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中野に行った話

先日、中野に行って来ました。二年と半年ぶり二回目です。


まずはアイマスの聖地へ。
そこはnamcoのゲームセンターで、アーケード版アイドルマスターが初めて稼働した場所です。
今でもコーナーができていて、プロデューサー同士の交流ノートが置いてあったり、当時のゲーム雑誌の切り抜きがあります。筺体は未だ現役でした。
前回行った時はアイマスショップが営業していたのですが、毎回やっているわけではないようです。残念。

ゲームセンターは滅多に行かないので、最近の格闘ゲームの視点がぐるぐる動くことに驚きました。
店内にはフードコーナーもあり、どうやら女性向けアイドルゲームらしき作品とコラボしていたようです。


それから中野ブロードウェイへ。

数日前にコンレボ円盤消化し終わったばかりでしたから、昭和特撮やソフビ人形に興奮することしきり。前に来た時よりもプラモデルやソフビ人形に対する理解が深まっていたような気がします。
以前に中野行った時のブログを見返したら昭和レトロに興奮していたので、そりゃあコンレボを好きになるだろうなと。

ソフビ人形といえば、ウルトラマンの低クオリティなソフビ人形や、古びた西洋人形がディスプレイされたお店があったのですが、店内が薄暗かったのもあって怖かったです。

もちろん新しいフィギュアやグッズもありました。特に松とか。
オタクグッズは大体何でもありそうです。
見ているだけでも面白かったです。

ちょろい

コンレボの円盤見終えて、改めて感想を漁っていたらですね。
へっきー先生のコンレボ本が在庫残り少ないと知りまして。
買いますって語尾にハートマークつけながら通販サイトポチってきました。

『コンクリート・レボルティオ』見返し(二十話〜最終話)

・第二十話

GIジョー回。
ゲスト脚本は虚淵玄。
啓蒙主義を敵役として置くあたりは『翠星のガルガンティア』でもあった対立軸ですね。

これを観る前に『神化三十六年』を読んでいた方がニヤリと出来ると思います。視聴後に読むと、孫竹さんの発言との繋がりがわかると思います。私は前者でした。

アメリカをステレオタイプに描いているという批判を目にしましたが、昭和四十年代の漫画では、アメリカは概ねこの手の描かれ方をしていたような気がします。
コンレボは「現実の昭和」ではなく、「昭和のフィクション」を元ネタにしているので、ステレオタイプな描き方をしているとしても、それは当時のフィクションを反映した結果だと思います。

そんなことよりも「脱走したサイボーグ兵士が損傷を補うため、かつて仲間だった同型規格のサイボーグ兵士達から腕パーツをもぎ取って換装」は最高だと何度でも歌いたいです。

第三者たるジョナサンから見た爾朗さんと柴来人は友達。
柴来人といえば、脚本よりも丁寧に神棚を片付けていて好感触です。

ラストの新聞にちらっとウルティマポリスが。相変わらずさりげない伏線の張り方です。
しかし思い返せば二期開始時から決戦は沖縄だと仄めかしていましたね。

怪物と闘う者は自分が怪物となってしまうのでした。


・第二十一話

爾朗さんのメンタルフルボッコ回。
ツケが一気に押し寄せて来ました。

お前は何をやっているんだと責められる→心のヘルプに反応してアースちゃんが来るの流れでもう爾朗さんのライフが心配になるのに、このタイミングでジュダスが人体実験していたとカミングアウトするの酷すぎて笑います。
そういえば彼らは別に仲良しでもないし、チームでも組織でもなかったのでした。言うなれば、何故か柴探偵事務所に集合する烏合の集です。

そんな中で巨大化してもいいことないぞと言っちゃう白田さんは癒し。
というかこの作品、良心的なキャラクターが少ないですね…。悪人ではないものの面倒臭い性格揃いです。

キャラクターといえば、倫子さんがこんなにいいキャラになるとは初登場時からは思いもしませんでした。
酔っ払って管を巻く姿がなんだか可愛いとさえ感じます。

メガッシンの合体と分離を組み合わせた戦い方好きです。

キッカーの外見が長川神リスペクトにしか見えません。彼が何をして何を思っているのかはコメンタリーで少し触れられますが、尺の都合で本編には組み込めなかったそうです。だからなのか、私にはキッカーが作中で浮いているように見えます。

脚本にある野球超人がどの立場のキャラかわかりません。


・第二十二話

スーパーロボット回。
しかしコンレボはロボアニメではないので、ロボはここで退場です。でも川に流すのは不法投棄では?

