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第六十九話

「元就さーん、散歩くらいならいい?」

「その問いはもはや聞き飽いたわ。…好きにするがいい」

「やったっ」


元就さんのお屋敷でお世話になってしばらく。
足も完治してようやくそこら中を動き回れるようになった。
…うろうろしては元就さんに怒られてるんだけど。


「貴様が屋敷を離れることによって、ここに怨霊を呼び寄せるような真似だけはしてくれるな」

「その辺散歩するだけだってば」

っていうか人のことを怨霊除けの防虫剤みたいに言わないで!


「それじゃあ行ってきまー…」

「…貴様は」

「え?」

「人を捜しておるのか」

「……」


…そう、あれからまだ誰にも会っていない。
近くに気配を感じないってことは、この辺りにはいないのかな…


「八葉とね、はぐれちゃったから…」

「八人共にか」

「ううん、まだ全員揃ってないんだ」



天の青龍、政宗さん。

天の朱雀、幸村くん。
地の朱雀、慶次くん。

地の白虎、佐助さん。

天の玄武、三成さん。
地の玄武、家康さん。

そして小十郎さん。
小十郎さんには宝玉がなかったから、八葉じゃないみたいだけど…


「己の八葉に心配をかけるとは。とんだ神子もいたものよ」

「う…耳が痛い」


…みんな、どうしてるかな。
誰かと合流できたかな。

不意にあたしは心配してくれそうな人物を思い浮かべてみることにした。

「……」


『貴様…!今までどこにいた!なぜ姿を現さない!』


「……」

…いや、なんか違う……
っていうかなんで三成さん!?
心配どころかむしろ怒られてるからね!

うう…怒られる前に早く見つけなきゃ!

















**********


元就さんのキャラ修正がどんどこ不可能になってきた\(^O^)/
説教臭いわー。

そういや八葉のポジショニングまだだったわと思って急遽詰め込み(笑)





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