きっと、それは

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イングリッシュ・ブレックファーストは本当に美味しいかについて

日にちの過ぎるのは早いこと・・・。
暇だろうが忙しかろうが本だけは読みつづける人間です。読んでなかったらそりゃもう死にかかってます、てな感じで。更新もせずにすいませんが。

そういえば、本家の拙作「イングリッシュブレックファーストは本当に美味しいかについて」で書いた通り、私はヨーロッパの朝食事情がとても気になっていたんですが、今日の一冊「世界ぐるっと朝食紀行」って本で解決。

やっぱりあんまり食べないみたいですね、ヨーロッパは朝食。クロワッサンとコーヒーオンリーとか、ドイツでは朝からハムとか食べるけどやっぱり生で調理はしないとか。
フランス人の朝食はベッドの中でクロワッサンをカフェオレに浸しながらモシャモシャ食べる、イタリア人ならバールでブリオッシュとカプチーノ、みたいな感じが多いみたいですねー。クロワッサンはオーストリア発祥だと初めて知った。

それと引き換えやっぱりイギリス。ベッドでなんてとんでもない!きっちり着替えてネクタイ締めて、それからテーブルについてロンドン・タイムズ片手に朝食を、みたいな感じ。マナーが第一。

朝食の量は多いしメニュー数も多い。朝からステーキとかも!そしてビール!重い、重すぎる。
流石イギリス。かのモーム大先生は「イギリスで美味しいものが食べたいなら一日に朝食を三度にしろ」と言ったらしいですが。朝食だってなんだか充分アレな気がしますが。

そんな事情でイングリッシュブレックファーストは美味しい、というか気合いの入れ方が段違いなんですねー。そしてやっぱり対戦相手がいなかったというお話。

著者はカメラマンで世界中廻ってるお人です。今70歳近く。歳を知って驚きました、文章が若いんですよ。丁寧なのになんだか色気のある文章。

うーん世界の朝食。
朝食の何が素晴らしいかって、お供がコーヒーってことじゃないですかね!世界中で優雅に朝食とコーヒーを、そんな生活してみたい。

哲学者のお仕事

取った歴史の授業がなんだかものすごく哲学くさかった。
ニーチェやらミシェル・フーコーねー。フーコーを読めって?まず本買いにあの売り場に行くのが恥ずかしいです。フーコーさんもうちょっと自作のタイトル、オブラートに包んでくれてたらなぁ。

友人と、「哲学者って具体的にどんなことする仕事なんだろ?」という会話をしていてだした結論。

「何か上手いことを言うのが仕事」

でも時々普通の人でも言えるような事言うよね?となって、

「じゃあ『全く照れずに』上手い事を言うのが仕事」

結構当たってると思います、コレ。

本食ア・ラ・カルト

更新できなくてスイマセン・・・。「あー忙しくてもう大変なのー!!」みたいな何故か忙しい事を自慢げに言うのは好きじゃないんですが・・・。が!!
いやいや、自分がそんな忙しい自慢する人になるのは嫌なのでそんな話は置いときまして。

さて、何か物を食べる時に、頭に浮かぶシーンってありませんか。前にそれを食べた時の事とかもあると思いますが、私は圧倒的にそれを食べてる本のシーンが浮かびますね。

例えば、6コ入りぐらい袋に入ってるパン。バターロールとかレーズンパン。それを食べてる時に絶対頭に浮かぶのは『少公女』という小説のワンシーン。
孤児の貧しいヒロインの女の子が飢えきってる時に拾ったお金でパンを買います。確か4ペニーだったかな?で、パン屋が憐れんで多く袋に入れてくれます。それでも6コ。
それで喜んで帰る時に自分より遥かに飢えていそうな乞食(最近見ない言葉ですね)の女の子に会い、自分も幻覚見そうなくらい飢えてるのに4コのパンをあげてしまいます。思わず手が震えながらも。で、残り2つを大事に大事に食べるシーン。
そんなシーンを思い出しながら私はガツガツ全部食べてますが。レーズン好きです。

パン繋がりでは、固いパンを苦労して食べてる時に浮かぶのは「アルプスの少女ハイジ」これも小説の方で。
「お婆さんは歯が弱っていて黒パンが食べられないの!だからこの白パンを持って行ってあげたらきっととても喜ぶわ!」みたいな事を言っていた健気なハイジが浮かぶ。ハイジ、是非私にもその白パンを。ところで黒パン白パンが具体的にどんな感じなのか昔から謎です。

豚汁とか具が多い味噌汁食べてて浮かぶのは池波さんの「真田太平記」。この中でそんなのは多分食べていなかったんですが、「武田家の忍はいつでも携帯食として味噌を持っている」みたいな話をどこかで聞いたので頭のなかでミックスされたのか。忍び小屋でおじやにして啜ってるシーンを浮かべながら食べてます。

他にも豚肉食べる時に戦時中の話(しかも怪談)思い出したり、シチュー作るときにはワンピースの空島編思い出したり、スープならNo.6、和食なら「妖怪アパートの幽雅な日常」、上海ガニなら最遊記ですね。最後のなんてものすごくささやかなシーンだった気がするのに。

ついたイメージって消えないものです。なんで本の中の食べ物ってなんでも美味しそうなんだろ。

What's your name?