長川神が思い描いた理想の超人
=クロード
=×××(ネタバレ)
大体予想していた内容ですが、非常にそそられます。これ、イラストにしたいですね。

「あそこで泣いている子供がいる」
風郎太は子供の味方。ずっと一貫して描かれて来たからこそ、ここでグッときました。
元々「あの頃の自分を今の自分が抱き締めに行く」シチュエーションが堪らなく好きというのもあります。

ついに合体しましたよ。
悩み続けてきた爾朗さんと、思い切りが良くなった柴来人の平行線な関係が重なったのだと思いました。

里見の「倫子!」って叫びが好きですね。
まさか最後殺そうとしたとは。てっきりもっと軽いノリ(しょうがない奴だ…みたいな)で小突いたのかと。

映画の超人課メンバーのパチモノ臭さは中々酷いです。大鉄君も絶妙になんか違うんですよね。
キングコング方面に振りましたかー。


・第二十三話

笑美さん回。
ずっとスタンス不明だったからどこまで信じていいかわからなかった笑美さんですが、やっと本音が見えました。
女の情念ありまくりですが、私は女性キャラの中で彼女が一番好きです。
(ちなみにアースちゃんは性別が無いから番外扱いです)

そしてOPのフラグ一個回収。
ってことは?

それはさておき、孫竹さん。この人一期ラストで悪役オーラ凄かったのですが、なんだかんだで息子思いな人だったのですね。マッドなだけで(そこが問題では?)
三木さんは、私の中では二枚目や三枚目のお兄さんキャラを演じる人というイメージが強いのですが、2010年代に入ってから父親役も見かけるようになり、時の流れを感じます。

こんなにしんどい気持ちになる「泳げ鯛焼き君」は初めてですよ…。いまだに鯛焼き見るとコンレボを思い出します。
…ああ、輝子の言っているのはこういうことなのですね。納得しました。

はい、EDのフラグも回収。
というかですね、柴来人、設定から作中の思考と行動の変遷から退場の仕方まで完璧すぎません?彼については作中で全部描ききったんだろうなと思いました。
このシーンはもう、大鉄君が能力行使する流れから最高でして。ちょっと大鉄君格好良すぎです。
あと、前話から柴来人とアースちゃんに父子っぽさを感じてしまって悶えました。

作中の良心が倒れたことで不穏さと絶望感に包まれたまま次回に続く。


・第二十四話

最終回。

アバンにエピローグを持って来る手法のおかげでマイルドな入り口になりました。前回ラストに想像したバッドエンドは回避したのだろうなと思わせてくれましたが、これはもったいないかもしれません。

コメンタリーで、えりこさんが「大鉄君(CV.村瀬歩)格好良い〜!」って言ったら石川プロが「だろう?」ってドヤるの最高だからハイキュー勢はコンレボ観て下さい。特に影山と日向と及川が好きな人。
石川プロが村瀬君演じるキャラ誉められてドヤるし、ラスボスの声優は浪川さんで石川プロの演じるキャラと対になる関係です。

ああ、レックスFEを足蹴にズルい台詞を吐く爾朗さんの下衆さよ。大鉄君が少年漫画の主人公っぽい造型だから、余計に悪役ぶりが際立ちます。

なんだかんだ付き合うジュダスは一体何なのでしょうか。

輝子は魔界出身であることに引け目を感じていたのかなと思いました。

爾朗さんも輝子に幻想を抱いていた。ここは一期ラストとの対比なのかなと。
それにしてもこのシーンは輝子の情念の深さを感じました。彼女は(未成熟な筈の)少女の頃から生々しい女の顔をしていましたが。なお、脚本だともっと長台詞でドロッとした心情を吐露しています。
笑美さんもそうですが、ヒロイン二人揃ってこういう系とは珍しい気がします。

