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「でも、確かにブライトってなんでも教えてくれるの上手だもんね! 頼んだらきっとお茶のことも教えてくれるね」
ファインはそれでも相手の気持ちをくんでそれだけいった。
「そうなの! ブライト様ってとっても教え方が上手なの! この前もね、ミルロと一緒に宿題でわからないところをきいたらね、すごく丁寧に教えてくれたの」
「ふーん。ブライトらしいね」
「そうでしょう。でもね……私、ダメだなって思ってるんだけど……ミルロがほかのことも聞いて、そっちの話しだけになっちゃったとき……ちょっと寂しいなって……ダメよね、こういうの!」
「え? どうしたの、急に」
「私、なんだか、ちょっと寂しいって思った自分が嫌なの。ミルロにも悪かったなって」
そういいながら、レインはようやく腰を落ち着けて、自分のいれたお茶を一口飲んだ。
そうしてファインからの言葉を待っているような感じをみせる。