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A攘夷バンド妄想 (高新)



攘夷バンド妄想が止まらない!ので、忘れないようにメモっておく。

新八くんが攘夷バンドのローディーとして業務に携わるようになったのは四月(新八くんが高校卒業すぐ)。最初は新八くんのことをばかにしきって、舐めくさっていた晋助&銀さんも、数ヶ月経って徐々に新八くんの熱意とひたむきさにほだされていく。ちなみに桂さんともっさんは、

もっさん「こんな小さいのにえらいの〜。親孝行もんじゃ(しみじみ)」
桂さん「本当だな。この年で自ら外貨を稼ぐ……ご母堂も立派な子息を持ったと喜んでいよう(しみじみ)」
新八くん「いや、僕もう十八歳ですから。これでも高校出てるんで、つまりあの、あんたらの僕に対する認識はいつもおかしい(真顔)」

こんな感じで、いつも新八くんには非常にフレンドリーです(フレンドリーの意義)。新八くんのことを舐めくさっている晋助&銀さんのことを、いつも諌めております。
そんなこんなで、来る夏。攘夷バンドは有名な国内ロックフェスに初めて出演が決まりましたよ。名称出すとアレかも分からんのですけど、具体的に言えば新潟の苗場で毎年開催の三日間ロック漬けのやつ(分かるがな)。海外バンドの出演が圧倒的に多い中、攘夷バンドさん頑張った!つか新八くんの必死の営業とか、社長の虚さんが様々な辣腕を振るったおかげで、フェス2日目の二〜三番手出演という、ほぼ前座に近い若手バンド位置だけど、奇跡的にステージに立つ機会を得た。

ライブはとても盛り上がった。若手らしからぬ重いサウンドと魅惑的ボーカルで、新たなファンをまた獲得しましたさ。だから新八くんは凄く感動して、我がことのように喜んで。きっとライブ終わってお客さんも大盛り上がりの場内をステージ袖で見ながら、こっそり泣いてましたよ。ぐすっと鼻を啜ってましたよ、そして虚さんにそっとハンカチを渡されている(苗場まで社長来てんの)(保護者同伴バンドです)

で、自分らの出番終わってもフェスは一日中ですからね。夜が近付いてトリに行くほど有名なバンド出るし、バンドマンとしても海外バンドは皆聴いておきたい訳ですから、自分らの出番終わったら一回はけて、攘夷の四人もそれぞれが好きなバンド聴いてたのですよ。そしてね、夏だから雨も降る。山の中だし。

高杉さんはそんな中で、一人生温い夏雨に打たれながら、気になってたUKバンドの演奏をエリア後ろの方でずっと聴いてた。時間帯は夕方くらい。そしたら不意に、シャツの袖口をつんつんと後ろから引っ張られ。

「……?」

振り返ったら、スタッフパス下げた笑顔の新八くん。フェス用のバスタオルを頭から被ってますが(雨対策)ニコニコして、屈託なく話しかけてきて。

「高杉さん、こんなところにいたんですね。今日のライブ、お疲れ様でした。僕……感動しました。高杉さんの声は世界行けますよ。もちろん、銀さんや桂さんや坂本さんの演奏も。そういうバンドなんだって、僕は今日確信しました」

なぁんて笑顔の新八くんに言われたらね、晋助も無言ながら、新八くんが隣りに佇むことを許してしまうんですよ〜!無言ですけども。そして、

「てか雨がだんだん強くなってきてないですか?ボーカルが風邪ひいたら大変!あ、僕のタオルどうぞ」(自分のバスタオル寄こす)
「要らねえ。どのみちこの雨だ。じきにずぶ濡れになるだろうが(フン)」(突っ返す)
「いやそれはそうなんですけど。さっきまで僕は屋内に居ましたから……高杉さんほど濡れてないし。アンタは先陣切って雨に濡れに行く派ですね」

