「やっと着いたねー、レイン」
「本当よねー、ファイン」
おひさまの国から気球で揺られること数時間。今回は、キャメロット、ルルとともに、舞踏会用のドレスが詰まったカバンや、お泊まり用にそれなりの小物をいれたバックを持ってきていたので、プーモの瞬間移動というわけにもいかなかったのだ。
気球に乗るのは楽しかったが、空中にいてもキャメロットからのいつもの長々としたお話があった。それから、ルルーのマナー確認テストもおこなわれたので、目的地に着き、気球から出られた二人のプリンセスは開放感で万歳をしたい気持ちだった。
外に出た途端に感じる、真っ青な空を渡る風、香ばしい砂の匂い。
「砂漠だねー」
「砂漠ねー」
赤い帽子と青い帽子を被ったお姫様達は、あまりに自分の国とは違う景色を前にして、目を大きく見開いた。
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いろいろ設定がズレてるだろうなと、思っていますm(_ _)m
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