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第五十六話

「…そりゃあ、白龍と黒龍が揃って初めて龍神っていうなら必要なんじゃないのかな?」


フォローしてみたものの、佐助さんが言うことも一理ある気がする…
ちらりと孫市さんを見た。
…あ、微笑まれた。


「確かに、白龍の神子が穢れを払う清浄な正の気…つまりは陽の気をまとうのに対し、黒龍の神子がまとうのは陰の気だ」

「え、それって怨霊を生み出す負の気とそう変わらないんじゃ…」


慶次くんが首を傾げた。……うん、そうだよね。



「だからこそ、こくりゅうのみこはおんりょうのこえをきき、それをしずめることができる…」

「ならば日の本に広がる穢れの原因も自ずと知れよう」

「Huh?なるほどな。そいつを突き止めるには、穢れとやらを辿るために黒龍の神子がどうしても必要ってわけだ」

「ううむ…何やら複雑でござるな…」

「たぶんそれ旦那だけだよ。でも俺様も納得。ゆくゆくは探す羽目になるってわけね」

「こくりゅうのみこは、しんのりゅうじんをしょうかんするにもかかせぬそんざい…。たびをつづけていれば、かならずやであいましょう。それがりゅうじんのえにしというものです」



…とにかく、全部が全部を解決するには八葉と二人の神子が必要ってことだよね。
あたしじゃ穢れの原因なんてわかんないし…

でも協力しあえばきっとなんとかなる!
…って信じよう!

















**********


幸村はやっぱりちょっとお馬鹿な方がらしい気がする。

しかし謙信様はひらがなめんどくさいな(笑)






鬼契り

「そこに…いるか?」

ふすまからは手だけが伸ばされ、暗闇で何かを捜し求めるように宙を掴む。


「…いる。どうした?…夢でも、見たか?」

「……ああ」

「そうか…。私もだ」

「お前も…?」


彼女がそう応えたのが余程意外だったのか、  は握りしめていた拳を緩めた。
そしてもう一度、  の手を誘うように腕だけを伸ばした。

「……」


  は不意にふすまの前まで四つん這いのまま進み、  の手を取る。

「…!」

「私は…つらい夢、だった」


ふすま一枚に隔てられ、手だけが二人を繋ぐ。
互いの関係が、そんな風に脆く儚いものに感じた。


「…開けたら、駄目か」

「……」


いつもなら、「何言ってる。この阿保鬼が」と一蹴する。
だが、そんな余裕を  は今持ち合わせていない。
苦笑するように、呟き  の手を握り返した。


「駄目だと、言った覚えはないが」


その瞬間、ふすまが勢いよく開いた。

「!」


繋がった腕をそのまま引かれ、  の上に  が覆い被さる。

「なっ…」

思わぬ行動に思考が停止する。
それどころか  が動かないのをいいことに  は徐々に行為を加速させた。


「っ!やめろ…!このっ、阿保鬼!」

「じゃあ殺せ!」

「!?」

「お前にはそれができる。俺は今お前に手を上げた。契約を破った!だからそうする権利がある。お前が本気で嫌なら、本気で俺を拒絶するなら…!今すぐ!俺を殺せよ!」

「  ……?何を…」

「気づいてんだろ…?俺がお前をどう思ってるか…!拒否はしないのに拒絶するなんて、あんまりだろうがよ…!」



















………っていう話をね、一ヶ月前に考えてフィーバーし続けているのだが←

自分的には少し珍しい傾向の話だから一人でwktkしてんですよ。

誰かに話して発散させたいんだけど、これ少しでも話すと盛大なネタバレになるので言えず…
え?別に誰もそんなん聞きたかねーやって?ししし知ってるけど!わーん!(殴)


夢主イメ画ばっか考えちゃうしさ…!
しかもタイムリーに私故意的に鳴ちゃんとかぶせたしさ…!



…はー………
こういう恋愛もね、アリだと思うのよ。

恋は盲目って言うけど、愛が盲目だっていいじゃない。



あああっ!
頭の中がそのまま映像や文や絵になればいいのにー!





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