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ピエロ柄の紫外線

きのう史群アル仙の今日の漫画2を読了。合わせてカモメのジョナサン、バン・マリーへの手紙を読んでいる。


アル仙の手塚治虫への尊敬はいたるところから感じられる。手塚治虫の動物への執着は、しばらく前の新潮に未発表の原稿が載っていて、それはそれは恐ろしいものを感じた。『ガラスの城の記録』は手塚治虫のなかでも大好きな作品(連続して手塚治虫が並ぶとなんだか面白い)であり、おそらく彼がやりたかった作品なんだと思う。火の鳥やブラックジャックよりもね。とはいえブラックジャックなんて医療漫画だけど、3話に1回は動物出てくるんだよね。僕が好きな話は、全然吠えないダメな犬が地震を予知してブラックジャックやピノコを外に出させて自分が下敷きになる話と、羽根だかのケガを治してもらった鳥が、治療費を毎日くすねてきてブラックジャックの家まで届けているのを見つかり撃ち落とされる話と、あーイルカを助けたらブラックジャックたちがこんどは遭難したのを、治してもらったイルカが船頭の役割をしてブラックジャックたちを助けて完治してない傷が開き港で絶命する話も好きだな。動物が出てくると大抵悲劇的な結末だけれど、人間はハッピーエンドというのがまた皮肉。ユニコの下巻読まないとなあ。


アル仙はそんなブラックジャックの良さを全部持っている気がする。愛、生きること、そんな当たり前の毎日を、これからも美しい目でアル仙は見ていくんだろうな。長生きしてほしい。


暑さでゆらぐのは、水しぶき。空はせせらぎ、大地は閑静な吐息に包まれる。グッドバイスプリング
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