きっと、それは

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100年前の誰かさん

暇な授業中や誰かの話を有り難く拝聴しているフリをしなきゃいけない時、はたまた具合悪くて動けない時なんかの暇つぶしによく考えるテーマの一つに「100年前の今、ここで誰が何をしていただろうか」というものがあります。適当な時代公証を交えつつありそうな想像をする訳です。本日そんな状況に陥りましたのでちょっと書いてみようと思います。所詮暇つぶしの産物ですのであしからず。

100年前といえば1910年。12年が大正元年なので明治末期。

で、これを考えている現場は大学ですが、100年前には当然大学はまだここにありません。駅はもう出来てたか。でもまだ山手線が環状運転してない時代です。
この辺栄えてきたのは大正くらいからだし、100年前は畑とかだろうな。

そんないい加減な時代公証の結果から、100年前ここに住んでたのは農民の一家と仮定。その時代なら一家10人とかいるだろうか。
徳川の時代から先祖代々ここで畑やってます、って感じだろうな。祖父ちゃん祖母ちゃんはその目でご一新見てる世代だ。お父さんは「日露戦争行ってきたんだぞ!」ぐらいの世代かな。で、お母さんと子供6人くらい。もう結婚して家出てる子もいると。
しかし困った事にその時代の農民の生活はさっぱり解らない。寧ろ町人とか士族華族の方が小説とかで読む分解るが。つまり100年前ここでどんな感じで過ごしてるか想像できない。

しょうがないからその家の子供の一人に出かけてもらうことにする。なんとなく勝手に明治っぽい名前だと思う一二三(ひふみ)君とでもしとくか。
和装だろうなー。まだズボンは穿いてないだろう。夏だし着流し。帯に扇子挿してたり。あと欠かせないのが煙管。かますも帯に挿してると。・・・昔の人ってよくこれだけ挿して帯落ちないな。
イメージがなんだか金持ちくさくなってしまったので豪農なんだね、きっと。御都合主義。

でも士族だったら明治の刀禁止された時代にはゴツい喧嘩煙管を刀の代わりに帯に挿しといていざとなったらそれで戦ったりしたらしく。もし明治時代の推理小説で「被害者は鈍器のようなもので〜」って言っていたら凶器はコレかも。

それはそうとこの時代遊びに行くって・・・浅草かなぁ。活動写真見たり。で、チンチン電車で銀座行って洋食食べたり?木村屋のあんパンも確かもうあるはず。
ああアイスクリンもあるな!たしか資生堂パーラー。夏だしハイカラさん集まってそう。
それじゃ友達と袴姿の女学生さん冷やかしながらアイスクリン食べて、瓦斯灯が燈りださないうちに家路につくと。一二三君、こんな感じで100年前の今を過ごしてたかもしれないなー。

こうゆう事を死にそうに暇な時に考えてみたりする訳です。余裕があればケータイで「この時代コレあった?」なんて調べたりなんかして。

拝聴してるフリしなきゃいけなくて本読めないし・・・あぁ暇だった・・・。

誰が嘘をついたのか

なんだか久しぶりにのめり込む小説に出会いました。
アゴタ・クリストフ著「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」の三部作。
こうゆう読み終わってからスッとしないというか釈然としない小説も結構好きだなー。
なにより、双子ツボ。

双子物好きなんですよねー。多分身近に居なかったから夢が壊されなかったんだと。
この作品の双子がまぁ性格悪くて。世界は「僕ら」と「僕ら以外」で成り立っている、って信じこんでる辺りが理想的。でもそれだけじゃ終わらせないのが面白い。「ぼくら」の世界はかえってくるのか。

そして結局「ぼくら」は「ぼくら」であったのか。そんな世界は最初からなかったのか。
真実だけで語るには辛すぎる現実はから目をそらす為、嘘をつく。かぁ。自分につく嘘は切ないなぁ。

なんだかんだ一貫して超合理的にみえて結構非合理な行動するんだよな。嘘だからこそなのか。

人生を変える一冊

テレビで学べるニュースを見ています。
あ、池上さんもNEWSWEEKとクーリエ・ジャポン読むんだなー。池上さんも記事載せたりしてるからなー。

池上さんは人生を決めた一冊、という話をしてましたが、私としては人生を変えた一冊、みたいなのはありますね。1冊じゃなく3冊くらい。誰しもありますよねそんな本。

そんな本の1冊は「小公女」。幼稚園時に読んだんですが・・・これ読んでなかったら多分違う人生歩んでました。
とりあえずどんな時でも自分らしく気高く生きる、その格好良さと難しさみたいな事を学んだ本です。それとこの主人公の女の子がまぁ本好きで!絶対影響受けてる。
あといつも平静を保っていることがどれだけ相手に脅威を与えるかということも学び 笑 いや役に立つこと。

全然関係ないんですが最近読みたいなと思った本が尽く絶版で。マニアックすぎるってこと・・・?

夏休みの友

すごいなぁ。
いや夏休みの夏期講習とかニュースでやってるの見ると。合宿までやってるのかー。

「授業で寝るのに塾で寝ない訳がない」を理由に塾も予備校も行かないでのほほんと大学まで来てしまった身としては子供達がそんなに頑張っている映像を見ると身につまされるというか後ろめたいというかこの子達いったいどうなりたいんだかと思っちゃうというかなんというか。10時間勉強するの!?考えるだけで恐ろしい。小1の時からいかに勉強サボれるかを考え続けて生きてきたってのに。

最近の小学生なんて夏休みの宿題を早めに済ます子供が多いらしく。「先にどんな不測の事態が起きるか解らないから」とか言って。
私はもし自分の子供がそんな小賢しい事言い出したらそのやった宿題を隠しますね。「夏休み終わる前に見つけてみろ!」って言って。そして家の中にあると見せかけて外に持ち出して絶対見つけさせません。世の中甘くないって事を教えてやる。

新学期初日の担任との宿題を巡る攻防から交渉術というものを学ぶんだ小学生・・・!(ダメな大人の発言)

恋に焦がれて鳴く蝉よりも

心底思う。クーラー壊れた時が私の死ぬ時。残暑残暑残暑・・・。

夜にフラフラ散歩するのが好きだったりするんですが、夜まで暑い。ちっとも夕涼みじゃない。風流とか一番程遠いのが夏か。

恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす

蝉の声に思い出した都々逸ですが、その辺に蛍は居ないしなぁ。蝉なんか早朝4時過ぎくらいから鳴いている。やっぱりそうなると蝉の勝ちじゃないか。
そういえば蛍って卵の時から光ってるそうで。こうなると恋に焦がれてるのかも微妙。

暑くてそんな捻くれた事考えながらも、やっぱり好きな文句ですこれ。これに節つけて三味線弾いて遊女さんとかが謡った訳だ。そりゃ男も落ちますね。
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