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もっと聞かせて。




『困ったな…』





『なぁに?』






『こんなに好きになっちゃって…

どうしよう(^^;)』









その言葉だけで私、

もう 消えちゃってもいいわ。







ぁ、

ダメ。




もっとそういうの聞きたいから、



消えるわけにいかない。





もう一回言って。

Don't  touch ぱい!

『お疲れさま〜!』

夜、
Nさんと会う時は必ずこう言う。



『ガン検診、どうだった?』



『それがね、聞いてよ〜(;・д・)』



会うなり文句を言った。




『まったく、人のおっぱい何だと思ってんのよ( ̄。 ̄;)
これだからマンモグラフィー嫌いなの!』




Nさんは、
私の説明が面白過ぎると笑っている。

笑い事じゃないのに。



『ほら、このチラシにセルフチェックのやり方も書いてるよ。』



『それはオレがやってるから大丈夫!』



『でも、3〜4本の指で…って書いてある。

Nさんは5本使ってるから間違ってるわよ
( ̄∇ ̄)』




しばらく乳がん検診の話題で盛り上がった。





おっぱいひとつで
こんなに楽しく会話できるって、

なんて平和で幸せなことなんだろう。






そういえば、

いつも私の胸もとに伸びてくるNさんの手。




今日は触ってこないわね…
なんて思ってたら、



マンモが痛かったと大騒ぎしたもんだから、

触ると痛がると思って遠慮してたみたい。




生理前に、
おっぱい張って痛い時も、

Nさんはけっこうガマンしてたりする( ̄∇ ̄)





かわいい。

誰かのため

婦人科検診を受けてきた。

セットのガン検診。



乳がん検診は

実は10年ほど受けていなかったから、
とっても不安。





自分がケガをしたり
病気をしたとしても、


自分だけが痛みに耐えればいい…



そう思ってたけれど、


痛いのは自分だけじゃないんだよね。




母が病気をしてからわかった。


母と一緒に、

父も私も痛みに耐えている。



特に父は、
たまらない気持ちで毎日を過ごしているんだろうな。





私に何かあれば、

きっと両親や子供たちや、


Nさんにも心配をかけると思う。





もう若くないし、 無理はきかない。



体のメンテナンスをきちんとしよう。





大切な、誰かのためにね…

『月がきれいですね』

先日ラブホで見た映画は、

家に帰ると奥さんが死んだふりをしてる…


あの映画。




邦画にはあまり興味なさそうなNさんが、

珍しく『気になる』と手にした1枚。



二人の大好きなヤスケン出てるし、
見てみよっか…って。



けっこう面白くて、
Nさんの膝を叩きながら爆笑した。






その数日後。




そろそろ帰ろうと
Nさんの車を降りたら、



『わっ、すごい!  月が明るいよ。』




『うわ〜!キレイね(*^^*)
なんか、明るすぎて恥ずかしい。』





寒かったから空気も澄んでて

まるで夜明けのように明るい月夜。





手を繋いで月を見上げてたら、

映画の台詞を思い出した。







『Nさん!』



彼の首に手を回して、
耳もとで囁いてみた。






『月が きれいですね。』






Nさんも、
すぐに映画のことを思い出したのか、

クスクス笑いながら
ギューッと抱き締めてくれた。






『ちょっとー、
Nさんも言ってよ(;・д・)』




『え〜っ(^0^;)

月が きれいですね。』





やだ、
無理矢理言わせちゃった?笑








I love you よりも

気持ちが伝わる言葉を私たちは持ってる。



日本語って、ステキね。







『月が きれいですね』





あなたは、
この言葉を誰に贈りますか?







ひとりにしないで

母の病気の話をしながら、


他人事ではないね、
私たちも健康でいないと…


そんな話をしていた。



Nさんの奥さまだった人は、
婦人科系の病気を経験してる。



だからNさんは、
私に検診を受けるようにすすめる。



『来週、検診の予約を入れたから行ってくるね。』



『そうして。

オレの触診だと今のところ異常ナシだけど。笑』





『この先生はヤブ医者だから、ちゃんとした所で診てもらいます( ̄∇ ̄)


Nさんもタバコ吸ってるんだから、
体に気をつけてよね。


そうそう。
ひとつ、お願いがあるんだけど…』





『お願い?』





『私より先に死なないでね。
ひとりぼっちで悲しい思いをするのはイヤだもん。』




『オレだって残されたらイヤだよ(^^;)


ぁ、じゃあ〜、

同時にコロッと逝けばいいんじゃない?』





『そうね!

手を繋いで三途の川を渡ろう(^-^)




イチャイチャするな!

って叱られて、あの世の入り口で門前払いされたらどうしよう?』




『仕方ないからこの世に戻れば?笑』






何だかバカバカしい話ばかりしてたけど、


健康はお金で買えないもの。




私をひとりにしたら、

Nさんを恨むからね( ̄∇ ̄)









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