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アフォリズム

最近の生活は



月曜日〜金曜日
研修受けて
週末ゆうじクンと
過ごして、の繰り返し


土曜日は
親戚のおばちゃん家に
ゆうじクンと行った


いとこのお姉ちゃんに
パーティドレスを
借りていたので
返しに行くのと
お礼を言いに


お昼頃
おばちゃん家に着くと
アタシはおばちゃんといっしょに昼食の準備をした


ゆうじクンはというと
アタシの甥っ子(小学二年生)の面倒を見てくれた



ゆうじクンは
アウェイな立場だから
アタシがなんとか
居心地良くしてあげなきゃ

と思っていたけど
ゆうじクンは
ちゃんと謙虚で
ちゃんと堂々としてた


ゆうじクン家に行ったときのアタシとは
大違いだった


家には
おばちゃんと
おじちゃんと
いとこのお姉ちゃん夫婦がいた


むちゃな質問も
真面目な会話も
ゆうじクンは
臆することなく
答えて
会話に加わってた


むしろアタシの方が
久しぶりにおばちゃんたちに会って
緊張してたかもしれない




おばちゃん家を出てから
緊張したって
アタシが暴露したら
「まゆ、緊張したら声色も話し方も変わるもんね」
とゆうじクンが
ニヤニヤした

見抜かれてた

無きにしもあらず

ゆうじクンは
多趣味だ


何にでも手をだす


「じいちゃんになって無気力になるって人多いけどそんなのヤダもん。ずっと何かしてたい」


ゆうじクンが
生き生きしながら
いった


アタシは
眉間にシワを
寄せたままそれを聞いていた


その結果
ゆうじクンの
人生プランには
お金も時間も
普通の人より
たくさん必要だと思った


そういう人生が
送りたいなら
今からやらないとね


アタシが真面目に言った

ゆうじクンが
そうだね、と言った



学年一位を取ろうよ


「確かに一位くらいとらないとなれなそうだょな…うん、なるょ」


瞬時に
軽い
と、思ってしまった


「一位になったらまゆのフルコースかな」

ゆうじクンが
ニヤニヤして
言った


慌てて
無理無理、と返す


「ぢゃぁまゆが上から下まで一式洋服買ってくれるの、な」


ほ、本当に
欲しいならいいょ


さんざん渋ってから
そう言った


ただし、本当に
欲しいならだょ


本当にどうしても
ってことぢゃないと
やる気にならないでしょ

「まぁそうだけど」


ゆうじクンが
ちょっと押されていた


それもそのはずで
アタシはやたら
真面目になってた


ゆうじクンの話を
まともに
受けてた

真剣だった


でも本当は
そういう目標を
立てられる
ゆうじクンがスゴいと思ってた


例え口先だけでも
アタシには無いものだった


だから
そっちが言えたら良かった


そしたら
ゆうじクンのやる気を
もっとかき立てられたかもしれない


とは言いつつも
ゆうじクンは
やる気になっていた





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