Nさんのことも、
けんちゃんのことも全部知ってる友達ふたり。
彼女たちとは
たまに集まって食事をしたり、
近況を報告しあったりする。
『ぷくぷくちゃん、結婚しないの?』
結婚…
翌年の誕生日も一緒にお祝いしようとか、
おじいちゃん、おばあちゃんになったら…
なんて。
遠回りな話は出るけれど。
そういうの、タイミングだから。
若い時みたいな勢いもないしね。笑
『そろそろ、Nさんからプロポーズされるんじゃない? (≧∇≦)』
まったく、
他人事だと思って簡単に言うわね〜(´・_・`)
でも、
もし今そんな感じになっても
YESとは言えない。
お互い、
失敗してる者同士。
あ、
離婚を『失敗』と呼ぶのはおかしいわね。
それがあって、
今があるんだもの。
『経験』といった方が…?
結婚に拘らなくても、
今でじゅうぶんに幸せだもの。
これ以上望んだら、
バチが当たりそうで怖いわ。
『ぷくぷくさんは、
的確な助言をくれるから本当に助かるよ
(^-^)』
先日、
Nさんからこんなことを言われた。
たいしたことは言っていないんだけど。
何だか真剣に車を買い替えることを考えていたから…
あんなに車が大好きで、
拘りも強くて、
いつもピカピカにしてるNさん。
妥協して乗っても
気持ちは上がらないでしょ。
少々燃費悪くて割高でも、
本当に好きな車に乗った方がよくない?
そんな感じのことを言った。
『オカンのこともそう。
ぷくぷくさんに言われた通りしてたら、
すっごく喜んでる(*^^*)』
それもたいしたことは言っていない。
女性はお買い物好きだから
デパートじゃなくても、
ちょっと遠くのスーパーとか連れてってあげるだけでも喜ぶこと、
見た目の可愛いお菓子が好きなこと。
お布団干しなんか、わりと重労働だから
手伝ってあげてね! とか…
私のアドバイス通り忠実に実行してるNさん。
備えとして
保険証や診察券、保険証券のありかを把握しておくこと。
生年月日や既往症を確認しておくこと…
私が母にしてることをそのままお伝えしただけだ。
今日Nさんは、
一日じゅうお母さまの買い物や美容院に付き合ったって。
すごい!
Nさんは、男の兄弟しかいない。
お母さまは時折、
『娘を産んでたらよかった…』
とボヤくらしい(^^;)
でも、
娘も色々いるからね。笑
そして私は、
明日 母と一緒にショッピング。
最近、
やっと自分から 出かけたい!
と言うようになった。
よい兆候。
話題:ほんのりえっちなお話。
DVDをレンタルして、
いつものホテルに入った。
Mr.ビーンが大好きな二人。
意見が一致して、ローワン・アトキンソンの作品を借りた。
ボーッと見てても笑えるから。
一緒にお風呂で温まり、
お菓子をつまみながらDVD鑑賞。
そしてベッドに潜り込む…
いつもの流れ。
『お昼寝しよう。』
『うん。
私、眠いの。 イタズラしないでね。』
『もちろん! おやすみ(^-^)』
Nさんの腕枕で寝るフリをしてたら、
彼の手や唇が、私の肌を滑りはじめた。
優しくて、
愛おしくて、
力強い。
年齢を感じさせないそのスタミナに、
置いてきぼりにならないように…
(そろそろ終盤かな?)
『ぅ、、 ヤバくなってきた』
Nさんが体勢を変えようと動いたその時、
『あっ! 大丈夫?』
『うん、、なあに?』
『血が…』
生理は、
つい先日終わったはずだった。
毎日 基礎体温も測ってるけれど、
歳のせいかリズム狂うのよね〜(´-ω-`)
『大丈夫?
痛いのガマンしてたんじゃない?』
当然、私は痛くも痒くもないんだけど、
Nさんが慌てちゃって
『どう? 立てる?』
とりあえず、
バスルームで血まみれの体を流してくれた。
シーツの汚れた部分を避けて
枕を並べ直すと、
私を寝かせてくれた。
急に病人みたいな扱い…
『大丈夫? 痛くない?』
私を抱き締めて体をさするNさん。
『痛くないよ。』
『ぷくぷくさん貧血だろ?
あんなに出血してしんどくない?』
一番いいところで中断してしまったのに、
私が何ともなくてよかった…と、
ニッコリ笑うNさん。
申し訳ない気持ちでいっぱい。
『ごめんね、 途中で。』
『オレは大丈夫。
次に取って置くよ。
この歳だとずいぶん量も減っちゃったから、ちょうどいい( ̄∇ ̄)』
私、
Nさんでよかった。