今更ですが、春ですね。そう出会いの季節、春。
あーそろそろ限界だ。
初対面の人と会うのは別に良い、嫌いじゃない。話すのも別に良いんだけども。その前の通過儀礼に問題が。

自己紹介。っていうか主に名乗る部分。
名前名乗って「えーっ珍しいね!?私初めて聞いた!」って言われて「その反応〇百回以上されてるから・・・」とか思いながら「へぇそうなのー」と発動するのはもうオートだけども。会う人会う人エンドレスに言われるんだからいい加減にうんざりなんですよ・・・。
毎年春のお約束。何回も同じリアクションする自分がなんだかオウムかロボットになった気分。
皆さん、珍しい名前の人に会っても名前についてはスルーしてあげると喜ばれますよ。もう本人飽き飽きしてる筈だから。
この間テレビで外国人が「外国人と見るとすぐ『寿司好き?納豆は?』って聞いてくる日本人いい加減ウザったい」みたいな事を言ってるのに激しく共感してしまいました。

でも名乗って、たまに人と違う反応返してくる人がいると「コイツ、出来る・・・!」みたいに愉快になりますね。例えば。

「え、それペンネーム?」偽名?って言われた事はあるけど何故ペンネーム!
「酒鬼薔薇聖斗みたい」流石にそこまでじゃ(笑)

そんな厄介な苗字(父と私は+名前)を持つ我が一家、予約等で名乗る際には各自用意してる偽名(しかもネタでものすごくベタな)を名乗るのが慣例化しています。しかもその偽名は複数。
なので時々直面する問題。

「あれ、今日の店どの名前で予約したんだっけ?」

どこぞのスパイじゃあるまいしねぇ。

ユリイカ!と叫べば

科学の本に最近嵌まってるのですが、また買ってしまいまして。

「ゆかいな理科年表」こんなタイトルでも文庫。
で・・・、理科系の本って高い!これも1300円。
ちょっと比較してみましょうか。我が家にある1番分厚い文庫本(京極さんの『女郎婦の理』)は1389ページ、1295円。本日の「ゆかいな理科年表」は397ページ、1300円。なんだか納得いきませんね。見た目の厚さ5倍くらい違う。

そりゃ外国人が書けば訳者とかあーだこーだで高くなるのは解りますが、それにしたって。
で、考えたんですが、値段高くなるのは引用というか参考文献数の違いかなーと。論文とか沢山引っ張ってくるからその権利料が発生してるとか。にしたって高い!

てことはさておき、科学者ってユーモアのある人が多いんでしょうか。読んでて本当ニヤニヤしてしまう。文章が愉快。
例えば、古代ギリシアの科学者アルキメデスは入浴中に大発見をして「ユリイカ!ユリイカ!」と叫びながら、ついついそのまま裸で街中を走り回ってしまった、という変態行為で大変有名な方ですが、その事について

「このアルキメデスの伝説の入浴のおかげで、後世のすべての科学者は、大発見の瞬間を高らかに宣言する―と同時に、うれしくなってつい裸で街を走ってしまったら言い訳にも使える―言葉を手に入れたのである」

だって。言い訳には・・・ならないから、一般人は解らないから、そんな細かすぎて伝わらないモノマネ。
このアルキメデスは「足場があれば地球も動かしてみせる」って言った「てこの原理」で知られる方。でも前述の露出狂っぷりの方がすばらしく衝撃的。

いや科学者個性的ですねー。なんだか音楽家と似たトコあります。「この科学者のケチっぷり、パガニーニと気が合いそう・・・」とか色々考えたらなんだか楽しい。極貧・変人・天才すぎると悪魔呼ばわり、が音楽家と科学者の共通点ですかねー。

音楽家は耳が悪くなるけど、科学者は大抵最後には目が見えなくなっていたり。目を酷使しすぎるとやっぱり失明に繋がるのか・・・。去年くらいから右目に見えない部分が出てきてるんで怖いものが。でも流石に科学者程は文字読んでない筈だからきっと平気だと信じてる。
ガリレオとかも最終的には全盲・・・いや、君は望遠鏡で太陽見たりしてたからだ。

語りたい事が沢山ありすぎて書ききれないですよ理科系。そしてどれだけゲーム・漫画中の名詞が理科用語の中に見つかる事か。久々に鋼の錬金術師が読みたくなりました。
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