*容赦無くネタバレ含みます*






今回の展開は前半が本当にキツかった……特に晋助が後ろから刺されて首を斬られたシーンですね。思わず口に出して「晋助?!?!」って言ってた。心臓がめちゃくちゃ痛かった。


それでも晋助はまだ立ち上がるのですよ、けどそれは己が身に流れる虚の血がそうさせているんじゃない。晋助は、いや晋助と銀さんと桂さんは自分たちの意志で今ここに立っているのだと。ここまで来たのだと。

己の魂のど真ん中をぶち抜く真っ直ぐな刃のおかげで、今こうして晋助はここに立っている。銀さんと桂さんと一緒になおも戦い続けている。

肉体に流れる血の因果により、そしてその不死の血が体内を巡っているからこそ、たしかに今の晋助は生かされた。でもその魂の核となっている部分、晋助を形作っている部分は決して虚の因子でできている訳じゃない。晋助を真に生かしているのは、そんなものじゃない。


晋助を晋助足らしめている本質は、


まわり道を繰り返し続けながらも足掻いてもがき、銀さんと激しくぶつかり合って邂逅し、生と死の螺旋の中でもがいていた兄弟子の死をそっと看取り、鬼兵隊の仲間達と共に何回も己の死すら覚悟し、それでも尚も諦めなかった、

決して手放すことをしなかった、

絶対に諦めなかった、

そんなアイツが護り続けている魂。

それは色んな事を乗り越えてきた晋助が……“今の”晋助が、自分自身で見つけたものなのだよなァァァァァァあああああ最高に晋助が好きです!!(机をひっくり返しつつ)

もちろんそれは晋助だけの力でなく、銀さんや桂さんやもっさんや、鬼兵隊の仲間が居たからこそ、晋助が自分の持ってる魂の本質に気付けた部分も大きいのだよね(本当に)
お前は独りじゃない。お前は独りなんかじゃないんだぜ、晋助。

つーかアイツぁ紅桜でどんぱちやってた頃から全然周りの仲間に恵まれてるし(万斉さんもまた子ちゃんも武市パイセンも似蔵もいるし)、何より晋助は寂しがり屋さんだもんね。晋助は寂しいと死んじゃうし(うさぎさん?)


でもさ、紅桜の頃の晋助は言ってたでしょ?

「俺ァ自分の目的の為なら仲間があぜ道に転がろうが構やしねェ(意訳)」

確かに言っていた。気のおけない仲間に囲まれつつも、いつもどこかアイツは独りで戦っているようだった。それが見ていてとても辛く、そしてその孤高の背中に新八くんをそっと添える妄想をすると……たまらなく萌えだった(最後)

そんな晋助が……ね?!

そこまで言っていた晋助が、あんの天邪鬼男が、唯我独尊男が、今となっちゃ仲間と共にほんとうの最終決戦に挑んでいるのですよ?!何それ!お前ずっる!かっこよすぎてずりーよ!!!

つか今回の展開が胸熱過ぎて高杉オタは滅亡だよォォォォォォォ!!??(オギャー!!)


ひー!!もう晋助のそういう生き様がね、たまらんでしょうよ!?晋助の本質をまざまざと見せつけられた今回は高杉オタでしかねえユカリの魂なぞとっくにぶち抜かれてるわ!!むしろ気分的には一回死んで、黄泉返りしてきたんだからな(どんな死人)

高杉晋助という男がいる時代に生まれてきて良かったよ、私は……(ん?次元違うけど)。晋助が晋助のままで立っていられて本当に良かった。晋助の魂を燃やすもの、その燃料となる部分に今回も直に触れてね、熱くて熱くて今にも火傷しそうだぜ。ジュウジュウに焼け焦がれたぜ、でも晋助の為なら全身火だるまになってもいいです(真顔)

だって仕方ない。アイツの生き様を貫いていくっつうなら、私ゃどこまでもアイツに付いていく。

つーかただ単に真面目に晋助が好きィィィィィィ!!
わーん!!晋助が大好き過ぎるよ!!!