里見の暗躍描写はさんざんあったので、さほど違和感はありませんでした。でもいきなり肉弾戦仕掛けるのは悪手でしょうよ。
里見のラスボス役にピンと来なくても、彼の元ネタの内の一つが「○通を大きくした人」とわかればヤバさが実感できると思います。

久々の超人課集合なら、回想でもいいから課長の台詞も欲しかったですね。

ここでジャガーさんはズルい、彼は本当にズルい大人ですよ…。

作画の枚数を重ねるよりも、見せ方を工夫して欲しいんですよ。
ボンズさんの顔面パンチに対する並々ならぬやる気は何ですか。

約束を破るのは二回目。
一つは「輝子と会わない」
もう一つは、もっと昔にした約束。
…胸が締め付けられました。

そして旅立ち。
いなくなった超人、身を隠した超人、だけど超人を望む者がいるならまた会える…未来に希望があると思わせてくれる、綺麗な幕引きだと思いました。

天涯孤独だった博之君が家庭を持ったこと、柄にも無くジーンと来てしまいました。
流石は最終回、感情が揺さぶられてばかりです。

さて、詰め込みすぎな感は否めませんが、爾朗さんの物語としては綺麗に終わったと思います。
このラストの後に『シン・ゴジラ』公開というのがニヤリとしますね。

私はいまだにサブタイトルの意味を理解していないのですが、考え続けることに意味があると爾朗さんが言っていたので考え続けますね。

円盤だとエンドカードの差し替えがあるんですね。
のいぢ先生によってジャガーさんが加わりました。嬉しいです!


コンレボは本当に嗜好が合う作品で、出会えたことに感謝しています。難しい部分もありましたが、それを考えたり調べたりするのも含めて楽しかったです。ありがとうございました。

『コンクリート・レボルティオ』見返し(十四話〜十九話)

・第十四話

柴来人回。

後半開始。
爾朗さんか超人課を抜けた後の話になりますね。爾朗さんのスーツ姿大好きだったのでちょっと寂しいです。

相変わらずOPもEDも格好良いです。柴来人は作画スタッフに愛されていますね。
そして伏線とイメージPV要素が混ざって情報過多です。有難い。
OPではサビからのアースちゃん、EDでは電車の上で相対する爾朗さんと大鉄君のシーンが好きです。

冒頭シーンでサラッと浅間山荘事件らしきものが流されてて笑います。カップ麺が流行したのは、浅間山荘事件に張り込んだ警察がカップ麺を食べる姿が中継されたからだとかなんとか。
脚本を読んだら、IQの片割れがワイプで死んでいて微妙な気持ちになりました。アバン死よりひどい。

二週間前にガチバトルした相手のねぐらに友達面して忍び込んでコンセントを拝借しカップ麺を食らう爾朗さん、図々しすぎます。でも一期の頃も年頃の輝子の部屋に躊躇無く上がり込んでいたのでブレてはいない…。
輝子の恋心を利用してアッシーに使うシーンも酷すぎて笑います。

「友達だろ?」
四話であの刑事は嫌いって言っていたのに、心境の変化が気になります。
そういえば超人課を抜けた後は生活費をどうしていたのでしょうか。日雇い?
もっと言えば、柴来人に少しは電気代払ってやれよという気持ちになります。どうせこの先入り浸るのですから。

柴来人が正義やアイデンティティに悩まなくなってしまいました。苦悩する姿が好きだったのでちょっと複雑です。
持ち歌も変わってしまった…。鈴村さんのキャラソン下さい。お金は払います。

コンレボは「悪人ではないがどうしようもなく面倒くさいキャラクター」が多い中、圧倒的に輝く白田さんの善良さよ。この人も最後までぶれなかったですね。
平成特撮に登場しても違和感なさそうな服装がお洒落です。

