最近ずっと一人称の小説を書いていたのですよ。
一人称の小説って、主人公の語り口調でしょう。だから、違う人物を書いていても、いつも同じ口調だとおかしいかな?って思ったんですね。
で、いつもと違う語り口調で、心持ち文体も変えて、書いてみました。
そしたら、口調が鬱陶しい感じになってしまって。どう修正しようにも私の力量では鬱陶しさが拭えないとわかり、結局いつも通りに戻しました。
鬱陶しさも一つの個性と割り切ることも出来たのですが、読んでいて不快だと、最後まで読んで貰えないかもしれない。そのリスクを負う気にはなれませんでした。何より、作者たる私でさえ主人公のモノローグに辟易したり「おいおい」ってなったりするのはちょっと。
新しいことを試すにも、実力を考えた方がいいのかもしれません。そんな教訓めいたものを感じました。