【三人旅・2/早朝散歩 (6月9日(日))
】
5時半にT君からのメールで起こされた僕は洗顔し、身支度を調えてから一階ロビーに降りた。
三人が揃い、6時前から早朝散歩に向かった。
妙心寺の中を通って北門に向かう間、塔頭が並ぶ妙心寺の広大さに、T君は感動しきりだった。
北門を出た僕たちは仁和寺に足を向けた。
最初に行ったのは仁和寺の東隣にある蓮華寺だ。
石像の五大如来が並ぶ光景は壮観だった。
五大如来の後ろに並ぶ菩薩像(羅漢像?)を観て廻り、本堂のお不動産にお参りをしてから仁和寺に入ろうとしたが、東の門は閉ざされていた。
いつからそうなったのかは解らないが、、何と開門は9時だとのこと。
建物に上がる時は拝観料を払うが、境内には自由に入れ、地元の人たちは散歩も楽しんでいたのに、どうなっているんだろう?
そう言えば、東門を入ったところに御室会館という宿泊施設もあったのだが、それも無くなったのだろうか?
三門は工事中で、木戸も開いていない。
やむなく僕たちは歩いて15分ほどのところにある竜安寺に足を向けた。
竜安寺の木戸は開いていた。
此処は8時になると門のところで拝観料を払うようになるが、それまでは庭を歩くのは自由なのだ。
鯉が沢山泳いでいる大きな池の中に突き出ている弁財天を祀る社にお参りし、石庭のある方丈の入り口まで行き、勿論、門は閉ざされていたので、そのまま池の周囲を回って〜竜安寺を出た。
妙心寺と仁和寺、竜安寺はほぼ三角形の形に位置している。
僕たちは妙心寺北門に戻り、再び広大な境内を来た時とは別の道を通って花園会館に戻った。
朝食を戴くためである。
朝食はおかゆ御膳(?)だった。
豆乳を温めてつくるようなとろーっとした豆腐や焼き鮭、香の物などが付いたあっさりした朝食だった。
朝食後、T君の提案で、車で5分くらいで行ける北野天満宮に向かった。
さすがに菅原道真を祀る神社だ。
修学旅行の高校生の団体が参拝(?)に来ていた。
境内に植えられている沢山の梅の木は青々と枝を伸ばしていた。
僕たちも参拝をし、境内内を観て廻った。
青モミジの庭とお土居は入城料が要り、残念ながらまだ開いていなかった。
T君とS君は、江戸時代に張られたお札などを観て、歴史を感じ、感動していたようだった。
その後、僕たちは、天満宮の東門を出て、北西隣にある平野神社にも出掛けてみたのである。
平野神社には芸術的に枝を広げている神木や磁石を引きつける鉄分が大量に含まれている石などの面白いものがあった。
参拝後、講習会の時間が近づいてきたので、僕たちは天満宮の西から南門に戻り、花園会館に寄って荷物を持ち、チェックアウトをして、10時から始まる「京都のお寺で元気になろう!」の気功講習会が開かれる大心院に向かったのであった。