コメンタリーで知りました、仮面ライダーとウルトラマンのタッグだったと。


・第十五話

アラクネ回。

天弓ナイトの謎と爾朗さんの現状とフューマーの話を同時進行で描くテンポと密度。情報量がクセになります。
課長はこれで終わりなのが寂しいです。残思はあの炎が出るたびに登場しますが。

ハンバーガー屋のマスコットの着ぐるみの中身がザリガニ型宇宙人、って絶対ヤバい元ネタがありそうなのにわかりません。アイドルグループのメンバー同士でレズカップルになる背徳さにドキドキしました。アラクネは髪伸ばした方が好きです。
三角関係にある輝子と笑美さんが友情らしきものを育む中、新たなヒロイン登場でも良かったと思いますが、そもそも恋愛を前面に押し出した作品ではないです。

エンジェルスターズの面々が数年後の姿を見せる中、マリーは…。

そしてソロ活動するジャッキー(洗脳済みの目)
バトルの決着を描かないで終わるパターン、またかよ!と思いつつ、三話と八話以来という。大丈夫、八話の続きは十八話で描かれますから…。

ジュダスの行動原理が読めなくて困惑。なんで義手、なんで人体実験?
爾朗さんの血液で怪獣が巨大化=放射能のメタファーって説を見てゾッとしました。

夕日をバックにジープで走り出すのがこの時代のトレンドとか言われても、90年代のオタクなので峰倉先生の『西遊記』しか浮かびませんでした。


・第十六話

スキー回。
作中唯一のスポーツネタ。

コメンタリー曰く、「ギャグ回」であり「コンレボでは珍しくいい話」だそうです。
ギャグって言っても頭に花の咲いた虚ろな群集の行進と、人が木になるシーンは完全にホラーでした。

そして、超人ではない「普通の人間」の底意地を見せる回でもあります。作品の都合でどうしても普通の人間キャラが少なくなってしまうので、こういう視点の広がる話もあっていいと思います。
…しかし、「人工的に超人能力を得た」という要素と題材のスポーツがどうにもドーピングを思い起こさせて、そこだけがずっと引っ掛かりました。


・第十七話

デビラとデビロ回。

スケールの大きな超人を登場させることに定評がある辻真先脚本です。

こういう発想の伸ばし方は自分には無いですねぇ…。考えるな、感じろ、みたいな。
なんとなく、「可愛い」がテーマなのかなと。君も可愛い、君も可愛い、地球も可愛い。

さて、前回に続き神様的な存在が登場しましたが、笑美さんがデビラとタメ張れる存在には見えないのが何とも。笑美さんの妖怪内での立場は姫として、格はどんなものでしょう。まだ人知は及びそうですが。

あとへっきー先生のスターシステム。
流石に声優さんは揃えませんよね。


・第十八話

ニンゲンマン回。

爾朗さんが石川行ってる間に護送車襲撃キメる柴来人。その後普通にみんなに怒られてる図が面白いです。

前回、前々回から一転、いきなりスケールが庶民的に。普通のサラリーマンがハルク的に変身という定番シチュエーションです。

輝子は爾朗さんが絡むと本当にアレですね…。なんだかヤンデレみたいになっていませんか。

ちょこちょこ登場するサブライとノーネーム、変身前の姿は初登場です。ハリウッド男優みたいな渋いオジサマ!

若村さんは予告で爾朗さんと同年齢なのが判明していましたが、方や娘持ちの寡サラリーマンで方や住所不定…。知りたくなかった現実。この先の話でツッコミ食らうのも哀れです。
並ぶと爾朗さんの方が若く見えますが、物語開始時点から見ると一応老けてはいるんですよね。特に目元。

カムペ再登場はリアルタイム視聴時にマジで叫びました。
復活したその足で風郎太を殺りに行くのですね。

今回であの話の続きが判明して時系列が一気に進み、まだ誰も知らない地点に到達しました。


・第十九話

コマちゃん回。
さりげなくジャガーさんが未来人だとバレたり、アーラが出たりと情報が提示される中、キャラ同士のやりとりが楽しかったりする回です。

柴来人とばっちり!
というか何故いる爾朗さん。居候なの?
柴来人、なんだかんだで付き合いが良いですよね。なんなの?友達なの?