そんで件の晋助の激闘シーンの最中ですが、めちゃくちゃ高新あったよね?ありましたよね?(ハイ)

自分の不死の身体を盾に使えと、俺を使っててめェは先に行けと銀さんに言い(いや待って、お前かっこよ過ぎるだろ?)、
敵を抱え込むことによって自らの身体でその場に敵を留め、

「いけ」

の一言と共に、咆哮して飛び出していった銀さんを横目で見送り……(だからかっこよ過ぎるからお前)、

そんで憎き敵を懐に抱いてさ、己の心臓を敵の刃で抉られる痛みの中でも敵の心臓はすかさずぶっ刺し、そんな死闘の最中に晋助は何を思っていたか。


『こんな所でこの血……使い果たすつもりはなかったが』


今まさに不死の血が尽きかけそうな、己の命の灯火が掻き消えそうな最中でも、晋助はふっと笑うんだ。いつものように不敵に。


『それでつなげられるもんがあるなら、それも悪かねェ』

そして新八くんと神楽ちゃんのことを思い浮かべつつ、今度は少しだけ優しげな笑みを頬に刻む……

────はいはいはいっ!!ここですよここォォォォォォ!!!ここですよ、奥さんんんんん!!今から高新始まりますから、つーかずっと前から始まってんだけどね!?(ガタガタと机を前に並べつつ敬礼)

この、『それでつなげられるもんがあるなら』のコマにはちゃんと新八くんがいるんですよ!?ちゃんとアイツは新八くんのことを想ってるの!

自分の命がたとえ尽きても、自分が死ぬことがあっても、新八くんの命、その魂が未来につながれていくなら、己はどうなっても構わない。

晋助はそんなんを思ってるんだよ?!?!
えええええもうすっごい愛だよ!?やばくね、晋助の愛がもう公式でダダ漏れになっとるがな!!!

もうね、本当に凄いよね。そんな風に晋助も考えられるようになったんだよね。自分はどうなろうとも、新八くんや神楽ちゃんは護っていきたい。次世代の命を、その魂を護りたい。

そんな考えって本当に銀さんみたいじゃない?
銀さんが己の命をかけて育んできた二人の魂を、新八くんと神楽ちゃんを、晋助もまた護りたいと思ったんだよ?

それって本当に凄いことにだよね。だって晋助は言ってたじゃないか、将軍暗殺篇で銀さんのことを嗤ってたじゃないか。

「てめェがくだらねえままごと遊びでガキを二人引き連れている間に、俺ァ国取りに王手をかけたぜ?なあ銀時ィ(意訳)」

と。言ってたよ、銀さんが始めた万事屋のことを、銀さんと新八くんと神楽ちゃんがつくってきた万事屋のことを“くだらんままごと”って。アイツぁ嗤ってた。
そうだよね、アイツは確かにそういう男だったんだ。


でもね、そんな晋助が今は護りたいと思ってる。銀さんが護ろうとしたものを、護ろうとしているものを、晋助も護りたいと今は同じように思ってるんだよ。

その事実が本当にうつくしい。

アイツの魂、その核となる部分にちゃんと在る『護』が、新八くんをしっかと生かそうとしていること。新八くんの魂を次の未来までつなげようとしていること。

それって新八くんが持ってる魂のきらめきを、新八くんという人間の得難さや素晴らしさを、新八くんと重ねた一瞬一瞬の邂逅を、そして確かに新八くんと育んだ愛を、

晋助はちゃんと己の中に認めているって事ですよね?!

ええええ、めちゃくちゃいい男じゃねーか!これだから晋助が大好き!

つーか……ここに来て晋助の愛がダダ漏れ過ぎじゃない?新八くんへの愛が止まらないよね、つーか高新が公式過ぎてやばいですよ?(真顔)

やっぱり高新って、いや高新も銀新に引き続きの公式だったのですね!?まあ知ってたけどね、十年前から知ってたァァァ!!!!!!!

はーもうもう、高新が好き……!
高新までもが公式が最大手になったから、私なぞはどうすればいいのかもよく分からない。だが需要云々なんてどうでも良いからただ高新を書きたい、私の為に私の高新を書く、

てか高新を書かねば私が死ぬんでね?!それこそ私の魂が死ぬ(だろうな)


つーか今回はかなり晋助に感想持っていかれたけど、万事屋さん達がちゃんと会えて本当に喜びが深かった。銀さんが本当に嬉しそうないい顔をしてたな、そして新八くんと神楽ちゃんも戦いの最中でもすっげえ嬉しそうだった。

やっぱり万事屋さんは三人で一緒にいて欲しいし、三人でしか見つけられない、三人でいることで生まれるものをこれからも育んでいって欲しい……


んでもやっぱり次号では終わらない展開だよね、銀魂。どうなっていくのだろう