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感謝!!


今日は『愛してくれちゃってもいいけど。』のnoteさまからいただいた素敵な銀新小説を飾らせていただきました!何が素敵って、素敵な奥さん(雑誌じゃないよ!)と素敵なSっぷりを発揮する旦那さまです。

とりあえずご覧になられた方がいいと思います。いやね、『心配しなくてもお前の日記を読む前にもう読んで来たわ』という意見はごもっともでありますが(全くだ)、とりあえず見て下さいハアハア(落ち着いて)。

昨日の夜あのお話がnoteさんから送られてきた時、ユカリは本当に驚いた!メール七通にも渡って来ましたからね、あの素敵なものが。何なんだnoteさんは、神か!神です。何なんだ新八は、嫁か!嫁です(本当にそれ好きだな)。

しかしながら、noteさんの書かれたエロスという事にもハアハアしますな☆彡(星を付けても全く爽やかではない件)

noteさん、ありがとうございましたァァァ!!!!


あっ、そういえば全ての小説部屋の文章表示を『標準』から『小』にしました。PCで見た時は変わらない設定なので大丈夫かと思いますが、もし見づらいようであればご一報いただけると助かります。自分がメールとかネットの文章表示設定を最小にしているので、自分で見ただけだとよく分からないもんですな。


今日は真選組動乱編と文通編(新八ときららちゃんの)を読み返してやたら真選組にたぎっていました。新八には毎日何かしらたぎっていますが(何かアレな言い方だな)。

で、思った。総悟は神童ですか?(真顔)何かやたら総悟にときめいたんだけども、どうしてくれようかあのドSの子…!(どうもすんな)総悟はいい子だよ。勲はもちろんフェアリーだよ。

でも、ザキの外ハネは神だと思いましたよ。何かやたら可愛いよね、ザキさんって(キュン)。

動乱編で、皆してサボってジャンプ回し読みしているところなんて最高に可愛い外ハネっぷりだと思った(キュンキュン)。副長が攘夷浪士に囲まれて土下座したっていう噂話する際のコマ、

「いやいやそりゃないよ。そんな真似するくらいならあの人は死ぬっつーの」

の時のザキです(細かいな)。副長をあの人呼ばわりするザキです(キュンキュンキュン…!)。ザキはいいなぁ!ユカリ、ザキには幸せになって欲しいと思うよ。だって幸薄そうなんだもん。動乱編では万斉にぶっ刺されるし、人気投票編では屋上から落とされるし(それは新八もだが)。だから男でも女でもいいんで、誰か退を幸せにしてあげて下さいお願いいたします。真摯にお願いいたします。思いがけず退愛が弾けた昼下がり(やっぱりキュン)。

私が真選組で一番好きなのってやはり副長かなとうっすら思うけど、勲もザキも総悟も本ッッ当に同じくらい好きなんだよなァと。何かとても愛おしい奴らですよね、基本的に愛おしいバカ野郎達ですよね(オイぃぃぃ!!)。
真選組はいいな。



最近何かめちゃくちゃ小説が書きたくてたまらない。だから日々の合間で書いてるんだけど、如何せん私の話は長いので、あげるにしても間遠になってしまいます(すみません)。でも皆さんからいただいたコメントやメールを見ると本当にやる気が出ます。

こういう気持ちを少しでも還元できればなぁと思います。

アンケート結果と妄想

今日は10万打企画に設けていたアンケートの結果発表をさせていただきたいと思います。


1位・銀新…253pt

2位・高新…189pt

3位・土新…96pt

4位・威新…63pt

5位・沖新…51pt

6位・阿伏新…41pt

7位・新神…31pt

8位・山新…12pt



投票数が10票を超えたものを公表させていただきました。その他のCPにも沢山投票いただき、本当にありがとうございました。

投票総数は全部で756票でした。アンケートにご参加いただいた皆様に感謝とお礼を申し上げます!