新八くんに自然と世話をやかれつつ、後ろの方で二人して曲聴いてたんですよ。そしたら最初のロックを数曲いなしたバンドの中盤、今度の曲は夏雨が似合うような、どこかしっとりとしたラブソングへと移り変わり。
そしたらね、雨のフェスですよ。海外バンドのラブソングですよ。晋助の手は自然と新八くんの顔の横に垂れてたタオルに伸び、自分の方に引き寄せるようにぐいっと強く引っ張って。

「え?たか……」

高杉さん?と、新八くんが疑問を呟く暇もない。高杉さんはそのまま、ごく自然に新八くんにキスしてました。雨に濡れながら、唇を重ねた。薄く柔らかな新八くんの唇を、一回二回ははむってしただろうね。ちゅっちゅって角度変えながら二、三回キスして、ちょうどいい角度見つけたら可憐な唇にしっとり吸い付いて。でもこの時は舌は入れないんで。
時間にしたらほんの数秒。でも、新八くんはもちろんこれがファーストキスだった。初めてキスした。しかも、自分が高校一年の頃からずぅっと憧れてた、大好きなバンドの尊敬するボーカルと。

新八くんが頭から被ってたバスタオルのおかげで、後ろからは重なった二人の唇は見えないはずです。でも唇が離れた後の新八くんはもちろん赤面して、ぽぽーん!ってなってしまって(赤面効果音)、

「た、たか、高杉しゃんんんんんん!?」

マトモにものも言えずに噛んでる(カワイイ)
けどどんなに新八くんがアワアワしてようが、ドキドキしてようが、高杉さんはポーカーフェイスを崩さず。キス終わったら、また前を向いてさっきのように音楽聴く感じになっちゃったから、新八くんはもう何も聞けなくなって、

「(何だろう、さっきの。さっきのってキス……だよね。高杉さん、何で僕にキスしたの……?)」

などと切なく思いながら、もう新八くんは音楽聴くどころじゃなく(当たり前に)、その後は延々と隣りの高杉さんの端整な横顔を見上げてたんですよ。うっとり見上げてたんです。バンドが演奏終了してエリアから人はけても、まだまだぼうっとして、潤んだ瞳で高杉さんだけを見てたんですよ。
そしたらふと晋助から見下ろされ、

「あ?何ボサッとしてやがる。てめえまだここに突っ立ってんのか」

と上から目線で言われ、

「スタッフのくせにどこまでもとろくせェ。てめえは相変わらずどうしようもねえな」

的な嫌味を、高慢でいて最高にカッコ良い笑顔でフフンとかまされてからようやく我に返り、

「い、いや、違うし!今から向かうとこだったんですよ、指定されてた時間には間に合いますもん!高杉さんのばか!ばかばか!」

などとわあわあ言いながら、高杉さんにくるっと背中を向けて、ぱたぱたと赤面で走り去って行くという。もちろんキスの意味は聞けずじまいでね。でもでも、キスした唇をこっそり押さえて走る新八くんですよ。
キスした唇をとても気にしながら、戸惑いと恥じらいと期待とときめきに、頬をほんのり染めて。

「(高杉さん……僕……)」


って、オイオイ好きになりかけてるがな!!チューだけで死ぬほど気にしてるってば、新八くん落ちるの早すぎなんだけど!?ほんと君はすぐ男にほだされるね、好き過ぎて滅亡!(ユカリが)
あ、これが私が考えた二人の初チューですが、大丈夫ですかね(華春さん)(ここで名指し)

この後に様子が明らかにおかしくなった新八くんを銀さんが不審に思い、問い詰めて晋助とのキスを白状させ、そっから銀新も始まっていくという。つまり銀さんは後追いなの、でも銀さんはチューするにも最初っから舌入れてくけどね!つまり新八くんのファーストキス自体は晋助だったけど、舌入れた深いキスは銀さんが初めてだったと。そうきたか(何が)


男狂わせですね、まったく君は。どうなってんだ新八くん、君はどうなって……好き!(ふぎぃ!)

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