(小話)マーカー

「うわぁ、カラフルだ」
「マーカーとやらを使ってるらしい」
友人の言葉に感動しながら、眼前のガラスケースに保存してあるノートを見つめる。
数式が記入されているので、算数のノートだろうか。
それにしても、文字がにじまずに色をつけるなんて、どんな技術を使っているのだろうか。
「工学科が研究中らしいな」
友人がガラスケース下にあるプレートの説明文を眺めていた。
感動してはいないらしい。もったいない。
「これ、再現できたらすごいよな」
「フォアが起きてるほうがすごいが」
ため息が届くが無視する。
睡眠は健康に良いって習ったし。良いのだ。
「いつか使ってみたいなぁ……マーカー」
「第三次世界大戦の前の遺産らしいからな。再現できたら大ニュースだ」
「そうなると面白いね」
「……そうだな」
なぜか肩をすくめるし。
面白いと思うんだけどなぁ……。



終わり

よくわからんが

今の自分を受け入れるって難しいけど大事だよね。

嫌なところも、良いところも引っくるめて自分なんだと受け入れる。

自分に対して強い人は、ある種の諦めももっている。
特別な人間ではない。銃で撃たれたら、車で轢かれたら死ぬただの人間なんだという当たり前をちゃんと認識して受け入れる。
主観は自分を主人公のように錯覚させるものだから、こういう観点はなかなか持ちづらい。

物語の主人公と生きている自分は違う。
誰からも好かれないし、嫌われてばかりな人もいるけど、だから悪いわけではない。いなくなっていいわけではない。
生きている以上、自分の体を優先にして前に進むべき。
死ぬ前に、自分を受け入れて周りを拒絶する勇気がいるのかもしれない。

なにもないなら、ないところがスタートラインだと割り切って笑えたら。きっと、今までとは違う自分になれる。
新しく自分を作れる人は、ただ強いと思ってる人より主張しないだけでより強い。まぁ、人間は強い弱いではかるものじゃないが。

なにもない道を選ぶのか、誰もが通る道を選ぶのか、はたまた新たに道を作っていくのか。

嫌な面すら見据えられるなら、おのずと道を歩いている。

人間に与えられる運命は、人それぞれである。怠け者でも働き者でも、幸福は訪れる。
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