俺の作品に対するものの見方。
なんでもかんでも腐フィルターをかけるなよ!!
でも、ま、楽しいからいいや(解決)
という訳で、踊る大捜査線3を見てきました。
以下盛大にネタバレが入り乱れ飛び交う上に腐な話(しかも下品)満載でお送りいたしますので、楽しみになさっている方、その手の話が苦手な方は読まないようにしてください。
なお、感想はあくまで個人的な意見ですので、そこをご理解いただきたく思います。
まず全体的な感想としましては、まぁこんなもんか、というのが正直なところです。
ちなみに私は結構な踊るファンなのでかなり甘めな評価になりますが、それでもその程度かなと思います。
第一印象としては、ちょっとおふざけが過ぎるかな、といったところです。
大体どんなに好きな作品でも三作目あたりになると色褪せちゃうもので、それは役者さんの実年齢だとか作品毎の間だとか色々要因があるしそれも加味した上で見に行くので、正直最初から特に期待はしていませんでしたし、これもしょうがないかなと思いました。
だから見終わった後もそこまで凹むこともなく、むしろこれはこれと開き直って楽しめたんじゃないかと思っています。
ただまぁ結果は期待通りというか期待してなかった通りというか、ドラマシリーズから始まって今までの二作の映画と比べればたぶん出来は数段落ちてしまっていると思います。
あくまで個人的な感想なので受け流してほしいのですが。
ともかく前述した通りどことなくおふざけが過ぎた感は否めませんでした。
序盤はまぁそれでも良かったんですが、今までの踊るはどんなに序盤フラットな空気でも締めるところはビシッと締めててたぶんそれが作品全体にまとまりがあるような印象を与えることができてたんじゃないかと思うんですが、今回は最初から最後までフラットでした。
そのシーンを今この空気で入れるのかとか、その発言はあとでも良かったんじゃないのかとか、もうちょいそこはシリアスに出来なかったのかとか、見ながら妙にモンモンとしていました、いや、変な意味じゃなくて。
だから全体的に締まりのないダルっとした印象の映画になっちゃったんじゃないかなぁと思います。
も少しだけ負の印象を。
まぁこればかりは仕方ないのかもしれないんですが、あとは新鮮味がどうしても薄れてしまったということでしょうか。
前作から8年も経過してますし、仕方ないのでこれは割りきれるんですが、ただその薄れてしまった新鮮味を出そうと苦心した結果、やたらめったらキャラが増えたというのは若干遺憾。
せめて二人だろとか私の中で勝手にセオリー作っちゃってんのもいけないんですが、なんかこう急にわらわら増えられちゃうとこっちも追い付けないし、今までいた主要キャラの持分が減っちゃうからやめてくれというミーハーな抵抗もあります。
伊藤淳さんの総受け的なキャラは個人的にも好きですし、存在感のデカかった和久さんの甥というキャラ位置は和久さんの意思を伝え続けていく役回りとして必要だと思うのでそれはまぁいいんですが、正直内田さんのキャラは必要だったかなぁと思います。
確かに一昔前に交通課のキャラとして出てきて、それが出世して今は青島さんの部下っていうのは一見粋な計らいかもしれないんですが、物語の役回りとしてはそんなに重要には感じない…。
んが!ぶっちゃけ私がちょっと内田さんという女優さん自体が苦手なので、この感想はあくまで私個人のただのわがままだという自覚はあります。
内田さんのキャラ位置ももっと客観的に見れば必要なのかもしれないですしね。わかりませんが。
そして最後に、最大にして最強のしかもここから腐的負の印象なんですが
青島くんと室井さんの絡みが少なすぎる…っ!!!
最後の最後の最後にほんのちょびーーーっと会話しただけで、これじゃ前日のテレビで完全準備万端な私の腐的萌え感情は一体どこに持ってきゃいいっていうのよギャーース!!(吠)
お互いに信頼関係が出来上がってるのは痛いほどわかりましたし、室井さんはすっかり偉くなって捜査にも携われなくなった身分だから二人の絡みが減っちゃうのも頭では理解出来るんですが、それにしたって……!!(号泣)
そ も そ も !
室井さんの出番が少なすぎる!
あんまりにも少ないし、なんか全然何する役職なのかもわからないし。
分かったのは、あのお偉方に囲まれても室井さんはあくまで総受けだなということだけです。
でもまぁ最後にほんのちょびっと会話しただけでも嬉しかったし、そのほんのちょっとしたところから私のスーパーサイヤ妄想力でもってあれよあれよと想像を膨らませ、あっという間に室井さんと青島さんはあられもない姿と化し私の萌えはこうして自己補給により達せられるのでありますなんかすいません。
とかなんとかここまで言っといてなんですが、私的には青島×室井さんに関してはあくまでプラトニックな関係だと思っています。
下品な言い方をすれば、ヤっちゃう一歩手前まできた友情というか。
だから二人が仕事を離れたらすんげぇ仲良くお酒とか飲んでてくれてればそれが一番嬉しかったりします。
プライベートでは苗字じゃなくて名前で呼び合っちゃったり。「おい、俊作」とか言っちゃったりしちゃったりらじばんだり。
会えない日が続いたり、室井さんが昇進関係で何か変動があったらお互い電話掛け合っちゃったり。
んでお互いの近況報告とかしあっちゃったり。
少なくとも青島さんと室井さんはお互いの携帯番号知ってるんですよね。どの回だったか忘れましたけど、ドラマ中室井さんと青島さんが私物の携帯で話すシーンがあったような気がするので。
てか、室井さんが青島さんとメアドとか番号交換したっていうだけで萌える。マジ萌える。
赤外線とかやっちゃってる室井さんガチ萌える。
どっちが先に交換しようって言い出したのかなぁ?!