10万打お祝いのお言葉もたくさん頂戴して、本当に嬉しいなぁと思います。私は果報者です。


しかし銀新はやはり凄いですな!抜きん出てトップですよ、さすが主人公CPだなァと。つーか、嫁ですからね(真顔で)。
でも高新の189票にも、ものすごく驚きました。三桁超えるとは!あああありがとうございます!!(震えながら)

最近色んな方から、『高新はまりました!』とか、『高新っていいですね』と温かい言葉をかけていただいて、正直ユカリはノリノリというか、有り難くてプルプルします。チワワに負けないくらいプルプルしています(どんな)。何かこう、晋助と新八の可能性を模索していきたい2010年。

とりあえず映画です、映画でどれだけ『新訳・銀新&高新編』(違)が見られるのかね。本当にユカリは気になる。銀時の腹をぶっ刺した晋助に新八が斬りかかっていくなら、そんなやればできる子ぶりを新八が発揮するのなら、ユカリは確実に三回は劇場に行きます。つーか発揮するよね、新八だから(邪気のない瞳で)。

新八が血まみれの銀さんに肩を貸すとかすればいい、嫁だから。そんなんユカリ、劇場に住むから(頼むから帰れよ)。

それにしても土新や威新や沖新にも沢山票が入っています。新神新とか、書きたい書きたいとずっと一人でハアハアしていたので(コイツ危ないよ!)、こっそりと書くかもしれません。
NLで一番新神が好きだ…!


+ツッキーや、+さっちゃんにも投票いただいて嬉しいです。新八は何気に女子達と仲がいいと思う。だって嫁だから!(昨日からそれ好きだな)

とりあえず上から順に書いていきたいと思います。この前書いた土新で『しばらく勉強します』宣言したのに、もう書いて大丈夫なのでしょうか(ドキドキ)。でも3位って凄いな、さすが副長だな!


[注]これ以降は延々と土新妄想です。微妙に下ネタもあるから要注意で。


ユカリですね、今日朝からずっと考えていたんですが、土方さんは新八が好きだと思うよ(急にどうした)。

私が思う土新て割と二人の世界というか(ファンシー的な意味でなく)。新八の『僕は侍なんだ!』という精神が土方さんは好きだと思うんですよね。時代がもう侍を必要とはしていないとしても、新八はそう思っているから。だから道場でたった一人鍛練したりして(OP参照)。
それを見て、『(俺も負けてられねぇなァ…)』とか思えばいいよ、十四郎は。言わないけどな(ムッツリなんで)。

新八は新八で侍に強い憧れを持っているので、銀さんとはまた違った形で土方さんに惹かれるのもありかなぁと思います。

しかし、土新の二人は奥手というか二人して真面目なんでね!副長に至っては真面目に堅物がダブルコンボになっているんでね。迂闊に手を握る事もできないんじゃないかと思ってこっちがハラハラしますな。

何か思い浮かぶのは、土方さんが新八の手をパッと取ってずんずん歩いていくっていう図なんですが(二人とも顔真っ赤で)、これはお祭りの夜とかだといいなァって妄想してる。

土方さんは当然遊びではなく仕事で来ている訳ですが(だから隊服だし)、新八は万事屋の皆で遊びに来ているといいな。で、新八が皆とはぐれてうろうろしているところを土方さんが発見。「迷子を保護すんのも仕事だからな」とか煙草をふかして言う土方さん(本当にすかした美形だな)。すごい人混みだし、とかね。つまり新八の手を取って歩きたいんだけど、そうするにも彼の中ではいちいち理由がいるというか。ああ、何て面倒くさい男なんだろうか!(ガシャン)
でも何かこれ聞いた時に本当に納得したんですよね。土方さんは一々理由を求めてしまうという。

これが銀ちゃんなら考えずとも「新八、手貸してみ」とかさらっと言うんだろうし、晋助なら社裏に連れ込んでイチャイチャパラダイスだろ?(断言)

それなのに何で十四郎はそうなんかな、何でそういう男なのかな、畜生愛してる(結局そこか)。


でも思うんだけど、土方さんには16歳の男の子を好きになってしまった背徳を抱えていて欲しいな。そういう一抹の背徳を抱えつつ新八を抱けよ。抱きしめろよ、男なら!(ガシャーン)

『お前は土方の十分の一でも恥を知れよ』というもっともな視線を感じますが(全くだ)、だって何か土方さんって、

「新八が18になるまで手ェ出さねーって決めたんだ」

とか思ってそう。ムッツリだから言わないけど(結局それ)。

でも手出すけどね!むしろ新八が誘い気味で(?)。新八だからそんなあからさまじゃないけど。

でも例えばキスした後に流れで土方さんが新八を押し倒したとして(ここに行くまで一年以上かかっている)、でも野郎はすぐに、「…悪ィ」って体を離すでしょ。新八がまだ16歳って言う背徳と、でも新八を抱きたいっていう葛藤に苛まれつつも、結局土方さんは理性が勝ちますよ。でもそしたら新八は顔を真っ赤にしつつ、

