・第十四話

柴来人回。

後半開始。
爾朗さんか超人課を抜けた後の話になりますね。爾朗さんのスーツ姿大好きだったのでちょっと寂しいです。

相変わらずOPもEDも格好良いです。柴来人は作画スタッフに愛されていますね。
そして伏線とイメージPV要素が混ざって情報過多です。有難い。
OPではサビからのアースちゃん、EDでは電車の上で相対する爾朗さんと大鉄君のシーンが好きです。

冒頭シーンでサラッと浅間山荘事件らしきものが流されてて笑います。カップ麺が流行したのは、浅間山荘事件に張り込んだ警察がカップ麺を食べる姿が中継されたからだとかなんとか。
脚本を読んだら、IQの片割れがワイプで死んでいて微妙な気持ちになりました。アバン死よりひどい。

二週間前にガチバトルした相手のねぐらに友達面して忍び込んでコンセントを拝借しカップ麺を食らう爾朗さん、図々しすぎます。でも一期の頃も年頃の輝子の部屋に躊躇無く上がり込んでいたのでブレてはいない…。
輝子の恋心を利用してアッシーに使うシーンも酷すぎて笑います。

「友達だろ?」
四話であの刑事は嫌いって言っていたのに、心境の変化が気になります。
そういえば超人課を抜けた後は生活費をどうしていたのでしょうか。日雇い?
もっと言えば、柴来人に少しは電気代払ってやれよという気持ちになります。どうせこの先入り浸るのですから。

柴来人が正義やアイデンティティに悩まなくなってしまいました。苦悩する姿が好きだったのでちょっと複雑です。
持ち歌も変わってしまった…。鈴村さんのキャラソン下さい。お金は払います。

コンレボは「悪人ではないがどうしようもなく面倒くさいキャラクター」が多い中、圧倒的に輝く白田さんの善良さよ。この人も最後までぶれなかったですね。
平成特撮に登場しても違和感なさそうな服装がお洒落です。

コメンタリーで知りました、仮面ライダーとウルトラマンのタッグだったと。


・第十五話

アラクネ回。

天弓ナイトの謎と爾朗さんの現状とフューマーの話を同時進行で描くテンポと密度。情報量がクセになります。
課長はこれで終わりなのが寂しいです。残思はあの炎が出るたびに登場しますが。

ハンバーガー屋のマスコットの着ぐるみの中身がザリガニ型宇宙人、って絶対ヤバい元ネタがありそうなのにわかりません。アイドルグループのメンバー同士でレズカップルになる背徳さにドキドキしました。アラクネは髪伸ばした方が好きです。
三角関係にある輝子と笑美さんが友情らしきものを育む中、新たなヒロイン登場でも良かったと思いますが、そもそも恋愛を前面に押し出した作品ではないです。

エンジェルスターズの面々が数年後の姿を見せる中、マリーは…。

そしてソロ活動するジャッキー(洗脳済みの目)
バトルの決着を描かないで終わるパターン、またかよ!と思いつつ、三話と八話以来という。大丈夫、八話の続きは十八話で描かれますから…。

ジュダスの行動原理が読めなくて困惑。なんで義手、なんで人体実験?
爾朗さんの血液で怪獣が巨大化=放射能のメタファーって説を見てゾッとしました。

夕日をバックにジープで走り出すのがこの時代のトレンドとか言われても、90年代のオタクなので峰倉先生の『西遊記』しか浮かびませんでした。


・第十六話

スキー回。
作中唯一のスポーツネタ。

コメンタリー曰く、「ギャグ回」であり「コンレボでは珍しくいい話」だそうです。
ギャグって言っても頭に花の咲いた虚ろな群集の行進と、人が木になるシーンは完全にホラーでした。

そして、超人ではない「普通の人間」の底意地を見せる回でもあります。作品の都合でどうしても普通の人間キャラが少なくなってしまうので、こういう視点の広がる話もあっていいと思います。
…しかし、「人工的に超人能力を得た」という要素と題材のスポーツがどうにもドーピングを思い起こさせて、そこだけがずっと引っ掛かりました。


・第十七話

デビラとデビロ回。

スケールの大きな超人を登場させることに定評がある辻真先脚本です。

こういう発想の伸ばし方は自分には無いですねぇ…。考えるな、感じろ、みたいな。
なんとなく、「可愛い」がテーマなのかなと。君も可愛い、君も可愛い、地球も可愛い。

さて、前回に続き神様的な存在が登場しましたが、笑美さんがデビラとタメ張れる存在には見えないのが何とも。笑美さんの妖怪内での立場は姫として、格はどんなものでしょう。まだ人知は及びそうですが。

あとへっきー先生のスターシステム。
流石に声優さんは揃えませんよね。


・第十八話

ニンゲンマン回。

爾朗さんが石川行ってる間に護送車襲撃キメる柴来人。その後普通にみんなに怒られてる図が面白いです。

前回、前々回から一転、いきなりスケールが庶民的に。普通のサラリーマンがハルク的に変身という定番シチュエーションです。

輝子は爾朗さんが絡むと本当にアレですね…。なんだかヤンデレみたいになっていませんか。

ちょこちょこ登場するサブライとノーネーム、変身前の姿は初登場です。ハリウッド男優みたいな渋いオジサマ!

若村さんは予告で爾朗さんと同年齢なのが判明していましたが、方や娘持ちの寡サラリーマンで方や住所不定…。知りたくなかった現実。この先の話でツッコミ食らうのも哀れです。
並ぶと爾朗さんの方が若く見えますが、物語開始時点から見ると一応老けてはいるんですよね。特に目元。

カムペ再登場はリアルタイム視聴時にマジで叫びました。
復活したその足で風郎太を殺りに行くのですね。

今回であの話の続きが判明して時系列が一気に進み、まだ誰も知らない地点に到達しました。


・第十九話

コマちゃん回。
さりげなくジャガーさんが未来人だとバレたり、アーラが出たりと情報が提示される中、キャラ同士のやりとりが楽しかったりする回です。

柴来人とばっちり!
というか何故いる爾朗さん。居候なの?
柴来人、なんだかんだで付き合いが良いですよね。なんなの?友達なの?

狛犬少女と爬虫類男のロミジュリ異種恋愛とかどう考えてもレベルが高い題材なのに、意外とすんなり自分の中で受け入れられた不思議。
しかし実際アサヒは格好良いです。

合体すると見せかけて踏み台にする演出が憎いです。前振りって大事なのですよー。

風郎太が不在なので千夏さんがお手伝いしているんですよね。一般人だと思うのですが、この人も老けてませんね。

遺跡の作画の良さ。
ゼスサタンの氷川へきるらしさ。

総理が戦後二十年以上ずっと同じって、誰もおかしいと思わなかったのでしょうか。

あーこの回から里見がじわじわと好きになったのを思い出しました。
テープレコーダーが登場したんですね。ならそうなりますよね。

某所で「『昔は良かった』に対するカウンター」という感想コメントがあって、なるほどなーと。

こういう余韻のある終わり方も良いですよねぇ。