きっと、それは

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好きの反対は普通

好きな作家さんばかり書いている訳ですが、勿論嫌いな、というか合わない作家さんもいますね。といっても読めないレベルでとなるととりあえず2人だけ。その一人が明治の文豪として漱石と双璧の森鴎外だったりしたんですね。

以前に「舞姫」の主人公の優柔不断っぷりに我慢出来なくてあんなに短いのに珍しく読破出来なかったんですが、まぁ前読んでから月日も経ったし自分丸くもなったし和解出来るかなと思ってリベンジ。読めた読めた。軽くイラッとしたぐらいで。

調子に乗って他もチャレンジ。「雁」と「山椒大夫」。読めるは読める。ただもれなくイラッとする。文体から漂う生まれが良くって育ちも良くて学もあって頭の固い超エリート、って感じが鼻につくんだなぁ。漱石のような愛嬌が全然ないし。そして登場人物が尽く優柔不断なんだよね。
でもこれくらいならもう読めるから嫌いって程でもないか。

もう一人の合わない作家さんは・・・好きな人には不愉快でしょうから名前は出しませんが、こっちは本当に駄目なんです。笑っちゃう程合わない。
いやでもこの人評価も高いし人気もあるしと何回も和解を試みてるんですが、毎回20ページくらい読むと本をぶん投げたくなるくらい苛々してしまい。

でも懲りずに色々手を出していたそんなある日、外人作家の本を読んでいてどうも苛つくなと思い翻訳者を見たらその人だったということがあり。翻訳でも無理ならもうしょうがないなと諦めがつきました。
どんなに世間に評価されようが合わないものは合わないや。

普通:好き:嫌い=8:1.5:0.5って感じの人数分布かな作家さん。現実の人間関係もこんなもんなのかもね。
でも「普通」より「嫌い」のが印象に残るんだよなー、人も本も。
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