劇場版NARUTO疾風伝観てきました。
以下完全なネタバレですので、楽しみになさってる方は読まないことをお勧めします。
また同性愛的表現(ていうかカカナル)が多分に出てきますので、覚悟のある方のみお読みください。
あらかじめごめんなさい(土下座)
劇場版NARUTO疾風伝〜火の意志を継ぐ者〜
もとい
KAKASHI失踪伝観てきました!
一人で!朝一で!ちびっ子と親御さんに混じって!
いやぁぁぁーーー………
良かった!!
かなり楽しい映画になってました。
私には見応え十分です。
今までの映画はオリキャラを中心にしていたようですが、今回は木の葉というかNARUTOキャラを中心に据えて、またどのキャラもないがしろにされることなくバランスよく登場していたので、NARUTOファンには大変嬉しい出来でした。
話の内容としては、かつて自来也や綱手やオロチーと仲がよかったヒルコという人が、この三人みたく強くなりたいとかでまぁ色々えげつない実験をやってて、その一つに今回の事件が絡んできた、みたいな。かなりアバウトですが。
仔カカシがオビトの目を移植して帰還したのを見て、これだ!と思ったとかで、何十年も前に仔カカシに印をつけていたとかで。それが今回発動しちゃったとかで。
金環日蝕と土地と人で、天地人が揃ったらヒルコ様は最強の忍になっちゃうとかで。
っていうか今の時点でも十分強いから勝ち目がないとかで。
カカシ先生が自分の身を犠牲にして、敵の懐に入ったところで自分もろとも万華鏡写輪眼で異空間にいっちゃおうとかで。
綱手様が苦渋の決断で、暗部でもめったに使用しない時限式の術式をカカシに施したとかで。
そんで、まぁ、ナルトが、そんなことはさせねぇーー!とかで。
みんなの制止を振り切って助けに行くとかで。
という話。
仔カカシの時点で狙われてたとか、結構受け的ツボを突かれたようで嬉しいんですがなにか。
てか、本当に今回はKAKASHIな感じで見てて飽きませんでした。
自分一人が犠牲になれば里が助かると考えて、ナルト以外の他の人達もその意見は御もっともと納得して、カカシがいなくなるのはつらいけどこれが里の為なんだと思ってあえて止めなくて。
死の決断をしたカカシ先生がなんともいえなく切なかったです。
最初の演習で使った鈴をナルトに渡して、「じゃあな」って、あんたそれ、ハンザイ・・・!
しかしながら、見張りの二人をなんなく蹴倒してふらふら行っちゃうカカシ先生を誰か追いかけろ!と思ってたら、やっぱりナルトなんですよね!かわいいな!こいつ!!
今回はカカシ先生もさることながら、ナルトの一途でなんともかわいいことっ!!!
皆、カカシ先生の意見に賛同してあえて死に行くカカシ先生を止めなかったんですが、唯一というかやっぱりというか、ナルトだけはそんなことぜってぇさせねぇとかで追いかけてました。あ、でも、サクラちゃんも一緒です。
それを追いかけたのがシカマル率いる例の皆々様でした。
シカマルは最後までナルトと対立というか、火影の命令が絶対なんだとナルトに言い聞かせてたんですが。
ナルトはかつてカカシ先生に「仲間を見捨てる奴はそれ以上のクズだ」の教えに従っての行動なんですが、シカマルもまたアスマの「玉を守る」という教え(火の意志ってやつ)に従っての行動でして。
シカマルはカカシ先生の自己犠牲が里の玉を守る手段だと理解してナルトを制止し続けたんですが、ナルトはナルトで、誰かの犠牲の上に成り立った木の葉の平和が玉にとっての本当の幸せなのかと考えて、火影やみんなの制止を無視してたわけです。
皆の意見がみんな正しい気がして、シカマルの意見もナルトの意見もなんとなく分かる気がして、それがなんとも考えさせられたというか。
でもやっぱりナルトの意見が最後は勝ちましたね。
一人が犠牲になるのではなく、皆で考えて皆にとっての最善の方法を皆で行動する、という。
シカマルとナルトが最後まで対立してて、でもシカマルがナルトの考え方を聞いて「ハッ」としてたのを見たら、妙に切なかったです。
ちなみにシカマルの胸ぐら掴んで必死に訴えてたナルトが完全無欠で好きです。
かわいすぎ(真顔)
最後はみんな協力し合ってました。当然。
ナルトが最後、一人で敵の陣地に入ってカカシ先生の手をとって助けてました。
素敵・・・。助けるナルトも助けられるカカシ先生も素敵・・・。
さ、まじめな感想はこの辺にしまして(まじめだったの?とか聞かない)
敵のなんかぐにゃぐにゃしたやつからカカシ先生を助け出したはいいけど、なかなかカカシ先生が起きてくれなくて、「なんでいつもこうなんだよ!」つって悔しがってたナルトに言ったカカシ先生の「おはよう・・・」は、
アンタ
ソレ
ハ ン ザ イ・・・・・ッッ!!!