「僕だって、土方さんとっ…!」

とか言って、土方さんの隊服の上着をぎゅっと掴んだらいい。

「勝手に決めないで下さい!僕だって一応健全な男子ですから…」(ゴニョゴニョ)

とか、恥ずかしそうに新八に言われたら、さすがの堅物・土方さんの赤い実も弾けるでしょう。ポーンと弾けると思うよ、十四郎の赤い実は。むしろ新八の軽い揺さ振りによってぼたぼた落ちてくるよ、赤い実が(副長を何だと)。

その後は我慢してた分だけ濃密に求め合えばいい。というか、土方さんのセックスとか書けんのかな、私に!書きたいけど(自問自答)。

そういう妄想が土新はたまらないなァと切々と思います。
銀時や晋助とはまた違った攻め方があると言うか…つーかプラトニックでも全然いいくらいだと思う。銀時や晋助はそうはいかないがな(断言2)。

土新はキス止まりだろうなァ。土方さんは新八に稽古付けてやったりしてるんだろうけど、志村家の縁側でチュッとしてるんだろうけど。新八はいつまで経ってもキスに慣れないんだろうけど(どんだけ具体的?)。

でもそんなプラトニックから外れる瞬間の土新に萌える。新雪のように汚れない少年を組み敷く&限りなくストイックな男を崩す瞬間の刹那と言いますか。


つまり土新て萌えるよね。

2/25・ブログコメント返信



追記より、ブログでのコメント返信です。

続きを読む

拾いもの話・弐の九

すみません、またいきなり続きから投下したいと思います。


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穏やかに晴れた日曜の朝だった。

先程から幾度となく繰り返されていた玄関のチャイム音に対し、坂田銀時はようやく重い瞼を開けた。

反射的に枕元にある時計を見ると、まだ時刻は朝の9時過ぎである。日曜日くらいはせめて昼頃まで眠りたいと切に思う銀時だが、あいにくチャイムを鳴らしている相手はその意向を汲んでくれそうにはなかった。気を抜けば再び閉じそうになる瞼を擦り、あくびをする。寝癖で更に広がった天然パーマの頭をがりがりと掻いた。
まだ隣で眠っている新八を起こさぬように気をつけて、ベッドからするりと抜け出る。


「誰だよ…チクショー」

苛立ち紛れに呟く合間にも、玄関のチャイムはまた一回呑気な音を立てていた。もうかれこれ三回はそれを鳴らしている人間のしつこさに心底辟易しながらも、渋々と玄関口に立つ。 寝巻のTシャツの上から腹を掻きつつ、銀時はその扉を押し開けた。

開けるなり、一条の眩しい光が扉の隙間から差し込んでくる。太陽のせいで瞬間的に逆光になった視界の中では、二人の男達がこちらを見据えるようにして立っていた。

「ハイハイ、聞こえてるっつーの」

不機嫌な声音を隠す事もなく、玄関先に立つ二人の男を一瞥する。どうやらチャイムを鳴らしていたのは、煙草をくわえた目付きの悪いこの黒髪の男らしい。その傍らには、新八と同じ年と言われてもおかしくないほどに童顔な青年が立っていた。
彼の地毛なのか、明るい茶色の髪の毛が春の日差しにうっすらと透けている。

一見すると、何とも不思議な二人組だった。


「何なんスか、あんたら」

寝起きの機嫌の悪さを更に全面に押し出し、銀時は彼らに尋ねた。銀時と男達を隔てた扉はまだ全開にはなってはいない。ドアチェーンを掛けている為、扉は僅かな隙間しか見せていなかった。

その趣向はもちろん銀時自身の防犯意識の賜物ではない(そういう男ではないのである)。ただ単に、新八が部屋に居るからだ。今まで扉にチェーンなど掛けたこともなく、また掛けようと思った事すらなかった銀時の意識は、少年と過ごすようになってから若干変わりつつあった。

