オレがバッグを使うならば、たすき掛けか背負うかに限定される。
すると必然的にショルダーストラップがあるもの、またはディパックとゆーことになる訳だ。
要は自分の身体にしっかりと身に付くよーに使いたいからで、ここ数年流行り続けているトートバッグなるものは目もくれないでいた。
ただ単に肩に掛けるだけで、ちょいちょいずり落ちるのがイラッとする───ってーのが正直な理由だな。
あと開口部が開けっ広げ過ぎて中身が見えちまうし。
例外として以前記事にしたこともある古着屋で300円で購入したETBXのトートはエコバッグ若しくは近所の買い出し用としてのみ愛用。
さて。
そこでだ。
トートはホントに使いにくいのか?から始まったオレの模索はしばらくの時間を経て、とにかく一度使ってみようとゆー結論になった。
その代わり。
絶対にオレが納得する品物でなければならない。
トートバッグとは草食系男子が使うもんじゃね?との偏見を覆す品物でなければならない。
偶然にもそれはこないだVANSのスニーカーをゲトしたBEAUTY&YOUSEで扱っていた。
分厚いキャンバス地のいたってシンプルなデザイン。
『Chari&Co』アメリカ製。
シンプルなデザインと書いたがオレが気に入ったのはその工夫。
画像を御覧頂けば一目に瞭然だが、ストラップの右側と左側では生地の寸法が異なる。
肩に掛けた時に右側の生地が短い方を後ろに、左側の長い方を前に向くように使うことになっている。
何故にこのような採寸にしたのかは、この『Chari&Co』がニューヨークにあることに由来する。
どうやらこの大都市の地下鉄ではスリによる被害が尋常じゃないらしいのだ。
そのため、スリの魔の手が入らないように後ろ側の寸法を短くし逆に前側はたっぷりとゆとりを持たせた、とはスタッフの話。
更にストラップも長めに採っているので肩に掛けたままでも前側の開口部は広いことも手伝ってラクショーで中のモノの出し入れが出来ちゃうって計算だ。
なるほど。
ついでに言えば荷物が少ない時は、長めの生地の四ヵ所にボタンが設けられているので織り込んでボタン留めし、コンパクトにすることも嬉しい要素てはないか。
オレのようなヤツがコテンパンに使ってもへこたれないような丈夫な作り。
シンプルでありながらも、ありきたりではない作り。
オレのスタンスに合致した見事な作り。
実に良いモノを買ったと思う。
コイツはそんじょそこらのガキ共には使えまいて(笑)