『らも』を読んでから、無性にさみしい。
結局、愛ってなんやねん。
人の気持ちというものは、どこに帰結してゆくのか。
この状態は、非常にヤバい。
眠い時間に、人に会うのはやめよう。
後日、ニッチーモとサッチーモに来日されるよりは、中国から来た陰々と滅々と遊ぶほうが、遥かにマシだっ。
物忌み物忌み。
中島美代子『らも』を読む。
小説家中島らもさんの、奥さんが書いたものだ。
らもさんマニアの友達が、読後、曖昧に口を濁していた理由が、読んでみてよくわかった。
女として、怖くて悲しい本だった。
恋という感情を、共有しあうということの魔力。
誰かのブログに、恋心を龍に喩えてあって、いい比喩だと感心したのだけれど、胸の内で、のたうちまわる龍に苦しむことで、夜叉を生み、菩薩を生ましめるのだなあと思った。
恋する時間の共有で、どんな景色を見てきたか。
しばらく、考えては落ち込むことになりそうだ。