花はみるみる明るさを増してくる。
「シェイド!」
ファインが期待に満ちた笑顔をみせた。
その表情が、なぜだか不安を溶かしていく。
胸の鼓動はおさまらないけれど、シェイドは小さく微笑んだ。
ふたりの笑顔が重なったとき。
フワリ、と花が開いた。
そして中から……小さな光の粒がふたつ、ゆっくりと転がりでる。
ファインとシェイドは驚いて、一瞬とまったが、それがフワッと花びらの先からこぼれそうになったのでファインが手をのばした。
受け止めるようにだした彼女の手の中に、ふたつの光はすくいとられる。
ビー玉くらいの光の粒。
金色に輝いているが、優しい光でみつめても大丈夫だ。
シェイドもファインの手の中に顔を寄せ、ふたりはそれをじっと眺めた。
「光ってるね…!」
ファインが興奮して顔を明るく輝かせた。
「ねえ、咲くかな…?」
シェイドはなにもいえなかった。
ドキドキと胸が鳴りだし、なぜか緊張する。
もう逃げられないという気持ちがしたが、頭がぼうっと熱くなりファインと花をみつめ続けた。
あっちこっちのジャンルブログでいってる言葉ですよねm(__)m
仕事先が変わり、腕時計を買いました!
白地に金文字(*´∀`)
最初、時計店で一万いくらばっかりに怖じ気づき、アクセショップで2500円で落ち着いた可愛いの発見♪
アクセサリーのショップだったから、ほかにもキレイなものいっぱい…
でもまだみーてーるーだーけー。
少しずつほいしなあ。
なんかやっと可愛いものに目がいく余裕がでた…
宝石の国にいきたい(お)
ハッとしてシェイドは振り返った。
月明かりだけが差し込む薄暗いガーデン。
けれどそこに立っている少女が誰だかすぐにわかった。
トレードマークのふたつ山の帽子。
相手も心なしか小声だが、話しかけてきた。
「シェイドもきたの?」
少し緊張した声。
お互い、校則を破っていることはわかっている。
けれど、妙な安心感や満足感があった。
ふたりは顔をみあわせた。
「ちょっと……散歩がしたくて」
えへへ、とファインが笑った。
シェイドもつられて微笑む。
なんだかふしぎ星に戻ったような気がした。