イルカ達は人間に、何度も地球が消滅することを警告していた。
しかし、それは餌目当てに芸をしているのだと人間に誤解されてきた。
イルカ達はついに諦め、地球から去ることにした。
イルカからの最後のメッセージは、二回連続後方宙返り付き輪潜りをしたと思われてしまったが、
実は次のような意味だった。
「さよなら!魚をくれてありがとう!」
\(^O^)/
話題:本日のDVD
SFコメディ「銀河ヒッチハイク・ガイド」のDVDが届きました。
ものすごくあっさり突如として地球がなくなります。
明るい楽しげなナレーションが余計に可笑しさを助長するの。
自分の家が、バイパス工事のせいで壊されるのを阻止する為、ブルドーザーの前で寝転んでいたところ、
慌てて訪ねてきた友達が、実は宇宙人で、今から12分後に地球がなくなるって言われたらどうする?
まず、ブルドーザーの前から起き上がるところから始めるよね。
主人公のアーサーもそうしたよ。
そんなこんなで地球人生き残りのアーサーは、友達と宇宙に投げ出されてしまいます。
宇宙船に乗り、星を渡るヒッチハイカーとして。
知る人ぞ、みたいな映画かと思ってたんですが、あちらではTVドラマにもなっているし、熱烈なファンの多い小説が原作の作品らしくて、
キャスティングも、マーティン・フリーマン以外に、ビル・ナイやアラン・リックマン(声優として)も出演していて、私がダンサブルに小躍りするに充分なキャスト陣でした。
届いてから知ってビックリした。
この3人、「ラブ・アクチュアリー」でも観た3人だなって思った。些か被り過ぎてないか。
とにかく、オープニング(イルカの話)が強烈。掴みが素晴らしい。
武器が基本的にバスタオル。
ロボットがネガティブ思考。
宇宙人が書類と申請書重視のお役所仕事。
そんな奇妙な登場人物達の中に放り込まれた普通の地球人・アーサーをマーティンが演じてるんですが、
これがね、普通の人なんです。
普通か普通じゃないかって聞かれたら、誤って「普通じゃない!」って答えてしまうんじゃないかってくらい大変アベレージな人。
周りや舞台がどれだけぶっ飛んでても、アーサーが普通である限り、どこか説得力があって、
観ている人達の目線がアーサーと同じ位置からブレないので、一緒に無茶なヒッチハイクが楽しめるSFコメディとして気楽に見られる作品でした。
ベネさんが宇宙を舞台にする作品に出るなら、マーティンが出演した宇宙を舞台の作品を観ようという、脳内クロスオーバー企画。