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わたしはわたし 宇宙はぐるぐる
ぎいっとドアを閉める。そうよ、わたしは臆病者。だからドアは背中で閉める。そのとき、そっと目を閉じると、背中に温度が触れてくる。背中合わせで戦った海賊たちは、この温かさを常に感じていたのかと思うと、冷え性のわたしには羨ましい。家を出る時のわたしは、化粧で武装して、背中合わせで外界と戦う。負けるわけにいかない。この一瞬に全てを込めて、弓矢の嵐をかわし、わたしは進む。数歩歩くと、相手はもう消えている。それを確認してから、心の瞬間冷却装置をオンにして、わたしは駅へと向かう。
わたしは、ジャム派。塗りたくるという行為は、恣意的に物事を動かしている気になる。とりわけ、白い食パンを紫に染め上げるのは快感。乾くのを待つあいだ。いや、待たないけど。スプーンの裏についた残りを、なめあげる。女の子を捨てた瞬間。きっと朝の食卓で、女の子は皆自殺をする。食事が終わると息を吹きかえし、化粧で武装して前髪を整え、エネルギー満タン。そうして、ドアをおしとやかに押しのけたら、女の子は始まる。蠍が何匹いても、女の子は無くならない。everywhere、ガール。
抜けていく炭酸。二酸化炭素が自殺をする。世を恨んだのではない。飲み手の過失が原因だ。事件に大きいも小さいもないんだ。目の前をしっかりピンでとめて。できれば名前も書いて。
鉄棒を見て懐かしいと思うとき。何かを忘れているのだろう。
性 別 | 男性 |
年 齢 | 30 |
誕生日 | 11月5日 |
地 域 | 千葉県 |
系 統 | 普通系 |
職 業 | 大学生 |
血液型 | B型 |