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腹這いで待つ犬


通勤途中、中学校の正面入り口前を通り、フェンス伝いに角を曲がる。すると、そちらサイドには百葉箱があって、ちっちゃい畑があって、柔剣道場があって、プールがあって、バレーボールのコートがある。その道は車の通りは少なくて犬の散歩にはもってこいだ。

私がこの中学校を通るのはたぶん二限目が始まってすぐのころ。体育の授業はこの時期は水泳で、今日はプールから先生の声が聞こえていた。プールの横は金網のフェンスだけでなく、波トタンで少し先のほうまで目隠しがされているのだけれど、何故かバレーボールのコートに向いた面には目隠しがない。なので、見ようと思えばやや遠目にはなるものの、水泳の授業風景を見ることができる。

そして今日もいた。70がらみの犬を連れた翁。トタンの途切れたところから、じーーーっと見つめていらっしゃる。
確かに中学生たちが溌剌と運動する姿は見ていて気持ちがいいものだ。翁はただ、体が思い通りに動かせた頃を懐かしんでいるのかもしれない。自分の孫を思い浮かべているのかもしれない。あるいは昔教師でいらして、今の指導法に関心があるのかもしれない。見つめている理由は色々考えられるけれど…ああそのお顔、好色そうなその目つきは誤解を与えかねませんぞ。視線の先は青い果実のようなJCの躰ではないのかと。 いずれにせよ、そんな風に見られてる方は相当キモイし、ムカつきまっせ!

飼い主の泳がぬ視線 心得た犬は リードをたるませて待つ




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