本誌ネタバレ含みますので、それでも平気だという方のみどうぞ!
前回の日記を読んで、深く感じ入って下さった方が何名かいたようで、とても嬉しく思っています。
私のひとりよがりな感想になってしまったかな、とも思っていたのですが、共感して下さる方もたくさんいるんだ。
ウルキオラを想って哀しんでいるのも、ウルキオラが救われるのを願っているのも、私だけじゃない。
きっと全てのウルキオラファンの方が同じ気持ちなんでしょうね。
今回の展開に対してはそれぞれに抱く感情こそ違えど、根底にあるのは「ウルキオラが好き」というその気持ち一つで。
好きだから、哀しい。
好きだから、悔しい。
それほどまでにウルキオラという存在を好きになれたのって、すごいことなんじゃないかな。
例えそれがどんなに苦しくても、ね。
それに、ウルキオラがいなかったら出会えなかったであろう人たちもたくさんいます。
ウルキオラメインの夢サイトの管理人様や、Dear…の感想を寄せて下さった訪問者の方々や…
私はたくさんのものをウルキオラから貰ったんだな、とつくづく思いました。
…なんて書き方をするとまるで過去の人みたいになってしまうけど、私の中ではウルキオラはちっとも過去なんかじゃない。
今も、これからも、ずっと。
それにやっぱり、原作でもこれで最後とは思えないんだよなぁ…
続きは今週号の内容に触れます。
まず一言、長いです!(爆)
前回同様個人的な見解入りまくりな上に、前回よりも更に長くなりそうなので、それでも読んで下さるという方のみどうぞ。
ウルキオラのモノローグを読んで、自分で何を感じているかを理解するよりも先に涙が出てきました。
哀しいとか感動とか、そういう区別をつける間もなく、自然に。
『心か』
ウルキオラがはっきりと心を知った瞬間でした。
灰となって消えていく掌の中に、ウルキオラは確かに心を持っていた。
やっと気づいたんだね。
本当は、ずっとそこにあったんだよ。
絶望しかないと思っていた掌の中に、ずっと。
扉絵のウルキオラの孔の中央に『heart』と描かれていて、胸がいっぱいになりました。
虚の孔は失われた心の証。
ウルキオラはその孔を埋めて、心を取り戻したんだ。
なんだかいろんな気持ちがごちゃまぜになってます。
嬉しい、哀しい、寂しい、悔しい…その全てが胸の奥に湧き上がってきて、その全てが本物。
どの気持ちが一番強いのかも、まだよくわからない。
とにかくあの扉絵を見た瞬間に、全ての想いが溢れました。
今までで一番、ウルキオラを身近に感じたような気がした。
しかし…ここでまさかの場面転換が来ようとは…
それもヤミーならまだしも、現世まで飛ぶとは…!
放置?
放置プレイ入っちゃうの、これ?
いや、ウルキオラ好きとしては放置されるのは慣れっこですけどね!(異次元に閉じ込められたり過去編突入しちゃったり現世に移っちゃったり)
でもまさかここで放置とは…!!
ここから3、2、1の各十刃との最終戦が始まるとなれば、長期化は必至。
よ、よもや年単位で待たされるなんてことは…ない、よね…?(ぷるぷる)
ああっ、ないとは言い切れないから恐ろしい!
けど、この展開にある種の期待を抱いてしまったのは私だけ?
ここで最後まで話を畳まずに場面転換したことで、ウルキオラ生存の可能性がやや上がった気がするんですが。
それがどんなに僅かな希望でも構わない。
だって願うのは自由だ!
同じ時間を待つのなら、私は信じて待っていたい。
ウルキオラにもう一度会いたいから。
少なくとも次に話が戻ったときに、ウルキオラの何らかのエピソードは挟まれるものと信じています。
しばらく放置が続きそうな予感ですが、その間はDear…の更新に力を入れてウルキオラ愛を自己生産しつつしのぐつもりです!
ちなみに私は、今回の展開を受けても、作品に対しての批判をするつもりはありません。
私の中でBLEACHは一つの世界として確立されているので、作者どうこうよりもその世界がどう動いているか、なんです。
そもそもBLEACHという世界を好きになったから、こうしてどっぷりとハマっているわけだし。
そういう意味では久保先生に感謝することこそあれ、憤ることはありません。
少なからず自分でも物書きということをやっていると、「作品を生み出す」ということについていくつかわかってくることがあります。
漫画にしろ小説にしろ言えることは、「作品作り」は言わば「一つの独立した世界を作る」ことと同義。
厳密に言えば二次創作の場合はすでに存在する世界に色づけしていくので、完全に自分で作品を生み出すとは言えないのですが、生み出した世界を自分の手で回していくという意味では変わらないと思う。
そしてその中で私が感じたことは、世界を回すということは決してその中に生きる一人一人の行動や運命を決めていくわけではなくて、世界を回しているうちに自然とそのキャラたちが動き出すんです。
うまく言葉にできなくてもどかしいのですが、つまり何が言いたいかというと。
例えその世界の中で誰かが死んでしまっても、それは作者が「死なせた」のではなく、作者の手によって回る世界の中で、その人物が「死んで」しまったんです。
現実の世界でも避けようのない運命が付きまとうのと同じように、自然の摂理に身を委ねて。
そしてそのとき、作者はとても哀しい想いをする。
だって自分が生み出した世界のキャラが、言わば自分の子供のような存在が死んでしまうのだから。
哀しくないわけがない。
「ならば物語を変えればいい」と思っても、それではその世界の摂理を歪めることになってしまう。
こんな話を描きたい、こんな未来を目指したい、そう心掛けながら世界を回している作者にとって、その運命を変えることは自分が想いを籠めて生み出した世界を崩壊させることにもなりかねない。
随分と大袈裟な言い方になってしまいましたが、それが私の持論だったりします。
他の書き手(描き手)さんも必ずしも同じとは限らないけど、自分が生み出したキャラを大切に想わない人はいないと思う。
だから、ただ楽しくて幸せなだけの話ならまだしも、残酷な運命や哀しい別れを描かなければならない話であれば、多かれ少なかれ作者側の葛藤もあるんじゃないかと思います。
ああ…思うままに書き連ねたらこんなに長く…!
すっかり取り留めのない話になってしまいましたが、とりあえず、今後どんな運命が待っていようとも、私は逃げずに受け止めます!
あんなにひたむきに心の意味を知ろうとしたウルキオラから、目を逸らしたくない。
こんな絶望にも似た状況下に置かれた今だからこそ、どれだけウルキオラを愛せるかが試されるんじゃないかと思います。
だったら愛し抜いてやるわ、どこまでも!
ここまで読んで下さった方…はいるのだろうか?(いや、リアルに)
長い話に最後まで目を通して下さって本当にありがとうございます!
これからもウルキオラ愛をめらめらと燃えたぎらせながら作品作りに励んでいきますので、そちらにもお付き合い頂けたら光栄です。
そして共にウルキオラを想う同志様が一人でも増えるよう、心から祈っております!