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イカロスの翼

イカロスの翼っていう
神話があるけど
あれは欲に突き動かされた
愚かなイカロスの話として
受け継がれている




だけどアタシは
あれは違う読みが出来ると思う






塔に閉じ込められていた
親子にとって
外界は希望であり
太陽は憧れである


つまり
憧れに近づくためには
代償が必要であり
羽が溶けて海に落ち
死んでしまったイカロスのように
精神力も体力も
すべてを使いきるってこと


それは
近づけば近づくほど
強く必要で
だけど
人間は憧れを持つから
何かを削ってその距離を縮められるわけで





だけど飛び続ければ
羽はバラバラになって
海に落ちてしまう


人間は憧れを抱いた時点で
自分に無理を強いてる


だって簡単に
その憧れに近づけるならば
最初から距離を縮める必要なんてないんだから








前置きが長かったけど
とりあえずアタシは
劣等感が強い



自分の体のこともあるし
性格の問題もあるし
自分自身がスゴく不器用だから
人と関わるのも
一苦労で



憧れをもつたびに
アタシは近づけなくなる


イカロスは
懸命に近づいたけど
アタシは遠くの島から
眺める感じ



アタシなんかが
近づいていい存在じゃない…


ってまず思う


例えばスゴく好きな
アーティストがいたとして
スゴく好きで
ライブも行ってみたいのに
よほどのチャンスがないと
行けない


アタシなんかが
行っていい気がしない

アタシなんかが
その人たちが作り出す世界の一部になっていい気がしない



大袈裟な感じがするかもしれないけど
普段からそうで
一瞬でもスゴいって思った瞬間に足下がグラつく





怖い




まぁ前置きは長かったけど


とりあえずね



いまは
そんな気持ち


いまは
畏れしかないな
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