いつ何時、誰が来るか分からない為である。


桂に言われた新八の精神状態や、少年が泣きながら漏らした言葉のかけらが、最近の銀時の頭の中では徐々に形を成しつつあった。ばらばらに散らばっていたパズルのピースが一つ一つ合わさるように、少しずつ、ゆっくりと。

だが、確実に。



そして今、その“危惧”は現実になろうとしている。

「何なんだよ?」

ぽつりと呟いた声は、いたって平穏だったと自負できる。何事にも動じないよう、無表情の極みで対応しようと銀時は心に決めた。

この男達は間違いなく新八絡みの人間であるに違いないから。


「朝から失礼します。こういう者ですが、」

黒髪の男が胸元から何かを取り出した。黒革をなめしたような手帳には警視庁の金色の紋が入っている。
開かれた手帳の写真には、『土方十四郎』と名前があった。

知らず知らずの内に、ごくりと唾を飲み込む。銀時が僅かに口を開いた。

「警察…?」

「ここに“高杉新八”が居るって事ァ調査済みですぜ。兄さん、ドア開けろィ」

いきなりの警察手帳に瞠目する銀時を尻目に、土方の横に居る茶髪の青年が扉に手を掛けてくる。その途端、彼の隣に居る土方の罵声が響いた。

「総悟っ、テメーは何でそう最初っから突っ込んでくんだ!」

その説教に『総悟』と呼ばれた青年が渋々と腕を引っ込める。彼は代わりに、ジーンズのポケットから真新しい警察手帳を引き出した。中を開いて銀時に見せてくる。

「…失礼しやした。俺はこういうもんです」

『沖田総悟』と書かれた顔写真と、目の前に居る人物の顔は一致していた。だが官服を着た写真とは裏腹に今の彼は私服なので、一見しただけではとても警察官だとは思えない。ましてや手帳を拝見したところによると、土方と沖田は警視庁の捜査一課に所属しているらしい。 言わば、刑事事件のプロだ。

その二人が、一体全体新八に何の用なのだろうか。

「…」

銀時は黙ったまま、土方と沖田の二人を交互に見遣った。


簡単に考えれば新八の捜索願いが受理された上での訪問なのだろうが、警視庁の人間がその為だけに動くとはとてもではないが考えられない。しかし、今一番銀時が気になっているのはそこではなかった。

沖田は今、新八の事を“高杉新八”と言ったのだ。その不可思議が銀時の心に大きな波紋を生んでいた。

「高杉…新八?」

確かめるように呟くと、土方が一つ頷いてくる。

「そうだ。居るだろう、中に」

顎先で部屋の中を示され、銀時はやっと我に返った。とりあえず彼等を中に入れる訳にはいかないと思い立つ。

「とりあえず外で話さねーか?」

「あ?」

のんきとも言える銀時の提案に土方の眉がぴくりと上がる。この男とは上手くいかないことを本能的に察し、銀時は沖田にくるりと向き直った。

「警察の人間が家宅侵入罪でお縄になる訳にもいかないよね、沖田くん」

言われた沖田は興味津々といったていでその瞳を銀時から土方に移す。彼は警察手帳をポケットにつっ込み、先程の銀時同様大きなあくびをかました。

「言われてみりゃそうですねィ。土方さん、近くのファミレスでどうですかィ」

「バカか総悟、何であっけらかんと賛成してんだお前は」

あっさりと銀時の誘いに乗る沖田に土方が憤然となる。だがそんな男に構わず、沖田はひらひらと手先を振った。
上司である土方を完全になめきった態度である。

「腹が減ったら戦もできやせん。こちとら昨日の晩から張ってんですぜ。それに兄さんは重要参考人だけどホシではねーや」

「じゃ決まりじゃん。沖田くん、そこのニコチン野郎と待ってて」

「何だコイツ、どこまで失礼!?」


着替えてくる、と扉を閉めた銀時の後ろで、土方の憤慨した声が聞こえた。



―――…


「ふーん…」


時刻はもうすぐ昼になるという頃合いだろうか。簡単な書き置きを新八に残して部屋を出た銀時は今、土方沖田の二名とテーブルを挟んで真向かいに座っていた。側には空になったチョコレートパフェの容器が二つ山を成している。

