フィル「なぁセレネ、ちょっと眼鏡貸してくれん?」

セレネ「何故だ。視力は良いだろう貴様」

フィ「かけてみたいんよー」

セ「ほら、……レンズには触るでないぞ」

フィ「ありがとなぁ。うわ! くわんってする!!」

ヘリオス「……何してるんだお前ら」

フィ「セレネから眼鏡借りたんよ。これ凄いんよ、逆に見えにくくてびっくりした。なぁなぁヘリオス、似合うかなぁ?」

ヘ「似合うかどうかはよく判らぬが、俺は普段のお前の方が好ましいと思う」

フィ「そかぁー? にへへ、ありがとなぁ。……ところでなぁヘリオス、それエオスさんに鍛えられたん?」

ヘ「いや、母上も混ざっている」

フィ「ふぅん。成程なぁ」

ヘ「何だお前。ハイハイカワイイデスヨーとか言やぁ良かったってのか」

フィ「うんにゃ、棒読みで可愛い言われても嬉しくない。ならさっきのがいいなぁ」

ヘ「そーかいそーかい」

セ「いいからさっさと眼鏡返せ」