けんちゃんに痛いくらい掴まれた。
今さら私に何の用があるというのかしら。
『僕はねーさんとずっと一緒にいたいんです! ホントです!』
まだそんなこと言ってる。
だんだん腹がたってきて、
ガマンしてたものが爆発した。
『私だって、けんちゃんと一緒にいたいよ!
ずーっと一緒にいたい。
どこにも行ってほしくない。
けんちゃんが遠くに行くなら私もついて行きたいの!』
なりふりかまわず泣き叫んでしまったんだと思う。
気付くと
しゃくり泣きしながら、
けんちゃんに抱きしめられていた。
さっきまで、
けんちゃんの涙を拭ってた私が、
今度はけんちゃんに
涙と鼻水を拭いてもらってる。
バカな男と女の、
情けない姿が 露呈されたカタチとなった。
でも、
この時口から出た言葉は、
きっと私の本心。
頑張って夢を叶えて、
とか
他に好きな人が出来たら、
私のことなど忘れてね、 とか…
もっともな事をたくさん言ってきたけれど、
全部キレイごと。
きれいごと・・・ちがうよ
けんちゃんの未来を願っていたよね
複雑な気持ちだろうけど
無理して自分の気持ちをおとしめないで
ぷくぷくちゃんの本心ぶつけて
それでよかったと思うよ
バカな男と女なんかじゃないよ
本心は、いざって時にしか出てこないのかもしれません。
普段は自分でも気づかなくて、蓋をして。
でも、どんな形でも、言えたってことに意味があると思います。
恋人同士でも、何でも言い合えるのが全てじゃないけど、相手を想う建前と、二人のための本音、
なんか、正解がないから難しい(´・ω・`)
年上は、色々と考えてしまうものです。それが、人生経験なのかもしれません。
けんちゃん、しっかりして〜
ぷくぷくちゃんだって
辛い思いしてんのに〜(-ω-;)
たてまえは、ダメだよ(涙)やっぱり、強がりも我慢も、
えーカッコしいも、ダメ。自分に素直にね(^o^)v