三つ目のパフェの山をスプーンで崩しつつ、銀時は土方の話した内容を頭の中で反芻していた。


「つまり、お前が匿ってるガキはその高杉の弟だ。弟と言っても血は繋がってねぇが」

その思考に割り込むように、土方の声が降ってくる。銀時はひょいとスプーンを空に翳した。その先を土方に向ける。

「それは分かったけどよ。どうにも信じられねーなァ、あの新八がそんな野郎の弟なんて」

「こっちだって、あのガキが記憶喪失だっていう兄さんの証言は眉唾もんですぜ」

横から沖田が口を挟んでくる。さすがにこの二人には言わざるを得ないと感じたのか、銀時は割合素直に新八の事を証言していた。否、隠し立てをするつもりもなかった。

ただし、新八の精神状態と、彼が零した『兄さん』の一言以外ではあるが。


「ま、そうだろうね」

己の証言を俄かには信じ難いという沖田の意見に、銀時がこくりと頷く。一口クリームを掬って、口に運んだ。
そんな銀時を見て土方が苦々しい表情を作る。

「悪い事は言わねェ、あのガキから手を引け。野郎…高杉もガキを探してんだ」

苦い表情を崩さぬまま、男は煙草を燻らせる。その言い草にピンとくるものを感じ、銀時は土方をつついてみる事にした。

おそらく、新八が言っていた『兄さん』とは、高杉晋助という男の事で間違いないのだろう。


「悪いけど、乗りかかった船を降りられる程俺は安くできちゃいねーよ」

「兄さん、その割にはファミレスのパフェで話をする気になってますぜ」

「糖分は別口だ」

真顔でツッコミを入れてくる沖田に一言返し、銀時は再び思案に暮れた。
そんな男に対して、土方が苛立ったように己の髪を掻き混ぜる。

「バカが…高杉の事を全く分かってねぇ。テメーがガキにどんだけ入れ込んでるかはいいとしてもな、野郎はまずい。下手すりゃ殺されるぞ」

穏やかでない話に、一瞬だけ銀時の瞳は僅かに見開いた。だがすぐに冷静を取り戻す。

「何で断言できる?」

声を潜めて聞く銀時に視線を向け、土方は緩やかに紫煙を唇から吐き出した。何かを思い出すように目を細める。

「野郎は中国やロシアにも抜け道を持ってる。テメー一人消すくらい朝飯前なんだよ」

「薬に殺し、海外のバイパス…まるでマフィアじゃねーか」

「マフィアみたいじゃねーよ、本物のマフィアだ。しけたヤクザなんざ足元にも及ばねェ…だからこっちはてぐすね引いてガキの足を捕まえたんだろうが」

はっ、と吐き出すように笑った土方の口調には軽い自嘲が含まれていた。それだけ高杉の事を追っているのにまるで尻尾を掴めない己への憤りもあるのだろう。

だがそれほどに言われても尚、銀時の困惑は深かった。

(…新八が、奴の弟?)


不意に新八を保護した時の事を思い出す。彼は着の身着のまま、どこからか逃げて来たように裸足で倒れていたのだ。そして名前を“志村新八”と名乗った。彼本来の高杉姓ではなく。

その意味、そして、その理由。


それがもし、少年が義兄の元から逃げた故だとしたら?


(…記憶喪失を引き起こした原因は、間違いなくそいつだ)

散らばっていたパズルのピースが収まるべきところに収まるのを感じる。新八を包んでいる霞のようなものが徐々に薄れ、晴れていっている事すらも。


それなのに、遂にたどり着いた答えは銀時の表情を一向に晴れさせる事はなかった。



-----


何かどんどんシリアスになる。銀さんが何か確信に近付きつつあるところで、また次回に続きます。

更新の事やアニ銀感想


とりあえず昨日のアニ銀の新八の全身タイツはけしからんと思いました。後ろから見た図とかめちゃくちゃヤバくね?新八の腰!新八の尻!(黙ってて下さい)

思いがけず太い首筋も、あえてすんなり描かれていた股間部も、何もかも良かったぜ…!あんなに卑猥なものを6時台で放送しちゃうテレ東。

つーか、昨日の前半部はハンパなく銀新だった。『パンデモニウムさんが能登さんかィィィ!!豪華ァァァ!!』という吐血はさておき、そのパンデモニウムさんに頬を赤らめる新八。何かもじもじし出す新八。背景がキラキラになる新八。

