一次創作キャラの話です。覚書。


イルは自分の感情では怒らない人のような気がします。
相手を思って嗜めるように叱ることはあっても、滅多に怒らない。

試しにそんな彼女が激怒するさまを思い描くなら、ソーマの身に何かあったら「わたしの夫に何をするの!!」と叫びながら矢を雨のように相手に降らせる図が浮かびました。激怒しつつも頭は冷静に敵を屠ることを考えているような、言ってしまえばこの人は厄介な人なんですよね。
普段から落ち着いた性格で、どんなに感情が荒くなってもそこは変わらない。
だから敵に回すと厄介。普通ならヒステリックに騒ぐことで発散されるはずの感情が、全て外敵の排除に向けられるから。

イルは夫を愛しているし、子供も愛しているから、彼らを傷つける者は一切許せない。
この考えは子供が出来てから芽生えたのだと思います。

元々資質はあったけれど、母親としての自覚を得てから強くなった人。
私はイルのことをそう位置付けて考えています。