いいいいいいのうえばんざーーーーーーーいいい!!
なんかもう後半は完全にカカナルでしたホントすいません(謝った!)
今まで完全に受け臭さ満載だったカカシ先生が、対ナルトになった途端、ナルトが受け臭くなってしまうのはやはりナルトに生来の天才的総受けの血が流れてるからなんでしょうともかくカカナルでした。
カカシ先生の「おはよう」の後の二人の間に流れるなんともいえない甘い空気はなにごとでしょうかイルカ先生すいませんごめんなさい楽しんでますすいません。
最後はヒルコ相手に二人で戦ってました。カカシ先生がナルトに対して親指を立てるとかおまえら戦闘中にありがう!!
しかし最強はぴえろです。公共の画面で完全にカカナルやりやがってくれました。
戦闘が終わって、ナルトがカカシ先生に鈴を返してニコッとしたのを見て、カカシ先生がオビトのことを思い出してニヤニヤしてたら、周りの皆が完全に「あーあ」ってなっちゃってましたこれはピエロの策略ですごちそうさまです。
ヒナタに「先生不潔です」とか言われてました。面白いなおい。いっそ正面切って真顔の地声で「不潔です」って言ってもよかったかもしれません。
なんせライバルですから(笑)
サイが本を読みながら「二人でドキドキする環境にいたらそれが恋に発展することがあると書いてありますが、男同士については・・・」とか真面目に言ってましたかわいいなオマヘ・・・!
吊り橋効果だなオイ!
リーくん曰くこれも青春の一ページだそうです。
・・・・・・・・・・ホモが?
そしてシカマルはマジ顔で「おいおい・・・」と言ってました。
あの軽蔑しきった目。私の胸にも深く突き刺さりました。
どうやら木の葉はホモには厳しい環境のようです。
少なくとも私には生きていけない環境です。無念。
ナルトは逃げて、カカシ先生が「おぉい!ちょっと待てよぉ!」と言って追いかけてました。このときの井上さんの声が最高に絶妙ですレクサス乗っちゃいたいです。
これでカカシ先生には完全にホモロリータのレッテルが貼られたこと間違いないでしょう。
どんなにやさしく微笑みかけても、彼には常にホモロリータのレッテルが付いて回るのです。
がんばれカカシ!がんばれ私!(号泣)
この辺のくだりはピエロが完全にカカナル要素満載でお届けしてくださったので、ナルト総受けな私には大変おいしいシーンでしたが、家族連れの方々にはなんと言ってよいやら汗が止まりません。
まぁ、ともかく、ごちそうさまでした!!
カカナル以外にも良いシーンはいっぱいありましたよ。
映画の出だしはサイだったんですが、めちゃくちゃかっこよかったです。
あの飛翔感すごすぎでした。
ナルトとサクラを迎えに来たときの「ナルト!サクラ!乗るんだ!」は最高です。
あれ?この子、かっこいいよ………?
カカシ先生に『女心』の本をもらってました。
入院してるのにナルトに引っ張られて無理やり焼肉屋に連れてこられたサイがなんともかわいかったです。
点滴カラカラしながら来たのに、結局ナルトと一緒にサクラちゃんに殴られてました。つか、病院のベッドがナルトと隣同士って、かわいーーーなぁーー!!
他にも。
最後、ナルトがヒルコを倒した後、なぜか皆がナルトを胴上げしてたんですが、それにネジが普通に加わってるのがなんとも楽しかったです。
女子とかは結構外野で見てたんですが、あのネジがねぇ・・・。
実はめちゃくちゃはしゃいでたりして。いつもからは想像できないぐらい輝いてたりして。
そしてハタと気が付いて、急に落ち込んだりして。
や、私、はしゃいでるネジ兄さん好きだよ!!
しっかし、MVPはなんと言ってもシノですね。
彼は完全に名言を残しました。
「オレはそんなに影が薄いかっ!!」
あぁ・・・・本音が・・・(ほろり)
これに関しては岸本先生も「原作者として気まずく、それでいて気持ちよいところ」だったそうです。
岸本先生もシノに関しては引っかかるものがあるらしいです。
シノ・・・。あんたが一番存在感あるよ・・・。
やっぱ映画は迫力ありますが、それだけじゃなくてやっぱり脚本とか構成とかすべてに関して、今回はつくづく私のツボを押してくれました。
ピエロに感謝です。
この夏最高のイベントになりました!
もっかい見たいです。
最後はつり橋効果なカカナルでありがとうごめんなさい。