可愛い以外何物でもないだろうが!嫁か!嫁です(自問自答)。

あと銀さんはちょっとうるさすぎたよね、明らかにパンさんに嫉妬してんだもの。

何かあの呪法デスマッチの後に、

「へー、お前のファーストキスに銀さんはカウントされてないんだ。いいよ別に、どうせ俺なんて新八にとっちゃあ踏み台なんだろ?そんなにあの魔物が大事ならなァ…俺の屍を越えていけェェェ!!」(泣きながら)

「意味分かんねーよ、何なのアンタ!?」

と拗ねる銀時と、困惑する新八を801レーダーで受信いたしました。坂田さんはアレだよ、お通ちゃんFC編でもそうだったけど、新八が好きな子に対してちょっと大人気なさすぎだと思う。そういう大人好きだけどな!(好きなんかい)で、そうやって責められつつ、新八は坂田さんにチューされればいいんじゃないかな(結局そうなるんかい)。


「アレと間接キスか…」(何とも言えない表情で)

「うるさいですよ銀さん、パンデモニウムさんの事を悪く言わないで下さい!」

「お前こそうるせーよ、もう黙っとけ」(ムッ)

で、この後は色々あるといいんじゃないかな。うん。エロ的な何かがあると思うよ!

つーかユカリ、こういうパターンでエロに行く流れが好き過ぎだろうと(分かってんのかい)。本当に何かこういう流れ好きだよなァ。基本坂田さんは新八の横に居ていいのは、自分か娘かお妙さんくらいだと思っているからね!(断言)あと、ユカリがむっとしている銀さんが大好きだからね(お前かい)。攻めの嫉妬でご飯三杯いける口です。おかずが新八ならどんぶりでいけますね、うん(真顔)。

そういう趣向の話はどうでもいいとして、昨日は神楽ちゃんの無茶苦茶ぶりも見られたし、道満はやっぱり可愛いしで、大変いい回でした。

あっ、今日は更新もしました。二週間くらい前に書いてた代物なんだが…書いていた時はノリノリだっただけに今読み返すと恥ずかしいですな(おいィィィ!)。ああいう学園ドタバタコメディを読んで触発されたはいいものの、みたいな。しかしながら最近総悟にいやにときめきます。

総悟くんにときめいて堪らないんだが、どうしてくれようか(どうもすんな)。

何かさ、本当に沖田青年の不思議な魅力というのはアレですね、大人と子供の境目を漂う年齢というか、あんだけ見目麗しいのに真選組の斬り込み隊長だとか…つまり総悟は新八と仲がいいはずと信じてやまない(そこが言いたかったのか)。

総悟が新八と仲良かったらユカリ悶えるね!いや仲いいんだよ実際。『新八くん』呼ばわりだもの(ハアハア)。お互い姉がいるという境遇とか、何か決して近くはないんだが遠くはない距離とか…つまりとりあえず公園辺りで恋を育んでみてはどうだろうか(早速CPか)。総悟の巡回の最中に新八とばったり出くわすという。で、二人して公園のベンチでアイスでも食べていればいいと思うよ。多分そんな図を見たら皆さんびっくりするよ!だって美青年と美少年が並んでアイス食ってる!ユカリなら迷わず監視するね、滑り台の影から(そこだけためらいのない人)。

お決まり的に、

「新八くん、アイス付いてますぜ」

「え、どこですか?」

「口(の横)でさァ」

みたいな、カッコ部分を隠した総悟にちゅってされればいい!新八はちゅってされればいいよ、嫁だから(何でもそうなる)。

総悟絡みなら沖土沖か沖新がいいよなァと考えます。つーか何かアニメのOPで総悟を見るのが少し恥ずかしいんだが、何コレ?恋?(聞かれても)


また話は変わりますが、最近書きたいものが沢山あります。

まず銀新…!とりあえず銀新。できればエロ。「よくも飽きねーよなァ…」という視線を今ひしひしと感じるぜ(ドMか)。でも銀新。嫉妬してエロのパターン(またか)。

だって今、圧倒的銀新のターン!!三月は銀新を沢山書きたいです。むしろおかわりィィィ!

あとは表で連載してる遊郭パロも書きたいなぁと。結構いいとこまで書けたような気がする。
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