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すき、とは言えないけれど、でも(銀魂:近妙)

「「「「王様だーれだっ!!!!」」」」

「うおーっ!王様は私アルー!」

「げ、マジでか、チャイナかよ」

「か、神楽ちゃんが王様…」

「おらおら愚民共、私の前に膝まづくアル!そして私の靴をお舐め!」

「いや、もうそれ別のゲームだから!王様じゃなくて女王様だから!神楽ちゃん!」

「なんでえ、つまんねーの!ケチ眼鏡野郎だな、略してケチメガ!」

「いや、略したってちっともかっこよくないからね、神楽ちゃん」

「…で?リーダー、何を命令するんだ?」

「うわ〜…副委員長、嫌な予感しかしないんですが」

「そん時はお前が犠牲になれ」

「なんですとォォッ!?」

「ちょっとォ〜、早く命令してくれない?彼氏が待ってるんですけどォ」

「うっせーなハム子、じゃねェや、公子、ちょっと黙っとけ」

「やだ〜、沖田君ひどくなァい?」

「ピー」

「神楽ちゃん、ゆっくりでいいのよ?」

「大丈夫ねアネゴ、決まったアル!ん〜と…じゃあ、2番と9番でお姫様だっこ!」

「チャイナにしてはユルイ罰だなァ。で、誰と誰がお姫様だっこしあうんでィ?」

「はーいはーい、俺、9番!」

「近藤さんが9番?」
「2番が野郎だとしたら、見れたモンじゃないですよ…」

「誰も得しないんだったら私が銀さんと「すいませんさっちゃんさん、ちょっと黙っててくれますか?」

「俺は2番じゃないな…エリザベスは?」

「(5番)」

「はっはっは!2番の奴が誰かは分からないが、俺が軽々と抱き上げてやるぜ!」

「…」

「あら、お妙、どうしたの?」

「……最悪だわ…」

「えっ、何?…って、お妙!2番じゃない!」

「姉上が2番!?」

「うほーっ!お妙さんが2番ですか!何という幸運!!まさに僥倖!」

「ちょっ、ちょっと待って!神楽ちゃん、罰変えない?」

「えーっ、なんでアルか!…さてはアネゴ、恥ずかしいアルな?」

「なっ…べ、別に、恥ずかしくなんか」

「いきますよー、お妙さん!よいしょー!」

「!ち、ちょっと、近藤さんっ!」

「…さすが近藤さん」

「委員長の顔…めちゃくちゃ輝いてますよ」

「…弟の身分としては、すごく複雑な気持ちなんですが」

「お、重いから!降ろして下さいっ!」

「何言ってるんですか、お妙さんくらいなら余裕でグラウンド100周は出来ますよ!」

「そ、そうじゃなくてっ」

「お妙さん!しっかり俺に掴まってて下さいね!」

「うおー!ゴリラが珍しくカッケーアル!」

「もー!近藤さんの馬鹿っ!」

「お妙さんをお姫様だっこ出来るなら、馬鹿にもゴリラにもなりますよ!」

「(ゴリラにはもうなってるのでは?)」

「ピー」

「どうです?お妙さん」

「っ、別に、どうもありません!」

「…アネゴ、顔、真っ赤アル」




ある高校の、ほんのヒトコマの出来事




「…なにやってんの、お前ら」

「あっ、銀ちゃーん!」

「ぎっ、銀八先生!?」

「先生!俺達結婚します!つきましては先生に仲人を「誰がテメーと結婚するかァァァ!!!」

「あ、パンチ入った」



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