お友達との旅行から帰ったNさん。
夕飯を食べて帰れば?って誘われたのに
『オレ、明日仕事だから。』
って、サッサと帰ってきてしまい、
私とラーメンを食べに行った。
少しお喋りをしようと、
人気のない所に車を止めて、
嬉しそうに、
旅の話をするNさん。
『それでね、
お土産があるんだ。』
と、
小さな箱を取り出した。
『ぁ、クッキー? ありがとう(^^)』
『食べる時、気をつけてね( ̄∇ ̄)』
パッケージをよくよく見ると、
中に激辛クッキーが混じってるって。
『えーーーーっ!(^0^;)
ちょっと、今食べてみよう。』
どんな辛さかわかんないから、
Nさんが自販機でお茶を買ってきてくれた。
恐る恐る顔を見合わせながら 1枚ずつ…
『セーフ( ̄∇ ̄)
もう1枚いこ!』
クスクス笑いながら口に入れると、
『やだ〜っっ! 当たり!(≧∇≦)』
辛いのが当たって悶絶する私。
二人で笑い転げた。
『このクッキーはオマケね。
ちょっと面白かったから…
ホントはこっちがメイン。
何だかわかる?』
プニプニ…
『わかった! 石鹸!(・∀・)』
蒟蒻の石鹸だった。
『なんだ、知ってたのか。
美味しそ〜! ってパクッといっちゃうかと思ったのに(^^;)』
お店には行ったことあるけど、
持ってないの。
しかも、私の好きなピンク。
いつも、
喜ばせてくれてありがとうね。
ふたりともドライブが大好きだから、
デートの時はかなり遠出する。
100qや200q どうってことはない。
ま、
ほぼほぼNさんが運転するんだけど( ̄∇ ̄)
彼の車は『走り重視』なので
燃費はあまりよくない。
だから色んな細工をしたり、
優しい走りで燃費を伸ばす努力はしてる。
先日の旅行でずいぶん距離を稼いだから、
燃費も上がっていた。
『おっ! 燃費が…
あんまり見たことない数字になってる(^-^)』
『ホントだ!
助手席が軽くなったから…
私のおかげだよ(・∀・)』
『軽くなったの…?( ̄∇ ̄)』
『うん、
今朝ご飯抜いてきた!』
『そ、そう( ̄∇ ̄)』
そんなことを言いながら、
チョコレートを頬張ってる。
『でも
ぷくぷくさんは、今日も燃費悪そうだね。笑』
Nさんは昨日から、
お友達と一緒に1泊旅行に行ってる。
こないだ私と行ったばかりなのに、
今週は2回も旅行してんの。
『あいつらと行くより、
ぷくぷくさんと一緒にいる方がいいのに…(´-ω-`)』
渋々出掛けて行ったけど、
私と付き合い初めてから、
ちょっぴりお友達との関わりが減ってきてる気がするから行ってもらった。
『付き合い悪い』って思われたらイヤだしね。
私は、面白い土産話を待ってるわ(*^^*)
Nさんと、
初めて訪れた南予地方。
とっても遠いので、
今まで行く気もしなかった場所だけれど、
泊まりがけなら…と、
足を延ばしてみた。
宇和島城や、
見晴らしの良い九島。
南楽園や宇和海展望タワー。
外泊(そとどまり)の石垣の風景。
外泊なんて、
その存在すら知らなかったんだけれど、
Nさんは
以前訪れたことがあるらしくて、
車を止めると
『こっち来てみて!』
と、海のそばに連れてかれた。
海を覗き込むと、
その透明度に感動しちゃって…
底までくっきり見えるし、
魚もたくさんいて、
海底はウニで埋め尽くされてたの。
観賞魚みたいな鮮やかなブルーの魚とか、
かわいいフグまで見られた。
驚きでひたすらキャーキャー言ってる私。
『オレも初めて見た時感動してね、
ぜひぷくぷくさんにも見てもらいたかった
(*^^*)』
沖縄の離島とか行かないと見られないと思ってた美しい海。
なんだ…
車で来られるじゃないの。
『連れて来てくれてありがとう!
Nさん、ひとつお願いがあるの。』
『ん? なに?』
『また連れてきて(o´∀`)b』
Nさん、
ハンドル握りっぱなしで大変だったと思うけど、とっても頑張ってくれて…
今頃 爆睡してるかな(^-^)
私も助手席で喋り過ぎちゃったから、
今夜は早々と寝よう。
楽しかった旅を思い出しながら…