推理小説好きにはある筈です。
心に残るあのトリックこのトリック。
なんとなく「これは良いな!」と思ったようなのが。イヤイヤまさか実用目的じゃないですが。アイデアが秀逸ー。とかで。
鍵穴に鍵を挿すときには「あー、この内側にスタンガン的な物付けといて金属製の鍵を挿すと感電、なんてトリックあったよなー」とかを思い出したり。なんだっけ金田一少年かな。
トリックじゃないけど実用出来そうなのはホームズが「緋色の研究」で言っていたコレ。
「壁に文字を書くとき、人は無意識に自分の目の高さに書く」
思ってみれば確かにそうだ。落書きの犯人が男か女かくらいは分かりそうですね。
よくある密室トリックの針と糸使ったのとか実際にやった奴なんているんでしょうか。聞いたことないな。
でもドアノブに毒!や本のページに毒!とかは推理小説にもありますがこれくらいなら歴史上にやった奴いそうですね。本のページに毒!はアラビアンナイトにも載ってたくらいだし。
鏡使って物を見えなくしたりなんてのは今だに手品師はよく使ってそう。推理小説でそうゆうのバラされたら困るでしょうねー。
でも現実じゃほとんどの犯人は指紋残ってた、顔見られてた、なんてそれこそ現実的な理由で捕まるんですよね。そりゃ現実なら犯人早く捕まらなきゃいけないんだけど。
ゴダゴタとトリック作っても本番失敗しそうだしね。「犯罪者によるマーフィの法則」なんて集めたら面白そうだ。
とりあえず、事実は小説よりも奇なりルールは推理小説には適用されないようで。
最近またトップページを変えたい。夏に赤は暑苦しい。
次は誰の言葉にするか・・・やっぱりブレイクさんか。「The Sick Rose」とかいいかな。
そういえばフランスからはまだ使ってない。ランボーやラルボー・・・「読書とは罪のない悪徳である」とか真理ですよね。
はたまた中国とか。白居易おじーさんなんかが好きだ。
でも今のイチ押しは中東の「ルバイヤート」だったりする訳です。作者はオマル・ハイヤーム。ハイ世界史のテストに出ますよー。
意外に取っ付きやすい面白さです。4行詩集だから長さも手頃。詩ってこのくらいが1番ちょうど良いな。
好きな一つにこんなの。
生きてこの世の理を知り尽くした魂なら、
死してあの世の謎も解けたであろうか。
今おのが身にいて何もわからないお前に、
あした身を離れて何がわかろうか?
ファウスト思い出すなー。哲学的。
てか、オマルさんはとっても酒好き。
墓の中から酒の香が立ちのぼるほど、
そして墓場へやって来る酒のみがあっても
その香に酔いしれて倒れるほど、
ああ、そんなに酒を飲みたいもの!
オマルさん、それ共感です。
アラビアンナイトも読んでいるおかげで今若干の中東ブーム。
オリエンタリズム万歳です。
日曜のF1では宙を舞ったウェバーに驚き、路上の空きビンを拾いにいったスタッフの必死の形相にクスリとし、レース中盤のCM中にケータイを弄っていてうっかりトップページで試合結果を見てしまい愕然とする、というような事になりました。
CM中のネット接続には今後気をつけたいと思います。
外は雷です。埼玉は停電だそうです。「キックオフまでに復旧してくれ!!」と祈る埼玉県民は今どれくらいいるでしょうか。
世界には人生に七度も雷に打たれた男もいるそうです。でも死因は雷ではなく失恋によるピストル自殺だそうです。
事実は小説よりも奇なりです。
ただし、ごく稀に。
久しぶりに行きつけのレストラン行ってみたらランチメニューが追加されていて。
日替わり前菜2種(サーモンマリネ・生ハムメロン)+スープ(ミネストローネ)+ミニデザート(パンナコッタ)+ドリンクで900円なんてメニュー。何これ、私の好みにジャストヒットしすぎ。前菜系とスープ系が好きすぎるんです。コースのメインいらないからそれだけ持ってきて下さい!って言うぐらい。
オマケに途中で「試作品作ってみたんでどうですか?」とこれまた好物、トマトクリームパスタを貰った。
アメリカ人なら「It's my day!!」と叫んでるかもしれない。でも何この幸運。これと引き替えにこの後の授業で教授にギッタギタにされたりしないだろうか。提出するレポートがネット上のを翻訳しただけで実は丸写しなのがバレるんだろうか。
どうやら平気だったようです。
いやー、後ろめたい事があると小さな幸運も素直に喜べない・・・。チキン野郎です。
さて拍手お返事します。いつもありがとうございます!
見てきました、「告白」を。
いやー、初めてと言っていいんじゃないでしょうか。
原作と同レベルかそれ以上だと思った映画。
昨日載せたレビューの本もそういえば全部映画(かミュージカル)になってるけど、原作負けしてばっかりだったしな。バトロワなんて今度3Dにするみたいだけど、心臓に悪そうだなー。
それはとにかく、告白は。
松さん演技上手すぎ。本当上手すぎ。
音楽の効果がありすぎて怖いくらい。
いやもう本当なんだか言葉に出来ないくらい、凄すぎた。
「勧善懲悪」を生々しく描くとこんなに後味悪いんですよー、って感じでしょうか。
ハリウッドからのリメイクオファーも来てるみたいですねー。松さんがキャメロン・ディアスで。
でもねー、あの陰湿さ、やっぱり日本ならではだと思うんですが。例えば・・・あ、ネタバレ注意で。
犯人の牛乳にエイズ罹患者の血液入れるってそのやり方。明らかに日本チックだと思いましたねー。とっても陰湿。
これが舞台アメリカなら即効性の毒を入れそうじゃないですか?いや勝手なイメージですけど。よくも悪くもスカッとしてて陰湿になりきれないというか。
しかしこんなに冷静且つ長い目でモノを見る復讐者って、現実にいたら怖すぎですね。逃げ切れる気がしない。