やっぱり青島くんかなぁ?!
意外と室井さんからだったりしたらマジガチごっつい萌える。
携帯片手に渋面ででも実はすごく恥ずかしがりながら「交換しないか」とか室井さんが言って、青島さんがしばらくポカーンとしながら「この人可愛いなぁ……」とか思ってたりしたらマジガチごっついホントすいません。
これスピンオフとかでやってくんねぇかなぁ(やんねぇよ)
とりあえず今回の劇中で青室的萌えシーンは、青島さんが室井さんの為に湾岸署のお土産を持って室井さんを見送りに行ったところですね。てかそこしかなかったんですが。
二人がお互いにお互いの健闘を称えあっていたのが、こいつらいつからこんなに仲良くなりやがったんだ私が見てない8年間の間で一体何が起こったんだまさかあーんなことやこーんなことを色々やっちまったのかとか色々考えさせられました。
たぶん青島さんと室井さんの仲の良さは周り皆知ってんだろうなぁとか思います。とくに官僚周辺。
なぜって室井さんは官僚界のスーパー総受けスターですから。
みんな狙ってますから。
でも室井さんは天然総受けでそれに気づいてませんから。
だから官僚はみんな青島さんのこと敵視するんです。
でも青島さんは室井さんを手中におさめている自信があるので負けないんです。
官僚界では、意外とずる賢い計算家青島さん×官僚界の天然総受けスター室井さんという構図が出来上がってるんです。
まぁあくまで私の妄想の賜なんですが。
浅いい話はこれぐらいにしまして。
作品全体は確かにちょっとおふざけが過ぎた感はありましたが、おふざけ一個一個を見ていけば普通に面白いし笑えますし、やっぱり君塚さんはすごいなぁと思います。
あとはやっぱりすみれさんとの行方ですね。
散々室井さん総受けとか訳ワカメなことほざいといてなんですが、それはそれ。
すみれさんとの恋愛も普通に楽しみなのであります。
やっぱり「好き」の二文字がどうしても言えないこのもやもや感はいつ見ても萌えさせられます。
お互いいつでもオッケーなはずなのに、それを言ったが最後、この気持ちのいい関係が変わっちゃうんじゃないかという恐怖があるんですよね。
だからお互いどうしても怖くて言えない。
でも好きものは好き。
モヤモヤモヤモヤモエ。
つまりすみれさんかわいいなぁが結論。
たぶんこれに関しては製作者側も怖くて言わせられないんだと思います。
言わせちゃったらこっから先どうすんの、みたいな迷いとかもあるんじゃないでしょうか。
でも普通に考えたら、前作の時点ですみれさんは青島さんのことが好きであることを自覚してて尚且つそれをほのめかしてて、それから8年も経ってるのに唯一の進展が、青島さんがすみれさんのことが好きだということを自覚したということだけ、という。
一昔前の青春男女学生か。
ピュア過ぎる二人に乾杯もとい完敗であります。
まぁ二人がくっついたらくっついたで見てるこっちもちょっと寂しさを感じちゃうと思うので、結果オーライです。
つまりすみれさんはやっぱりかわいいなぁが結論。
すみれさんも実はリアルに所轄内にファンが多そうなので、万が一青島さんとくっついたらこれまた敵視されそうですね。
室井さんにしろすみれさんにしろ、青島さんはアイドルキラーであります。
つまりすみれさんはやっぱり絶対かわいいなぁが結ろ(もういい)
あとはその他萌え要素。
伊藤淳さんは総受け感たっぷりで満足ではありますが、どっちかっていうと伊藤さんはチーム・バチスタの栄光シリーズで変態官僚の白鳥さんにいいようにされてればいいよと思うのです。
しかしこれに関して語り出すと、たぶん容量オーバーで表示しきれないのでそれはまた次回。
とりあえず原作を読みましょう。白鳥×田口以外のなにものでもありませんから。絶対狙ったからアレ。そしてまんまとひっかかったから私。
ワンさんなかなか良いキャラでした。
漫画みたいなカタコトが良い。
岡村さんがいいスパイスになってました。
黒胡椒ぐらいのスパイス感。
伊集院光さん、テレビシリーズで出てきた時は普通に不気味で意外と上手いなぁとか思ってたんですが、最近伊集院さんの知的レベルが上がっちゃってるためか、今回は不気味じゃありませんでした。
その代わり地味なカウンターをくらい続けたような打撃はあります。
それもなかなかなスパイスでした。
キリスト教徒な稲垣吾郎氏…。
旬な小栗さんは普通に上手かった。当然ですが。
惜しむらくはもうちょっと奥行きのあるキャラかと思ってましたが、意外と底が浅かったような気がします。まぁこれは製作者側のミスであって旬な小栗さんには関係ありませんが。
とりあえずどうせスピンオフするんじゃね?的キャラです。
スリーアミーゴスはもはや一種の芸術的領域に入ったんじゃないかと思います。
あの記者会見のシーンはふざけすぎですが、芸術的面白さは確実にもらえます。
やってること下手な芸人より面白い…。
ちょっと老けた織田裕二さんが普通にムラムラするほど惹かれました。アウトレイジの椎名桔平さんばりに私のどっかのツボを押しやがってくれましたごちそうさまです!
あの人なんであんなかっこいいの。
あれでゲイとかマジお近づきになりてぇよ。
とまぁ、大体語り尽くしたかなぁと思います。
散々言い倒しましたが、結局踊るが好きなら普通に楽しめると思います。
みんなかわいいし、かっこいいでした。
やっぱり踊るはいいですね。