今日はあぶ新妄想に明け暮れて一日が終わりそうなユカリです。あぶ新っていいですよね。
私が思うに、あぶ新は切ない感じがするな。二人とも好きなんだけど、最後は結ばれないというか。そういうの本当好きだなお前っていう話なんですが(全くだ)、だってそう感じてしまうんですよ。
阿伏兎と新八だったら、吉原でああいう出会いをしていなければ間違いなくいい関係を築けそうな二人だと思う。前も書いたけど、例えば阿伏兎が春雨の幹部でもなく末端の団員として、地球(江戸)を活動媒体として仕事していると考えてみる。だから阿伏兎は素性を隠し、一見普通の(普通か?)オッサンとして新八の家の隣家に住んでみたらどうだろう。奥さんを早くに亡くしたとかいう設定で。
新八は父上を幼くして亡くしているから、阿伏兎のことも気にかけそう。もう父性愛、親子愛みたいなもんもあぶ新には含まれてそう。だって新八は作りすぎた肉じゃがを普通に持って行ったりしそうだもん!(いいな)
つか、阿伏兎の包容力がハンパないものね。阿伏兎の包容力だったら、神威くんの無茶振りをいつも全力で受け止めている阿伏兎なら(萌え)、父性愛か純粋な恋かで揺れる新八の心も難無く受け止めてもらえそう。何かの本で読んだことですが、本当の包容力って、やっぱりオッサンにならないとないものなんだって。自分はここまでなんだという限界を知り、無為の時を過ごしたからこそ包容力は生まれてくるらしい。
若さとは人を傷付けるものだし、若さとは自分を誇示したいもの。そうやって若い時にめちゃくちゃやって、やり尽くして、『ああ、俺はここまでか……』と悟った時に初めて少年は大人になれるそうです。
そう考えると坂田や副長なんてまだまだ子供みたいなもんで、可愛いとすら思いますな。だってあの人達、めちゃくちゃをやり尽くしてないもん。だから晋助なんて、中学生?みたいなもんっスよ(謝れ)。中学二年生?みたいな(早く謝れ)。
でも阿伏兎だったらそういう意味から見ても包容力は抜群だしね、新八と穏やかな愛を育めると思うんだけれども。新八は阿伏兎と徐々に仲良くなってから、
「阿伏兎さんの亡くなった前の奥さんて、どんな方だったんですか?」
とか聞けばいい。阿伏兎はちょっと言い淀みつつ、
「そうさな、一言で言えば狂暴だったな…」
とか、どこかの前髪ピョコンな団長の顔を思い浮かべつつ言えばいいよ(兄貴!)。でもこの会話を兄貴に盗み聞きされていたら大変!
「へー、俺って阿伏兎の中では死んだことになってたんだ?」
とかニコニコ笑いつつ、容赦なく阿伏兎を組み敷きそう。だけれどそれも美味しい(オイ)。極めて美味しいけど、かむあぶは大好きだけど、今はあぶ新の話だからひとまずかむあぶは置いておこう。
で、そう聞いた新八は少しせつなくなるといいな。
(聞かなきゃ良かったな…)
とか思ってるといい。まだ阿伏兎への恋心には気付いていない新八。阿伏兎の家の小さな縁側に座って、二人で茶でも飲みつつ話していればいいよ。
あぶ新って何気に穏やかな愛を育めそうだと思うのは、私が阿伏兎を大概受けだと思ってるからか?
でも、うーん、やっぱりこの話のあぶ新も結末は上手くいかなそうだ。だって兄貴が阿伏兎の心に芽生えかけた新八への想いを許す筈がないもん!(やっぱり兄貴)
兄貴は阿伏兎の心を占めるのが自分以外のものだとしたら、それを全力で排除しそうなんだよな(ゴクリ)。だから阿伏兎も地球以外の星に飛ばされることになっちゃいそう。
そうやって阿伏兎が引っ越すことを知った新八はとても悲しくなるんでしょうね。そして少し目を潤ませる新八を抱き寄せ、抱きしめる阿伏兎。その胸に顔を埋めて少しだけ泣く新八。それが二人の最初で最後の抱擁となる訳です。
それで翌日、阿伏兎を見送ろうと阿伏兎の家に行く新八ですが、そこはもうもぬけの殻なんだよね。そして誰もいなくなった家の中を見渡して、
「僕、阿伏兎さんのことが…」
って、そこで初めて阿伏兎に抱いていた自分の恋心を知る新八とか(キュン)。ひと夏の恋みたいな、そんな甘酸っぱさを含んだ話になりそうだ。いいね!
向日葵に水をやっていた新八が、庭の垣根越しに、起き出してきた阿伏兎に挨拶するのとか見たい。それでけだるそうなオッサンに何故かドキリとして、じょうろを落とす新八もいい。阿伏兎の家に新八がスイカを持っていくんでもいいし。
安西先生、そういう関係を育む二人が見たいです…!