【珍道中/嵯峨野】6月4日(火)
蕎麦を食べ終えた二人は二尊院に入った。
遠い遠い昔、ウサギのように跳ね回る気持ちの彼女と来た思い出のある二尊院だ(それだけで短い小節が一つ書ける感じがする)。
しかし、今回は男二人の旅だ。
夢に出て来ることは無さそうだ。
二尊院を出て、トロッコ電車の駅前でアイスクリームを頬張った。。
そして、奴が嵯峨野の竹林を見たいというので、そのまま亀山公園に行くのをやめて、少し竹林の道を歩いた。
言葉遊びのように「チクリン、チクリン、チンチクリン!」と声を出して歩いていたら、奴が「チクビ」とつぶやいた。
変な奴だが、それに刺激され、その後は「チクビ、チクビ」と声に出し、奴に止められる始末だった。
亀山公園を抜けて大堰川に出た。
舟で対岸に渡る為の渡し船は無くなったのか休みなのか、姿は無かった。
時間があったので、渡月橋を越え、中之島から松尾大社の方に歩いて行こうと、一度足を向けかけたが、日射しが余りにも強いため、それを断念して、嵯峨野線の嵯峨嵐山駅に向かい、京都駅に帰ったのだった。
【珍道中/愛宕念仏寺】6月4日(火)
愛宕念仏寺では、最初に先代住職の西村公朝さんが描かれた蓮華世界の天井画を観せて頂いた。
玄関に置かれた公朝さんが描いたお地蔵さんの屏風が懐かしかった。
住職がかけてくれた案内CDを聴きながら首が痛くなるくらいに天井を見上げた。
その後、段々昇っていく境内一杯に置かれた千体以上もあるユーモアたっぷりの石仏を見て廻った。
途中、三つの鐘を打つような形で三角形に吊り下げられた鐘を衝いたり、視力障害の拝観者が触っても良いようにと公朝さんが造った「ふれあい観音」を触ったりもした。
山を下り、山門の隣にある受付で住職がシンセサイザーで作曲されたヒーリングミュージックのCDを求めた。気の舞用に買ったのだ。
そして、二人は嵯峨野へと下って行った。
ちょっと贅沢にも鉄鉢料理(精進料理)の泉仙に入ろうと思ったのだが、残念ながら火曜休業だった。
そこで二人は、二尊院近くの店の縁台に座って蕎麦とイソベ餅に舌鼓を打ったのであった。
【珍道中/保津峡〜奥嵯峨】6月4日(火)
二人が降り立ったのは、嵯峨野線の保津峡駅だった。
保津峡駅は、保津川渓谷に架かっている鉄橋の途中で電車が止まるような形で造られているために、絶景が望める駅である。
無人改札を抜け、赤いアーチ型の橋を渡ると道は左右に分かれる。
左に進むと「ゆずの里」という集落に行くが、二人は右に折れ、奥嵯峨に向かった。
山の中の整備された車道であるが、特に観光地でもなく、急勾配が続く九十九折りの道なので、車はたまに通るだけだ。
途中、対岸にトロッコ電車の保津峡駅があり、橋を渡って駅まで行くと、丁度、黄色と赤の派手なトロッコ電車がやって来た。
橋の上では青緑の保津川を船頭さんが竿で操る「保津川下り」の舟がやって来るのが見えた。
勿論、「おーい!とデカイ声を上げて手を振った。
清滝渓谷を歩く遊歩道と合流する地点から、長く続く急勾配の登り道だ。
登り切ると、奥嵯峨は近い。
山をおりると清滝の奥にある愛宕神社の赤い鳥居があり、道は左右に分かれている。
右に下っていくと嵯峨野だが、二人は左に道を取り、清滝トンネルの手前にある愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)に足を向けた。
【珍道中でした】6月5日(水)
みなさん、おはようございます!
今日の名古屋は曇りのち晴れで、最高気温も29℃の予報。
昨日の京都も暑かったよ。
保津峡から奥嵯峨の愛宕念仏寺、嵯峨野、嵐山と歩き、勿論、木陰はあったけれど、炎天下の直射日光を受け手歩いたので、少し体力を消耗しました。
最後に、少しの間、大きなお堂の中で坐ったので、体力は回復しましたよ。
紀行文(?)は後で書きますね。
今日は、溜まっている洗濯をします。
ということで、みなさん、今日の一日、熱中症に気をつけてお過ごし下さいませ。
#おはよう! #名古屋