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ピエロ柄の紫外線

きのう史群アル仙の今日の漫画2を読了。合わせてカモメのジョナサン、バン・マリーへの手紙を読んでいる。


アル仙の手塚治虫への尊敬はいたるところから感じられる。手塚治虫の動物への執着は、しばらく前の新潮に未発表の原稿が載っていて、それはそれは恐ろしいものを感じた。『ガラスの城の記録』は手塚治虫のなかでも大好きな作品(連続して手塚治虫が並ぶとなんだか面白い)であり、おそらく彼がやりたかった作品なんだと思う。火の鳥やブラックジャックよりもね。とはいえブラックジャックなんて医療漫画だけど、3話に1回は動物出てくるんだよね。僕が好きな話は、全然吠えないダメな犬が地震を予知してブラックジャックやピノコを外に出させて自分が下敷きになる話と、羽根だかのケガを治してもらった鳥が、治療費を毎日くすねてきてブラックジャックの家まで届けているのを見つかり撃ち落とされる話と、あーイルカを助けたらブラックジャックたちがこんどは遭難したのを、治してもらったイルカが船頭の役割をしてブラックジャックたちを助けて完治してない傷が開き港で絶命する話も好きだな。動物が出てくると大抵悲劇的な結末だけれど、人間はハッピーエンドというのがまた皮肉。ユニコの下巻読まないとなあ。


アル仙はそんなブラックジャックの良さを全部持っている気がする。愛、生きること、そんな当たり前の毎日を、これからも美しい目でアル仙は見ていくんだろうな。長生きしてほしい。


暑さでゆらぐのは、水しぶき。空はせせらぎ、大地は閑静な吐息に包まれる。グッドバイスプリング

星を隠す梅雨

どうしてもだめな人がいる。死ねと言う人はどことなく苦手だ。胸がキュッとしまる。多分、近しい人を亡くしたことがないからそんな軽々しく言えるんだろうなあ、と憐れみすら覚える。つまるところ、勝手にしてくれ。


この1週間、隣にいる人はバンドのボーカル、イラストレーター、デザイナー、ライター、演者、あとは職場の人という魑魅魍魎な環境だった。格別変わった場所には行っていないが、偶然色々な人に出会えたのだろう。


ライターの方に「小説家ですと言い切ればいいのに」と言われた。そうだよね、世界の内側は自意識で押し上げていくしかないもんね。


細工は流々あとは仕上げをご覧じろ。多分人生もそうなんだろうね。


生きていればこそ。


だから、首が絞まる組織にいつまでも鎖を繋がれないで。繋がってもよい世界を模索しながら、首輪を解き放て。愛を込めて生きていればこそ。

生意気と謙虚さ

京都に来て色んな体験をしたので、まだ消化できていない。それは贅沢と呼ぶと急に味気なくなるから注意、注意。


昨日飲んだ場所で、最近の大学生は生意気だと聞いた。多分、その通り。だけど、確実に生意気は二分される。

@ただ生意気なだけで、モラルなどもなくそもそも怒る気力がない

A経験がなく生意気なだけで、知らないことを認め瞬時に謙虚さを引き合いに出せる

の2パターン。@が圧倒的に多い気がするが、Aのほうが生きやすいよ。人の生き方は自分自身が決めるんだけどね。どこへでもいけるかいけないかの差だと思う。


最近の趣味は人に聞いた場所へ行き、その場所でまた聞いた場所へ行くということ。手紙になった気分で案外楽しい。



ブラック珈琲はつまらないけれど、ミルクを垂らすと宇宙の融合みたいに面白くなる。生きるのも、死ぬのにもまずはスパイスを。

不協和音

不思議な熟語だと思う。滲み出ている不信感。文字面だけで、ここまで不安にさせ、気分を害するモノが他にあるだろうか。


理不尽かもしれないが、不完全な言葉にはそれだけ可能性が潜んでいる。不協和音には、不可能を可能にする力がある。


不毛な大地に、降り注ぐ。それは、不満と神の不在通知。
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