うぶな土新を書き綴る傍らで、爛れた高新を書き殴る、そんなユカリがこんばんは(こんばんはじゃない)。
いや、どっちも好きだから。どっちも違った良さがあるから、だからどっちも好きだから。選べないから、どっちの新八も好きだから(分かったから)。新八くんの素直具合も、まったく違いますよね。
何だろうか。土新だとどうしてもふわっふわになってきますから、ふわふわに甘くはなってきますから、新八も土方さんにいたって素直です。キュン!土方さんは皆の土方さん、ユカリの中では安定の土方さんです。キュン!
高新だとどうしても殺伐としてきますから、つか割りとぐちゃぐちゃな不倫ですから(待て)、背徳と倒錯がハンパないですから、新八も関係性の不明瞭さにどうしようもなく切なくなってたりします。キュン!
晋助は……まあ、晋助です。色んな意味で晋助です。キュ、キュン……?(いや無理すんな)
無理よね。無理よ。晋助と土方さんはさ、比べられねえ(マジ何気酷い)。晋助はさ、ユカリの中では、『相当好きだけど、好きなんだけど訳分かんねえカテゴリー』だからさ(どんな)。こうしたいとか、ああしたい、とか特にはない。野郎は野郎っていう。野放しですよ。何か殺伐として、荒涼としたカテゴリーです。でも晋助は好きだよね。うん。
坂田はね、『好きだけどさ、やっぱり一番訳分かんねえ男だなお前』カテゴリーですよ(だからどんな)。いや、一番訳分かんないっしょ。あの男は。主人公なのにね。人の心には寄り添おうとするのに、自分の心にはあまり寄り添わせない、そんな坂田さんですよね(萌え)。坂田がねえ、一番魔性の男かと思いますよ。悪い男だよ、あれは。何せ、人たらしでしょ。大切なものをどんどん増やすしね。際限なくね。晋助とは違うよなあ。
そういうとこをね、高新で抉りたいですよ(出た!)。
「テメーじゃどう足掻いても銀時の一番にはなれねえなァ」
とか、無駄に新八に言うんだろうな、晋助(相変わらず手酷い)。晋助はさ、新八に確かに慕情を抱いてるんだけど、痛め付ける時は徹底的に痛め付けるからね(萌え)。でも新八もそんなん分かってるしね。それでいいって言うか。でも晋助に言われるのが嫌って言うかね。
「……そんなの、アンタに言われるまでもなく分かってますよ。今更です。銀さんの悪口言うと、怒りますよ」
でも、こうは言ってもこの銀新はできてないからね!できてないけど、新八の中の“銀さん”は絶対じゃん。銀新は公式で銀新、そんなレベル。ようは肉体関係がないだけ、そんなレベル(間違った捉え方)。
こういうこと言われたら、晋助は悦ぶと思いますよ。昏い悦びに打たれますよ、色々歪んでるから。
「気丈なこった。テメーの一番はいつでも銀時じゃねェか」
と。特に感情の揺らめきもなく平淡に言いますよね、キュン!(今ようやく!)
「勝手に決めないでもらえますか。僕と銀さんは、そういうのじゃないんです」
目を伏せ、静かな怒りを滲ませる新八。
「それに……こういうことはアンタとしか、しませんし」
……。え?
最中の会話だったんだコレ!(うん!)いや、マジ殺伐としてんなあ高新。好きだ。こういう会話をしながら、晋助は新八の着物をはだけさせているんだろうね!鎖骨に噛みついたりしてるんだよね萌え!(早い)
いいねえ。こういう、互いに実のない会話してる高新。互いに好きな気持ちを押し止め、ギリギリでかわして、なぶりあってる感じ。不倫っぽくていいね(色々間違ってます)。
とんだ高新を披露して終わりますね(さっさと!)。