狛犬少女と爬虫類男のロミジュリ異種恋愛とかどう考えてもレベルが高い題材なのに、意外とすんなり自分の中で受け入れられた不思議。
しかし実際アサヒは格好良いです。

合体すると見せかけて踏み台にする演出が憎いです。前振りって大事なのですよー。

風郎太が不在なので千夏さんがお手伝いしているんですよね。一般人だと思うのですが、この人も老けてませんね。

遺跡の作画の良さ。
ゼスサタンの氷川へきるらしさ。

総理が戦後二十年以上ずっと同じって、誰もおかしいと思わなかったのでしょうか。

あーこの回から里見がじわじわと好きになったのを思い出しました。
テープレコーダーが登場したんですね。ならそうなりますよね。

某所で「『昔は良かった』に対するカウンター」という感想コメントがあって、なるほどなーと。

こういう余韻のある終わり方も良いですよねぇ。

『コンクリート・レボルティオ』見返し(十話〜十三話)

・第十話

ジャガーさん回。
黒歴史を改変する大人と、黒歴史真っ只中の大人のお話。
そもそも大人と子供の違いってなんでしょうね。

それはさておき、ジャガーさんが三人もいるから混乱します。これ声優さんも演じ分け大変だったでしょうねぇ。
などと思っていたら、やはりコメンタリーでご本人が言及。監督が万全の信頼を置いているから任せた、と。

そんなジャガーさん、私の目から見てもIQのジャガーさんは青臭いです。特に「周りが馬鹿だから優秀な自分を認めてくれない」って思っているあたりが。

爾朗さんの貴重な悪い顔…と思ったら赤光さんでした。
赤光さんは一貫して国家側なのわかります。この作品でブレない人は珍しいです。多分、代々お国に仕えてきた忍の一族なのでしょう。裏設定の広がりの余地があるのが素敵です。

こんなに連続して視聴しているのに、OPもEDも格好良くて飛ばせません。どうしよう。

各国の人と話しているシーンの日本の人が里見だと気付いておおって思ったのですが、しっかり脚本に書いてありました。

カラスの協力で飛ぶエクウスが格好良いです。こういうトンデモないことやっちゃうのが面白いです。

悪い奴全員殺せば平和になる理論、確かに幼稚ですね。目から鱗。言われてみればそうでした。

タイムパラドックスを利用して最適解を叩き出す輝子は出来る子。
恋愛が絡まなければまともに見えるのですが、…最終回まで観た上で言うなら制作もわざとそういうキャラで描いていたのだろうなと。


・第十一話

クロードの独壇場。

サブタイトルが格好良いです。バシッと決まる感じ。

怪剣クロードは、いかにも特撮ヒーローみたいな出で立ちにドクロの禍々しさが合わさったデザインが最高にゾクゾクします。氷川へきる先生の男性キャラのデザインがこんなにツボに来るとは。
背負った設定も含めて孤高のダークヒーローで、主人公の対になるキャラ。
声優の関智一さんは悪役も上手い方なのですが、クロードの声は脚本曰く
「今作で初めて登場した、正統派のヒーロー声。若いが、昭和の若者らしく暖かさと大人っぽさを持っている」
ベタ誉めじゃないですかーやだー(好きな声優さんが誉められていると嬉しいです)
戦艦真っ二つに叩き斬って名乗りを上げるシーンが好きで好きで、観るたびに脳がとろけそうになります。
OPEDのアレンジがいろんなパターンあって楽しいです。クロードとEDのアレンジ曲が合うのです、これがまた。

柴刑事は学生達から故障だのなんだの言われて大変でした。彼は脳波を歌に変換して放熱するのですが、端から見ると愉快という。

クロードの登場によって拡がる波紋。
立場上クロードが正しい言えない爾朗さんと、そんな彼に失望する輝子。三話と似た車内のシーンなのに、輝子は車を下りてしまいます。
というか明らかに輝子の様子がおかしいのですが。そんな急に風邪とか言われても。

