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パロ的な

何かさ、やっぱり遊廓パロ好きなんだよね(唐突だよ)。そんでさ、遊廓パロの高新読みたいんだけどどうしたらいい(真顔だよ)。晋助が新八を見初めてから身請けまで、ですよ。当たり前ですよ(何が)。

何かね、新八は特に売れてる娼妓ではないのね。むしろお茶を挽いてますよ(売れてない)。地味だしなー僕、とか思ってんのね。でも見世にいたら何やかんやでご飯は食べられるし、着るものも寝床もあるし、って、結構諦めてる子なんですね。

で、晋助はフツーに男もイケるたちなんで、たいてい女抱くんですけど、たまに気が向いたら男も試してみる、そんな野郎なんですね(いや何てこと言い出すの)。ある晩、ぷらぷら花街を冷やかしてたんですね。晋助は金持ってるんで(ボンボン)、花街ではモテんだろうさ。野暮はしなそうじゃん。

時刻は真夜中過ぎですよ。そんな時間まで張り見世に出てるのなんて、売れてない子ばっかりですよ。新八もいつものごとくお茶を挽いてるんだけど、突然上からかけられた声に顔を上げると。

「こんな時間まで残ってるなんざァ、ろくなガキじゃねえなァ」

くっく、と喉を震わせ、煙管を咥えた隻眼の男が居まして。

「……そうですね、たぶん、ろくな商品じゃないんでしょうね」

紅殻格子に隔てられ、会話をする二人。

「どうして売られた」

ふう、と煙管をくゆらせからかう男に対し、

「身の上話は、お客さんにしかしません。アンタに話しても意味ありません」

つんと顔を逸らす新八。

「いい根性してんなァ、クソガキ」

「そりゃ長年こんなとこにいたら、根性逞しくもなるでしょうよ」

「テメーみてえなのを買う男がいんのかねェ」

「たまにいますから、ほっといて下さいよ」

まだそっぽを向き続ける新八の態度は、完全に客取る姿勢ではないんだけど。ほう、と頷いた男はまた低く笑い、

「物好きも居たもんだ」

と。

「何なんですかアンタ、買わないならどっか行ってください」

「買うなら問題ねェって?」

「いや、いいですよ。アンタ何かたち悪そうだし」

ますます眼鏡の奥の瞳を冷たくさせる新八くん。

「テメェみてーなガキがいるから、ここは面白ェなァ」

「いや、ちょっ、聞いてる?僕の話聞いてた?ねえ、聞いてた?」(真顔)

思わずツッコミ入れる少年に、晋助は、
「一晩買ってやらァな」

ニイと唇を歪めますね。

「……は?」

「お前の下らねェ手管を見てやってもいい」

“手管”とは。
ああ、さっき己が言った身の上話のことか、と新八の頭をかすめて、

「……あの、アンタもたいてい物好きですね」

はあ、とため息を深くひとつ。




恋の始まりです(いやどの辺)。

何だろうね。高新てこういうの似合うよね、本当に。身体から始まる関係が似合う(片寄った視点)。何か客と色子の関係なんだけども、中身は対等っぽいと萌える。新八もまあ、ほんの子どもの頃から見世に居たんで、たいていのことはできますから。性的な手管を持っていますから(みなまで言うこと?)。でもまだ子どもではあるんで、身も世もなくなったりします。褥でね!

結構ね、通うんじゃないかなと。晋助は通うな。出会いが最悪なんで、口喧嘩?つーか謗りあいは常日頃なんだけどね。でも、もう来ねえ、とか捨て台詞吐きつつ、またも来るんでね。晋助は(そういう奴だよなマジ)。

新八も「もう来ないで下さいよ、マジで」、とか言う。「アンタ来ると後始末が大変ですから、身体の」とか言う。「一応ね、商売道具ですよ」とか言う。結構本気の目で言う(新八!)。

でも晋助も、「テメーの稼ぎは俺から出てんだろうが」とか言う。結構バッサリ言う。「色子風情がよォ」とか、わざと蔑むことを言って、新八を抉る抉る。何だろ、甘噛みではなく本気で噛み合うくらいの口喧嘩してます、大抵は(待てオイ)。

性格は最高に合わないが、セックスは合う、そういう二人ですよ(最悪な説明ありがとう!)。

この時点ではまだ、晋助も身請けは考えてないだろうな。いや考えてんのか?でも新八も拒否るだろうし……(拒否るんかい)。どうやって身請けまで持っていくのかな。


考えてるうちに楽しくなってくるな。高新ラブ!
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