがとうございます」

あぁ、こんな時須衣ならそっと隣に座って甲斐のために甘さ控えめのお茶請けを用意して疲れを癒してくれるはずなのに、と甲斐は思った。

「そーいえばさぁ。青の君が恋人と別れたらしいよー」

「ボクも聞いた!今日はその話題で持ちきりだったよね!」

「………は?」

ゆったりと須衣への思いを馳せて疲れを癒していた甲斐の耳に入ってきたのはとんでもない話しで。

「青の君?誰それ?」

「あぁ、加悦は知らないのですか。茶道部の部長で、とても穏やかな方ですよ。去年あたり恋人ができたらしいのですが…」

「ずっとしてた指輪を今日はしてなくて別れたんじゃないかって皆が言ってるんだよねぇ」

「ちょ、え……?」

円と土岐が加悦に青の君について説明しているのを遠くに聞きながら青の君とは確か須衣のことを示しているはずだ、と甲斐は頭の中で自分に問いかけていた。

「そいつ有名なのか?」

別れた?誰と誰が?

「そうですね。この学園では有名な方ですよ」

須衣が?俺と?

「名前は須衣って言って加悦と同じ2年生なんだよ」

俺が?須衣と?

「へぇ!!一回会ってみたいなぁ!」

いや、そんな筈はない。

疑問と答えがぐるぐると頭の中に渦巻く甲斐を現実に引き戻したのは加悦の馬鹿でかい声だった。

「あっ!お前!昨日のやつだな!また甲斐の邪魔しに、」

「須衣!」

「青の君!」

ハッと気が付けば生徒会室の入り口に青の君こと須衣が立っていた。

きゃんきゃん喚く加悦を押しのけ、逃がさないとでも言うかのように甲斐は須衣の肩を両手で掴んだ。

「須衣、昨日はどこに、いや!指輪はどうしたんだ?」

「指輪?」

「ちょっと待った!甲斐!酷いぞ!」

須衣の言葉を遮ったのはやはりと言うかなんと言うか加悦の馬鹿でかい声だった。

「は…?」

「こんな大勢の前で別れ話なんてソイツが可哀想だろ!ちゃんと2人きりでしろよ!その後で言うなら言えよ!じゃないと俺はお前に返事しないからな!」

分かったな!と言い捨てると加悦は颯爽と生徒会室を出て行った。

生徒会室に残された者達はただただ加悦の行動にポカーンと口を開けるだけだった。

そんな中いち早く立ち直ったのは甲斐だった。

「…よし、落ち着け。今俺は須衣に指輪の件について問いかけた。そうだな?」

「え、えぇ。青の君に話しかけましたね。加悦には一言も声はかけませんでした」

次いで復活したのは円で、甲斐の言葉にしっかりと返事をした。

「あぁ、そうだ。ちょっと待ってろ。まずは須衣。指輪はどうしたんだ?」

「えっと、今日は洗顔した時に外したまま忘れたんです」

すみません、と謝罪する須衣に噂はただの噂だったと心底ほっとする甲斐だったが此方を凝視する役員に気が付きはっとした。

「え、青の君と会長って…?」

「あー…、いつかは言うつもりだったんだが…。俺達付き合ってるんだ」

「「「えぇー!」」」

珍しく年相応な表情で照れながら言う甲斐に役員はまさに寝耳に水。驚きのあまり全員が全員、絶叫した。

青の君に恋人がいるのは有名な話だったが相手は全く謎で、校外の人だろうと思われていたのだが。

「いつからなのですか?」

「あー。もう二年になるかな」

まさか我が校の会長がその相手だったなんて。

そっと寄り添う2人は、あぁ、お互い想い合ってるんだなと微笑ましくなるぐらい柔らかな雰囲気を出していて驚愕よりも祝福の方が大きかった。

「長ーい。でもよくバレなかったなぁ。てかバレたら親衛隊とかヤバいんじゃないの?」

甲斐も須衣も学園内では非常に人気が高く、いわゆる親衛隊と呼ばれる組織がある。

もちろん生徒会役員それぞれに親衛隊はいるが甲斐と須衣に比べると絶対的な人数が違うのだ。

そんな人気者同士が付き合ってるなんて賛成派と反対派に二分され、学園を巻き込んだ一大事になるだろうことが簡単に想像できた。

「それなら問題ねぇよ。親衛隊には言ってあるから」

「……はぁぁぁぁ?」

「親衛隊に!?甲斐大好き人間達に青の君と付き合ってるって!?青の君大好き人間に甲斐と付き合ってるって!?」

丸い目をさらに丸くさせた安岐が信じらんない、とでも言うように叫んだのを他の役員がうんうんと頷き肯定した。

「別に問題なかったぜ。むしろ付き合うことに協力的だったし、なぁ。須衣?」

「はい、僕達がお付き合い出来ているのは親衛隊の皆様がいたお陰なんです」

ほんのり照れた表情の須衣になんだか親衛隊やら何やらその他のことを考えるのが馬鹿馬鹿しくなって4人はソファに深く身を沈めた。

「会長と青の君が幸せそうならいいや。おめでとう!」

「そうですね。むしろ青の君と甲斐なら皆納得でしょうし。おめでとうございます」

「ありがとうございます」

ぺこりと頭を下げる須衣に、そんな須衣を甘く見つめる甲斐。

どことなく他人と一線引いていた甲斐のそんな態度に驚きはありながらも、唯一の人を見つけたのだなと羨ましくも思う4人だった。

「てか、須衣ちゃんは何か用事があったんじゃないの?」

「おい、土岐!軽々しく呼ぶな!」

「そうです。部の予算概要についての書類を提出に来たんです。はい、お願い致します」

「わざわざありがとー!ね、須衣ちゃんお茶でも飲んで行きなよ!」

「安岐!触るんじゃねぇ!」

書類を手にする須衣を安岐がぐいぐい引っ張ってソファに座らせるとすぐさま円が新しいカップを用意して。

「はい、どうぞ。口に合うかわかりませんが」

「わざわざ、ありがとうございます。いただきます」

ぺこりとお辞儀をする須衣の隣にちゃっかり座った安岐と土岐を甲斐は怒鳴り散らし、それを見て須衣がクスクス笑えば甲斐がデレっと顔を崩す。

そしてそれを土岐と安岐がからかい、甲斐が怒鳴り、須衣が微笑み。

生徒会室には温かい笑いが渦巻いた。



えんど...?






いやいや。続きますとも!
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