今回の潜水艦は原子力潜水艦のメタファーなのでしょうが、エグい。エグいです。好き。

コメンタリーで特撮好きの鈴村さんがキャッキャしているの和みます。爾朗さんのオーディションも受けたとか!それも聞いてみたいです。どんな演技になるんでしょう。


・第十二話

ヒロイン闇堕ち回(酷い言い方)

正体はその時点で未登場の人物とか、ミステリだったらブーイングですよ。

超能キッカー、初見時は「菊川」君だと思っていたので混乱しました。
咄嗟に輝子を庇うのが素敵です(正直言ってフラグが立ったかと思いました)(当方カップリング中毒です)
何気に変身シーンあるっていうね。
二期でフラグ回収される鐵仮面劔士がなんだかどこかで見たことある絵柄に!
赤光さんが超人学生達に
「いいのか? お母さんには内緒なんだろう?」
って言うシーンがなんか好きです。
学生だけどこっそり超人やっていて、超人の危機だから正体バレるのも構わず一致団結。こう書くと少年漫画です。
お母さんに心配かけるのは理解していて、それでも正義のために戦うと決めたのだろうなと。

超人課設立エピソードを知った爾朗さんの叫びが好きです。
孫竹さん、そんなことしておきながら「はは、懐かしいなー」なノリだったんですか?しかしこれまでも息子の血液で実験したりしていましたね。この人それでも明るい態度なのが怖いと思いました。

こうやって通して観て初めて輝子が洗脳されていたと気付きました。
しかし洗脳云々抜きで、恋愛脳過ぎてこれはちょっと。作中時点の年齢を考えると仕方ないかもですが、二十歳過ぎてもこの調子で悪化して行くのが既に判明していますからね。作中でツッコミ入りましたが。
輝子が爾朗さんに自分の都合の良い幻想を押し付けている気がします。…あれ、これ五話の感想でも書いたような。
誰も彼もが他者に自分の都合の良い幻想を押し付けている?
…ちょっと纏まらないです。

コメンタリーですみぺさんがオッサン達の昔のアニメ特撮語りに興味津々なのほのぼのします。
しかし
「昔は特撮も視聴率が悪ければ打ち切りになったんですねー」
「まぁ昔に限らないけどね…」
の流れでうわぁ『妖奇士』だ…(汗)ってなりました。


・第十三話
一クール目の最終回。

個人的な感覚ですが、このアニメは学生運動の是非ではなく「この時代はこういうものだった」として思想を出さないように気を使っている感じがしました。
学生側、国家側、傍観者、あるいは騒動をテレビで見ているサナエさん一家みたいな視聴者視点の人達も登場させて、それぞれの思惑や思想のぶつかり合いを描きたかっただけに見えました。

輝子がクロードを庇う時にハート型のシールドを貼るのが、なんていうか細かいです。

笑美さんがどうしてそんなにも爾朗さんを愛しているのかわかりませんが、庇護欲や母性色々全部ひっくるめて愛だと思いました。

風郎太が子供の味方というのはずっと描写されて来ました。それに対して柴来人の「僕だってそうだったはずなんだ」が切ないです。

ここでジュダスが動いて、一致団結の流れ。なんとなくいい話風ですが、これ怪獣を皆で協力して倒す(救う?)シチュエーションにも見えました。
二期ではこの流れと似たようなことを逆ベクトルでやるわけですが。あー、だからこのギミックを仕込んだわけですか…。

あれ、爾朗さん結局答えは出していない?
でも答えを出したらクロードになってしまうので、これで良かったと思います。迷えるのも爾朗さんの良いところだと思いますよ…二期でああなってしまいますが。

オンエア時に尺の都合でカットされたEDが入っています。

ラストのカメラが引いていくシーン、何度観ても鳥肌ですし「これはヤバい」と色々な意味で背筋がゾッとします。
このビターな感覚があるからコンレボ好きです。スタッフさん達と嗜好が合う作品は有難いです。
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